#わたしをかたちづくったもの 〜あわいに佇む物語〜
今回、「#同じテーマで書いてみよう」という面白い企画に(遅く)乗っかってみよう。
学生の頃、貪るように読んだ本が4つある。
「空色勾玉」
「精霊の守り人」
「薬屋探偵妖綺譚」
「空の境界」
詳しい内容は、後日「読書ススメ録」に上げるので、ここではスルーさせていただく。
ただ、この4つに共通しているのは、大雑把に言って「ファンタジー」、もっと言えば「目に見えないもの」を描いた作品であることだ。
これが、「わたしをかたちづくったもの」
この世界は、私の中で凄まじい存在感を持って、今や更に変化して芯として、ここにある。
「目に見えないもの」を追う人生だ。
大学で哲学を学び、その東洋思想に惹かれ、西洋の神話と思想を頭に叩き入れたこと。
スピリチュアルだと「見えない世界」を見る方向に偏りが出るので、哲学の世界に首を突っ込んだこと。
私は、物語を発端にして、学問を、経験を、感覚を通じて、その世界が「ちゃんとある」あると知った。
人に見えない世界は、物語の中に描かれたものは、古来から誰かが、語り続けていたものであると知った。
そしていつの間にか、私は「書く側」になっている。
私は、もしかしたら今、「あわい」に立っているのかもしれない。
「見えない世界」を追いかけている内に、noteで書く作品が、「神秘的」と評される事が多くなったから。
かつて現実から逃げるために読んだ物語に、私は、これからの人生をかけたいと思う。
4つの本の作者の皆さんの背中を、追いかけるようとする自分が止められなくなってきた。
あらゆる古典で、神話で、ファンタジーの、古今東西、語り継がれた物語の奥底にある「あわい」の世界。
私も、ここに立ちたい。
あの頃憧れた4つの本を書いた、作家さんたちと、同じように、いつか、きっと。
ちなみに、最近の愛読書はやっぱりファンタジーの「ゲド戦記」である。
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