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プロセスを信じよう

GWは休めなかったので、確かに遅れた3連休を取っていた。先月、私が勤務表を作成した後に、Kちゃんが介護職員の勤務表を作成し出したのも知ってはいた。仕上がった勤務表を見て「ああ、同じところで3連休取ってるなあ。」とは思っていた。

しかし、その連休の前日に突然「へへへ。実は箱根のホテル、予約してあるんだ。」と言うのを聞いて、喜ぶというよりは引いた。ドン引きした。

「あり?どしたの?このサプライズ、嬉しくないの?びっくりしないの?」

そりゃ、びっくりしたよ。

事業計画の資料提出まであと3日という時点でまさかそんなこと言われるなんて。

私にとっては「明日、富士山登ろう!」と言われているようなものだった。

じゃあ、キャンセルするのか?というと、そんなことさせるもんか。がっかりさせてしまう。箱根は芦ノ湖の深夜、一人でパチパチ作成すれば良いだけだ。

「大丈夫、大丈夫。何とかなるって。」と、いつも彼女は言う。

思えば、いつもいつもそうだった。

3年前、特養に勤めて初めての監査がやって来る!という5日前にも、「旅行行こう♪」と言い、既にホテルを予約していた。

「大丈夫だよ。Ohzaちゃん、いつも何とかなるよ。」

ああ、そうだ。昨年の事業計画の前もそうだった。いったい何なんだ。

「どこかで区切らないと、ずー-っと仕事しかしないでしょ?大丈夫、大丈夫。」

ですが、何も直前にペースをぶった切ってくれなくても。

と言いつつも、確かに、いつも何とかなっていた。ほんとにこれ、いつもの流れだなあ、こんなこと前にもあったなあ、いや、毎回やないかい!と気が付く。

しかし、その予定外の旅行で、深夜にパチパチ頑張り、予定通り資料を作成した。

ところが、ここでもう一つ、アウエイなことが起こった。

資料提出の当日、つまりは発表会は、いよいよ二日後ですよ!という土壇場になってからのお知らせ。

「副施設長の親戚にご不幸があったので、事業計画発表会は延期になりました。」

え?

これも何だか聞き覚えがある。

そう言えば、あの人、いつもこういった場面で親戚にご不幸が起こっている。もう親戚いなくなるんじゃないの?と皆さんに言われているほどだ。

想像だけど、私ですらこんなに苦しいほどなので、あちらはもっとタスクが多くて間に合わない!ということが頻発しているのではないだろうか。いや、すぐに提出している管理職もいるよ。但し、内容が浅くて適当。

この業界で真面目で内容があるものを発表しようと思ったら、もはやしょっちゅう親戚を殺すしかないのかも知れない。

いずれにせよ、必死で終わらせた作業が実はもっと先でも良かったのに!という状況になって間延びした。

Kちゃんは「だから大丈夫って言ったでしょ?Ohzaちゃんは、いつも大丈夫なの。」。

いや、そんなドヤ顔されても。おまえは神か。

こんなことなら、もっとリラックスして旅行を楽しめば良かった。

教訓。今を楽しめないものは、いつも悔いてばかりいる。

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