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舞台刀剣乱舞 維伝 朧の志士たち 考察その1

まだ別記事の旅行記を完結させていないのですが、刀ステ維伝見てきました!!!semtどういう事だ!!!と叫びたいですが感想自体は別の機会に書くとして。
東京凱旋公演で2回目の観劇機会があるので、2回目を観る前に現時点での刀ステ考察をまとめておきます。ネタバレを大いに含むので観劇前及び今作のパンフレット未読の方は十分自衛してください。

そして長いので考察も分けます!!!(同じ内容をふせったーを使ってTwitterにも呟いているので、ネットの大海で出会ったらそっといいねしてくれると喜びます。)

考察その1のテーマは…
【今作の時系列・時間軸はどこだ】

染鶴が今作に登場する鶴丸だと発表された時点で、骨喰同様「このキャス変の意味はあるのか?」「意味があるのなら今作の時系列・時間軸はどこだ?」の2点がまず今作を観る上での重要なテーマでした。

私は慈伝観劇時点で、少なくとも慈伝大阪公演(北川ばみ)は全て悲伝において山姥切国広が三日月宗近に敗退した分岐の先のルートだろうと想定しています。(今後の作品アプローチで変わるかも)
悲伝において山姥切国広が三日月宗近に勝利しているのは我々の観測(観劇)上、三谷ばみの千秋楽しか存在しないからです。

前回の慈伝において悲伝千秋楽後の山姥切国広勝利ルートだと明言できる回は存在していないので、現時点ではどれかがそうだろうと祈る他ありません。そのため、慈伝の骨喰のキャス変だけでは刀ステ世界観におけるキャス変に意味はあるのか結論を出せませんでした。

さて、維伝の作中で時系列・時間軸を推測できる要素は私が拾っただけでも4点ありました。
・この本丸の近侍は長谷部である
・鶴丸は染谷鶴丸である
・悲伝で顕現した小烏丸の実力が部隊の中でも高い (悲伝から時間が経っている)
・この本丸は円環から「誰か」を引っ張り出したい(この「誰か」は三日月演出はあるものの作中で明言はされていない)

この4点に維伝パンフ見開きの作品時系列情報を加味すると、時系列は慈伝の後。刀ステ世界観において最も後の時系列であることが分かります。しかしそうすると我々の過去作の足取りから辻褄が合わない部分が出てくる。


染鶴、どこから出てきた???


この疑問を解消するにはやはり「刀ステ世界観におけるキャス変の意味」に向き合わない訳にはいかなくなります。今まで考察班からは「キャス変をしている刀はどこかで折れている」という説が有力視され、私もそうだと考えています。この考察に対する公式からひとつの答えが、今回維伝パンフ見開きで初めて示されました。縦書きで刀の名前がズラっと並んでおり、並び順は以下です。

山姥切国広
小夜左文字
五虎退
薬研藤四郎
前田藤四郎
骨喰藤四郎
鯰尾藤四郎
へし切長谷部
歌仙兼定
陸奥守吉行
✳骨喰藤四郎
堀川国広
同田貫正国
宗三左文字
太郎太刀
燭台切光忠
江雪左文字
大倶利伽羅
和泉守兼定
次郎太刀
鶴丸国永
鶯丸
山伏国広
✳江雪左文字
一期一振
✳鶴丸国永
博多藤四郎
三日月宗近
不動行光
ソハヤノツルキ
大包平
日本号
太鼓鐘貞宗
大典太光世
大般若長光
小烏丸
南泉一文字
山姥切長義
肥前忠広
南海太郎朝尊

並びからも分かるようにこれは刀ステ本丸における顕現順。過去作でキャス変が行われた3振りは2回掲載されており(上記リストの✳が2振り目)、1振りor2振り本丸にいることが分かります。刀ステ本丸はゲーム上の審神者同様2振り以上同種の刀を持てるのか?と疑問が生じますが、この可能性は低いと思います。仮に2振り以上いるのならば、健人鶴のいる慈伝後の時系列である維伝で、いくら部隊に2振り構成している訳では無いとはいえ染鶴を呼ぶのに呼び分けが生じていないのは不自然だからです。つまり本丸にいるのは1振りのみで、1振り目は折れている。

すると「鶴丸はどちらが1振り目でどちらが2振り目か」「虚伝の初演と再演をどう考えるか」の2点を整理することで、維伝が染鶴である理由と維伝の時間軸を推測することが出来ます。

顕現順では、鶴丸2振りは虚伝冒頭で顕現する不動行光より前です。同じ本丸に同種の刀がいないのなら、維伝の鶴丸は2振り目。つまり染鶴は2振り目!

また、虚伝は三日月宗近の声色差(初演は元気で原作寄り、再演は低くて思い)や蘭丸の演技差(再演では「今度こそ」と口走り、初演よりも演技が暗い)などから、初演が三日月宗近ループ前で再演が三日月宗近ループ開始後だと考えられます。

私は今まで漠然と、折れていたなら鶴丸は初演の染鶴が1振り目で再演の健人鶴が2振り目だと考えていました。しかし、維伝パンフの顕現順を元に考えると、虚伝再演は「1振り目の健人鶴が折れないまま三日月宗近のループに突入した後の物語」だと考えることが出来るのです:(´◦ω◦`):ガクブル というかそう考えないと維伝が染鶴であることの辻褄が合わないのです。

さて、長くなりましたが今作の時間軸はどこか?という話に戻ります。

先程までで、健人鶴が1振り目で、染鶴が2振り目だとしました。そして、パンフの顕現順から考えるとその交代は既に虚伝前には終了している。
つまり維伝は、虚伝前後の時系列で分岐して、時系列が慈伝の先まで追いついた本丸…すなわち、維伝の刀ステ本丸は我々が虚伝再演後に見てきた刀ステ本丸とはかなり異なる道筋をたどった本丸なのではないか…というのが私の結論です。

パンフ見開きの作品時系列の見開きページでは、序伝と虚伝の間に1つ分空白があります。この空白の作品で、維伝は分岐した別の時間軸なのでは?とした今回の考察のアンサーが示されるのではないかと考えています。

しかしですね、そうすると維伝の本丸は三日月宗近のループ前の時間軸であり、本丸にまだ三日月宗近が存在している可能性が浮上してくるんです。

そうすると鳥太刀が作中で話していた「円環から引っ張り出したい誰か」とは本当に「三日月宗近」なのか?という疑問が生じます。台詞ではその誰かの名前を鳥太刀は明言しませんでした。作中での三日月が浮かぶ演出は、ミスリードを誘うための演出のように見えて仕方がないのです。

三日月宗近がループに巻き込まれた(本丸を救うために過去に戻ってやり直そうとした)そもそもの原因はまだ明かされていません。悲伝の時間遡行軍本丸襲撃は、あくまでも円環に囚われてしまった三日月宗近の存在で引き起こされた二次災害なのです。そしてそのループのきっかけとなった出来事は、恐らく悲伝の先の時系列にあるはずです。

いやー長くなっちゃいました。
次の考察で「円環から引っ張り出したいのは誰か?」について真面目に考えたいと思います!

この考察だけで1日終わっちまったよ!!!

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