皿回しジャグラーまさやん

神経内科医として勤務するかたわら、皿回しの技の研究、道具の開発、ショーなどを行い、20…

皿回しジャグラーまさやん

神経内科医として勤務するかたわら、皿回しの技の研究、道具の開発、ショーなどを行い、2018年にはIJA(ジャグリング世界大会)で優勝しました。noteでは皿回し博物館と題して、皿回しに関する資料・グッズを紹介する記事を書いてみようと思います。

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  • 『皿回し博物館』

    皿回しのパイオニア、まさやんのコレクション。道具や歴史から、グッズとその思い出、皿回しに関する書籍や記事を読んだ話、などを幅広く紹介していきます。

最近の記事

皿回しの石碑を見に浅草に行ってきました!

先日皿回しの歴史について調べ物をしていたら、気になる情報が… 『浅草のお寺に皿回しが刻まれた石碑がある』!? いてもたってもいられず、浅草に行ってきました。 場所は東京は浅草、台東区寿町の本法寺。 浅草だけあって、落語、歌舞伎など芸能系の方のご寄付が多いよう。『はなし塚』という戦時中に不適切として演じられなくなった台本を供養する塚もあるお寺です。 境内を探すと、入って右手の奥の方に…ありました。 結構読みにくいところもありますが、奥さんに手伝ってもらい、解読しました

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    • オリンピック閉会式のジャグリングは実は次のパリ五輪への布石だったかも?って解説

      ネットではだいぶ賛否両論あるようですが、閉会式の演出についてジャグリング好き趣味人の視点から深読みしてみます。 昼下がりの公園っていったい…?「東京の公園の昼下がりをイメージしています」っていわれてもピンとこない人が多かったと思いますが、おそらく、代々木公園とか、井の頭公園や上野公園のイメージでしょう。 こういった公園では東京都認定パフォーマー「ヘブンアーティスト」のレベルの高いショーを観ることができます。 例えば代々木公園を例にTwitterをめぐってみると、 ヘブ

      • ジャグリング好きな脳神経内科医が、皿回しで特許を取ったよ!って話

        元ジャグリング世界チャンピオンの脳神経内科医、という不思議な経歴を持つ僕ですが、ついに、皿回し用の皿で特許を取得しました! 物づくりや設計の勉強をまっっっったくしたことがない僕が、試行錯誤した、執念と戦略について説明します。お役立ち情報の特許の取り方や内容から、恥ずかしい失敗まで赤裸々に書いたので、有料にしますね。 目次を読んで気になったらぜひ購入してください。後悔はさせません。 自己紹介『皿回しのパイオニア』中学生時代にジャグリングを始め、2011年頃に皿回しの可能性

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        • 皿回し専用皿なのに割れる『DP GROUP 陶器製皿まわし』を使ってみました

          こんな矛盾したアイテムあるか!?というのが僕の第一印象。 皿回し用皿なのに、落とせば割れる陶器というのがこちらです。 僕のこれまでのイメージでは、皿回し専用の皿のメリットは、落として割れることを心配せずに、色々ジャグリング系の技にチャレンジできることでした。その一方でデメリットは、食器としての皿じゃないことが誰の目にも明らかで、「それは皿じゃない」「特殊な形をしててズルい」と思われてしまうことでした。 でもこの陶器製皿まわしは、ジャグリング道具の形をしているのに、わざわ

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        皿回しの石碑を見に浅草に行ってきました!

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        • 『皿回し博物館』
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        記事

          ジャグリングは遊びですか?『皿回し博物館』に至ったワケ

          最近寒いですが皆さまいかがお過ごしでしょうか?ジャグリングアドベントカレンダー、12/24分の記事を書かせていただきます。 ご挨拶&自己紹介こんにちは、まさやん(@jugglermasayan)です。初めましての方も、ご存知の方も、よろしくお願いします。メイン道具がマイナーだし、大学のジャグリングサークルには所属していなくていないので、簡単に自己紹介から始めます。 中学生の時に栄光学園大道芸同好会でジャグリングを始め、2012年頃から皿回しの演技を発表し、2016年にかけ

          ジャグリングは遊びですか?『皿回し博物館』に至ったワケ

          ご当地キティの皿回し『HELLO KITTY的中国漫遊記』

          世界に約3000種類あるというご当地キティ。それだけあれば、皿回しに関わるものもあるんじゃないかと思って探したところ…ありました! 「HELLO KITTY的中国漫遊記」と称するシリーズのひとつです。 シリーズは全5種類(玉乗り・皿回し・チャーハン・筋斗雲・飲茶)で、全てパンダのかぶり物をしています。 おそらく2008年夏の北京オリンピックに合わせて販売されたと思われます。 ファミリーマートには玉乗り・皿回し・炒飯・飲茶の4種類が、セブンイレブンには筋斗雲・皿回し・炒飯・飲

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          ご当地キティの皿回し『HELLO KITTY的中国漫遊記』

          ジャグリングの歴史書『Uncovering Juggling History Volume 2』

          今回ご紹介するのは、ジャグリング博物館館長、デイヴィッド・ケインさんの著書です。 デイヴィッド・ケインさんはパフォーマーであると同時にジャグリング史の研究家で、アメリカでジャグリング道具や史料を集めた博物館を開かれています。 何巻もあるジャグリングの歴史書を書かれていて、第2巻には、皿回しに関することだけをまとめた章があります。 本の中では時系列に沿って、皿回しに関する文献やイラストなどが紹介されています。この先では、この本の記述を僕の体験や感想を交えて紹介していこうと思

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          ジャグリングの歴史書『Uncovering Juggling History Volu…

          『おもちゃの科学 第3集』 ジャグリングできる人は器用なのか?

          こんにちは、まさやんです。今回はおもちゃの科学、第3集から、『無器用の皿まわし』を読みました。 まず読んだ内容の要約、そして、キーワードになっている器用さについて、脳神経内科医らしく脳と運動学習を絡めて考察しました。 本の表紙はこんな感じ もともとは1976年8月に雑誌に書かれた記事のようです。 著者、戸田盛和氏は木の菓子鉢にみりんの瓶の蓋を付けて、自作の皿回しセットを作って挑戦されています。 不器用を自負される戸田氏も見事回せたようで、『無器用でも、何とか皿まわしのま

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          『おもちゃの科学 第3集』 ジャグリングできる人は器用な…