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備忘📝 ゲームを通して感じた選択肢のあることの歓び

日本に生まれたことを誇りに思う瞬間、
いろいろありますが、

日本のアニメやゲーム
当たり前のように楽しみながら
生きてこられたことを
本当に感謝します。

鳥山明先生のニュース、
お会いしたこともないのに
心の一部がぽっかり空いた感覚を覚えました。

すごく人間味たっぷりで
勢いに満ちたキャラクター達
そして、先生ご自身の
ずっと創作を続ける姿勢の素晴らしさ

かっこよかったです、
ありがとうございました。


そんな始まり方から
話をどんどん脱線してしまい恐縮ですが

ちょうど、今朝は
哲学者の谷川嘉浩さんの講座
flier book campの「つくることの探求」
の予習会がありました。

予習の内容は、次回の課題書である
渡邉康太郎さん著 
『コンテクストデザイン』

についてでした。


コンテクストデザインは大好きな本で
何周か読み
音読で読み進めたこともあり
特別な思い入れのある本です。

その上で、今回新たな感覚や
自分の感想を探しながら
読み進めて、下記のような解釈になりました。

コンテクストデザインとは?
“遊びたくなるおもちゃ”をつくること
“遊びたくなる場”をつくること

桃の解釈:コンテクストデザイン

つまり、どうゆうことか?

コンテクストデザインの文脈でつくられたMessage in soapを例に挙げてお話します。


Message in soapとは、
石鹸の中にメッセージを隠すことで、

そのメッセージは
届いたり届かなかったり

届くにしてもいつになるのかわからず

更には、メッセージが違う人へ
誤配される可能性もあります。

そんなMessage in soap。

つくられた後に、渡邉さんのところへ
数々の方から声が寄せられたそう。

化粧品メーカーの方、文具メーカーの方、
広告代理店の方の反応がそれぞれ
記されていました。

-機能でなくストーリーが主題である稀有な例だ
-これは新たな文具・メディアである

あらゆる人の創作心をくすぐる
魔法
のようなものが込められている。

それがコンテクストデザインです。


谷川さんcampの話に戻ると、
前回の講座で向き合ったのは、
個人・ソロでの創作についてでした。

個人がどのようにして、
創作の灯をともし続けるのか、
という内容でした。

比べて、
コンテクストデザインは、
灯をキャンドルリレーのように
伝播させる創作
です。


或いは、
灯がともらないと思っていた人に、
自分はクリエーター側になれないと思っていた人に、
そっと創作の灯を届ける
もの。

(ただし、渡邉氏曰く、コンテクストデザインは優しいものではなく、なんていうかもっとパンクというか、尖ったもの)


あらゆるものを参加可能なものに変える。
余白をつくる。


それがコンテクストデザイン。

そう考えたときに、
思い出すのは遊び、ゲーム。

新たなゲームを目の前に
わくわくしてカセットをハードウェアに入れる瞬間
興奮に溢れる経験をしたことがある人は少なくないでしょう。
(昭和か令和かわからない、中途半端な時代感・ワードチョイス)

ゲームを通して、
自分の人生と違う世界を体験することを
ロールプレイングゲームと呼びますが

ゲームは視界や経験を拡張させてくれます。

例えば、
ロマンシング・サガ3は
プレイする主人公キャラが8人用意されており

ユーザーは、王様も姫も一般市民も流浪人も
王国から追われる女性騎士も体験出来て、

それらのアビリティも異なり、
出会える人も異なり、
入れる建物も異なります。

余談ですが、
街中の人や別の民族の長を
仲間にハンティングすることさえできる。

オプションの多さが
ユーザーの好奇心をブースト
させる
そんなゲームなのです。

わたしはこのゲームを通して
実際の人生でも、
できる限りいろんな視点・視座を
体験したい!
と思うようになり
深いルーツとなっています。


美しい世界にイマーシブできるゲームや
恋愛の過程を数々味わえるゲーム、

いろんなゲームがありますが、
面白さの根底にあるのは

選択肢があることの楽しみ、
ユーザーが参加或いは創作ができる余白


自分だからこうなった、と思える遊び

であると思います。


わたし達の幸せと直接、
密接にかかわっているのは
選択肢の多さなんだろうと思います。

最新巻のWIREDでも
働き方の意識の変動として
ゲームをメタファーに語られていました。

この記事では、

テトリス型=工夫することでのオリジナリティ
よりも
Roblox型=自分でデザインできるオリジナリティ
がZ世代が求める、と述べられています。

けれど、個人的には
Z世代に限らずなのでは、とも思います。


自分で好きなだけ遊べるおもちゃ
表現してしまいたくなる場

そんなもの、場を
デザインしていけたらいいな、と思います。

最後に、

これにまつわる話を
👴🏻👵🏻📻でも語りましたので、
お耳がもし空いておられる方おられましたら
お楽しみくださいませ。


では、皆さま良き週末を💐


※ヘッダー画は和風ゲームの連歌をした時のもの。

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