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自分でやらないと自分で出来なくなるというあたりまえ

気温がまた下がった。今年一番の寒さとのこと。

しかし施設の中は暖かい。さすがに暖房が効いている。のだけど、気圧の低さというのは暖房では太刀打ちできないので、体調不良者が続出。

あとは、おばちゃん、いや、お婆ちゃんに近いおばちゃん職員さんたちの代謝も落ちてはた迷惑。
誰しも代謝が落ちると心身に毒が溜まるのだが、彼女たちの場合は、その毒を他人にまき散らす。
誰もが黙ってやる仕事に他人を巻き込みたがる。

新人ナースさんたちもその異様な光景に気が付いたらしく、いや、気が付くも何も、直接毒を吐かれているいるらしく相談に来る。

話を聴いているとお婆ちゃん職員は、我が医務室が気になってしょうがないらしい。通常は皆さん自分の仕事は自分でやるので黙々となるわけだが、彼女の場合はいつもこき使う相手を探している。
その異常なこき使い方をもう半年以上見て来ているので、その理由が人と話したいだけ、関わりたいだけということに気が付いた時には『げ!』と思った。
そんなことしなきゃ人と関われないのかと。

根が悪い人ではないので親しくなるごとにその症状は緩和して来ていたものの、新しい人、特に若い人が入って来ると興奮するらしい。異常にギャーギャー言いながら無理やり関わろうとする。

面談の時に「前期の目標は何でしたか?それはどこまで出来ましたか?今後はどうしていきたいですか?」というような内容を皆さんに訊くのだが、その時彼女が「これまでもこれからも皆さんに迷惑かけないようにしたいです。」と言ったのにはビックリだった。

思っていることや言っていることと、現実の行動がここまでずれる時、人は壊れかけているし、段々狂人に見えて来る。残念ながら、自分を見詰めて来なかった人の暴走は他人には止められない。
周りが避けて通るようになっては、孤独が募り、無理やり関わろうとしては交わされることの繰り返しだ。

低気圧はやっかいだが、何も全部が気圧のせいじゃない。どんなふうに過ごして来たか?のつけが大きく出ているというだけの話。

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