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それでも付き合える

昨年の秋の頃に入社して来たナースさんが同じ駅に住んでいるらしい。
さらに言うと1年前から一緒に働いているナースさんも同じ駅を利用している。
同じ沿線沿いではあるものの、ちょっと遠い施設が勤め先なので、これは不思議なことだなあと思う。

「凄い偶然。」と盛り上がっていらっしゃるので、私はKちゃんの話をした。介護主任のKさんも同じ駅だよ。つまりはA町の人が4人も同じ施設に勤めているということになる。

「その割には会いませんね。」と仰るのだが、いえいえ実は言うと私はお二方を何度か見かけたことがある。何で声をかけないのか?というと、あまり仕事仲間と職場以外で会いたくないからだ。それは何故かと言うと・・・と問答みたいなことは横に置いておこう。とにかく私は嫌なのだ。

ところで昨年の秋口に入職して来たこの方に対して、一時気疲れすることがあった。やたらと介護職の悪いところを耳打ちして来るところとか。

何故だか、特に女性には共通の敵を作って共感し合いたいという習性を持つ人が多くて、私はそれが嫌い。
その前に我が医務課に目を向けて。他職種のこと言ってる場合じゃないよ。あんたも出来てないよと思ってしまうのだ。

それでもとかくよろしくないことを耳打ちしては「主任から何とか言って下さい。」と言う事が多いのだ。主任だからたまにはそんなこともあるだろうと思うのだが、その人のそれは許容量を超える。全部人に言わせて操ろうとする。
さらには誰かと話していると、特に介護職員と話していると嫉妬する。そういった人はナースさんの中に多く居る。多分、介護職を自分の部下だと思い込んだり、看護師の方が偉いと思い込んでいるからだろう。

そういったことが嫌いなので私は大抵看護職の人と合わない。おそらくは私が変わっているのだろう。何せこちらの方が少数派だろうし。

思い通りにならないとかちんと来るらしいのだが、何故だかそれで終わらない。しばしば「私は誘われないと飲みに行かないんです。自分からは言いません。」と不思議なことを言う。何でも相手の方を動かそうとする性質が多いのもこの職種なのか、それとも女性に多いのか?どちらでも良いのだけど、そういうことを言われると「ああ、そうですか。」で終わってしまう。感情の反映をしたり汲み取って誘ったりを期待するのは彼氏相手にして欲しい。

そうそう。少数派の方が変わり者、普通ではない方というわけなので、私はそれで結構。

嫌いではないけれど、何やら入り組んだゲームを避けるためなのか、私はついついその手の知り合いが居ると隠れたり、速足で通り過ぎたり。

もういい加減相手も気が付いていると思うのだが、それでも尚悪口を吹き込んで来るというツワモノがこの世には沢山いる。その熱量が羨ましいくらいである。

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