MOMO

140字では伝えられない思いを綴らんとす。 美術が好きで、公私ともに展覧会に触れ続け…

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140字では伝えられない思いを綴らんとす。 美術が好きで、公私ともに展覧会に触れ続ける中で、"キュレーション"に関心が高まり、2023年は学芸員資格をとるべく履修。仲間と展覧会も企画実施。 つくるって楽しい。 日課は、朝ごはん前の1日1句俳句写しです。 #あわ研

最近の記事

備忘📝 食の話があぶり出す偏愛と不寛容性の話

「好きな食べ物は何ですか?」 という質問は、 人と人が出会う中で 割とライトな質問のひとつとして 使われるだろう。 大概が、 「自分も〇〇好きです、  美味しい店知っていますよ」 「今度一緒に食べに行きましょう!」 なんて、きっかけのために この質問は使われるのではないだろうか。 (自分は営業職なので、仕事上はそのケースで 使われる方が多く感じる) しかし、 この本を読んで 食べ物、とりわけ料理の話というのは 論争に至るほどの威力を持つ或いは 時に本人が思わぬ程の

    • 備忘📝 葬送のフリーレンを通して感じた、時代の転換期をしなやかに生きる方法

      『薬屋のひとりごと』とあわせて #あわ研 のちあきさんから 薦めていただいていた アニメ『葬送のフリーレン』 少しずつ観ていたが、 ひと段落してしまった為 感想或いは連想を綴ってみる。 ※以降、概要レベルのネタバレ含む。 これまでの冒険モノと違い、 叫び声や、デュクシ!などの効果音は少なく 終始トーンは低め。 且つ、主人公は勇者でなく、 エルフの魔法使いである。 更にいうと、 1000年生きるフリーレンなので 1話1話で強くなったり、魔法を覚えたりする急成長のスト

      • 備忘📝 ゲームを通して感じた選択肢のあることの歓び

        日本に生まれたことを誇りに思う瞬間、 いろいろありますが、 日本のアニメやゲーム 当たり前のように楽しみながら 生きてこられたことを 本当に感謝します。 鳥山明先生のニュース、 お会いしたこともないのに 心の一部がぽっかり空いた感覚を覚えました。 すごく人間味たっぷりで 勢いに満ちたキャラクター達 そして、先生ご自身の ずっと創作を続ける姿勢の素晴らしさ かっこよかったです、 ありがとうございました。 そんな始まり方から 話をどんどん脱線してしまい恐縮ですが ちょ

        • 備忘メモ📝 オンライン社会での"同じ釜の飯を食う"とその排泄行為について思いを馳せながら屋台の宣伝をする

          ブリア•サヴァランの『美味礼讃』の有名な一節です。(大好きな本です、じわりじわりと読んでいます) どんなものを食べていますか? そして、どのように消化し 排泄していますか? 本日はショート編(たぶん)かつ 抽象メタファー編でお送りします。 オフラインの社会の中で、 "同じ釜の飯を食う"は、文字通りに 一緒にご飯を食べて暮らすことを指します。 家族や友人、或いは職場の仲間など。 同じご飯を食べることは、 同じ味覚体験を体感することであり 同じ栄養素を摂取することで

        備忘📝 食の話があぶり出す偏愛と不寛容性の話

        • 備忘📝 葬送のフリーレンを通して感じた、時代の転換期をしなやかに生きる方法

        • 備忘📝 ゲームを通して感じた選択肢のあることの歓び

        • 備忘メモ📝 オンライン社会での"同じ釜の飯を食う"とその排泄行為について思いを馳せながら屋台の宣伝をする

          備忘メモ📝 ウクレレバンドを通じて実現させたいB面的挑戦

          ・mini-cからlittle-c #あわ研 を通して、 仲間との創作活動を楽しんでいる。 flier book campでの 渡邉康太郎さんの講座で行っていた、 各自の"つくる"は あくまでmini-cとして、 個人の中にある偏愛を 初めて自分の外に出し メンバーの間で共有する "つくる"であった。 最初から不特定多数の方へ みてもらうのではなく つくり手同士、 文字通りアトリエで作品を見せ合いながら 大切に表現を育み、発酵させてきた。 講座が終わって 202

          備忘メモ📝 ウクレレバンドを通じて実現させたいB面的挑戦

          備忘📝 薬屋のひとりごとを通して感じた弱者の戦略

          ちょうど前回の更新後、新生活が始まり あれよあれよと時間が過ぎて 更新ままならぬでした。 忘れてはおりません。 いろいろ、備忘メモを残したいことが あったのですが、先ずはこちらから。 #あわ研 のちあきさんからのおすすめもあり、 『薬屋のひとりごと』のアニメを Amazonプライムで観始めました。 まだ8話という、 ほぼほぼ「観たことのないアニメを語る」 に近いような無謀なnoteですが 現時点で溢れたものがあったので お付き合いいただければ幸いです。 _____

          備忘📝 薬屋のひとりごとを通して感じた弱者の戦略

          備忘📝 新百姓001を通して水のように流れ続けたいと感じたこと

          本当は忘れたくない 語りたいことが山ほどあるのに、 日々の暮らしで霞みゆく。 新百姓001について、備忘メモ。 _____ 新百姓という雑誌 ご存知ですか? 一般社団法人新百姓が発行している 「システムに封じられた人間の創造性の解放を促す」という趣旨の雑誌です。 一言で言い換えるなら 「もうちょっと自分でものをつくったり、自分で判断したりして、生きられるんじゃないの?」 でしょうか。 これだとあやしい? あわ研のあまのっちさん、 ゆうちょうさんがXで紹介されてい

          備忘📝 新百姓001を通して水のように流れ続けたいと感じたこと

          備忘📝 番組小学校を通して思いを馳せたまちづくりと人文知

          自分のお話を少しします。 2023年4月から1年、 仕事とは別で、某大学の科目等履修で 勉強していました。 学芸員の資格取得のためです。 なぜ学芸員資格をとりたかったのか? 大きな意味での今後のキャリアを考えるために そして、あわ研での展覧会を進める上で 勉強しておきたいために などなど理由はいろいろ。 なんとか、 2023年12月頭の最後の実習を終え 単位に必要なレポートと試験も終え 卒業も資格取得も、まもなく というところまできました。 (久々にレポート締切

          備忘📝 番組小学校を通して思いを馳せたまちづくりと人文知

          備忘📝 ジャズライブを通して思ったバンドのメタファー

          夢のように、 書き留めておかねば 実際に起きたことでも忘れていってしまう。 尻尾をつかんでおけるよう。 備忘のため 抽象度高めの随筆を書いてみる。 _____ 昨年末のこと。 父の友人がお店を始めた、ときいていた。 いつかお邪魔したい、と言いながら、 1月の父の七回忌の連絡とともに お店はどうですかと聞いてみると、 なんと年内で畳まれると。 急ぎ、お伺いする日を決めようと やり取りしていたところ、 クリスマス前に、父にサックスを教えて くれていた先生のライブがある

          備忘📝 ジャズライブを通して思ったバンドのメタファー

          備忘📝 映画『PERFECT DAYS』を通して感じた言語無しの豊かさ

          ※映画のネタバレも含みますので ご注意ください。 備忘メモとして 昨日鑑賞した映画のお話を。 映画『PERFECT DAYS』(2023) ヴィム・ヴェンダース監督 言葉以外での社会彫刻を感じました。 ヒラヤマさんの沈黙の心地よさ。 わたしも、周りからは意外だと言われても かなりの口下手である。 放っておいたら全く喋らないこともある。 何も思っていないかというとそうでもない。 頭の中は指の先までうるさい方だと思う。 何を発するのか選びたかったり 言葉になる前

          備忘📝 映画『PERFECT DAYS』を通して感じた言語無しの豊かさ

          備忘📝 ゆびぱちを通して体感した詩の楽しみ方

          昨年から、朗読熱が止まりません。 朗読を聴くのも好きですが、 自分で読むのが楽しいのです。 前回の、 AIが翻訳出来たとしても 自分が翻訳しない理由にならない とも通じます。 誰かのためでなく、 自分のために読むのです。 最近まで、音読を楽しんでいた本を 1冊ご紹介します。 哲学者の、谷川嘉浩さんの紹介で 読み始めた詩のアンソロジー。 斉藤 倫さん著 ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集 (福音館創作童話シリーズ) 「こんな風に楽しかった!

          備忘📝 ゆびぱちを通して体感した詩の楽しみ方

          備忘📝 を始めていきたい

          140字では伝えられない思いを綴らんとす。 とプロフィールに入れているものの 俳句のこと以外も呟いていきたいなと ゆるく始めたいと思います。 先日の村上RADIOの 村上春樹さんの話がすごく刺さっています。 というお便りに対して、 と答えられていました。 この話をきいて、渡邉康太郎さんの このnoteを連想しました。 バルセロナの旅を他の人が行ったからといって 自分が行かない理由にならないように 誰かがもっと上手に表現できるからといって それがあなたが表現しない

          備忘📝 を始めていきたい

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り⑤

          さて、 2023年1〜12月の俳句を 振り返ってきました。 振り返りながらnoteにそのまま綴っている故 雑多な仕上がりになっております。 これまで①〜④では俳句をみながら ・写しから生成への転換 ・自身にとっての俳句の意味合い  (写真、ログ・zipファイル、あるあるネタ) ・俳句によりまる裸になっている実生活  及び心境の変化 という視点で、振り返ってきておりました。 この最終章(なのか?おわるのか?)では、 この1年、俳句を通して起こった嬉しいことや 感謝した

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り⑤

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り④

          ついに、ラストスパート! 2023年の #1日1句俳句写し 10〜12月の振り返りです。 9月に迎えた桃100% 10月以降の様子はいかがでしょうか。 行ってみましょう。 ◇2023年10月 続・食日記〜秋の味覚祭りや〜 最初に言ってしまいます、 もう10月以降全て桃100%です。 そして、 9月に続いて食の秋が溢れております。 詠んだ本人だけかもしれませんが、 美味しかったことを思い出して 若干飯テロになります。 あぁ、来年の梨楽しみだぁ 早く、栗月餅食べた

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り④

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り③

          2023年7〜9月の #1日1句俳句写し を振り返りたいと思います。 5月、6月は月の3分の2を 自分のオリジナル句で詠んでいましたが、 2023年後半はどうなっていくのでしょうか。 ◇2023年7月 もしものときはもらってやってください 2023年7月のオリジナル句は28句。 かなり、詠むのがノってきています。 ただ、 四季の雅でなく、 日記感やお仕事含めた 日々の出来事を575にした句が多いようにも 思いました。 俳句と呼んで、いいでしょうか。 川上三太

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り③

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り②

          2023年4〜6月の #1日1句俳句写し を振り返りたいと思います。 あと3句オリジナル句をつくれていたら 2022年のオリジナル句の累計数を 超えていることになります。 (急に数字の奴隷感) さあ、超えられるんでしょうか。 ◇2023年4月 覚醒 超えてそうですね。 完全に超えてますね。 (何でちょっとドヤキャラになっているのかはわかりません) なんでか。 諸説あります。 一つは、 花の季節で、詠みたい季語が 多かったから説。 もう一つの説は、 20

          2023年 #1日1句俳句写しの振り返り②