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何に費やすのか

2連休だった。

Kちゃんは連日疲れ果てて帰って来る。今回のことを思うにKちゃんから聴けば聴くほど退職を選んで良かったなあと思う。

Kちゃんは正しすぎる。そして賢かった。

人生で何度か経験したことがあるが、男性の嫉妬とは、かくも激しいものか。いや、女もか。

なまじその優秀さが認められていながら、何度も昇進を拒否し現場に残っていたKちゃん。

分からない人にはどうしても分からない。分かろうとしていないから。その人たちの言い分はいつも「言い方がねー。言い方がきついよねー。」と、こうだ。

あたかもKちゃんが酷いことをしているかのようでいて、実はその”言い方”をする前に、言われる方が人殺しに匹敵するような行為をしている。
しかし、嫉妬したり恨みを持ったりするものは、誰かが「言い方がねー」と言った瞬間、潰すチャンスだと思うらしい。

役職的に自分より下なのに、自分より遥か上の方々に認められるKちゃんが妬ましかったのかも知れない。でも、同時に愛しかったはず。本当は、その優しさを知っていたはず。

でも、自身を認めてくれなかったKちゃんへの恨みは可愛さ余って憎さ100倍。

さて、どうなのでしょう?Kちゃんは、もっと上手く渡っていくべきなのでしょうか?損をしているのでしょうか?

いいや、違う。彼女の心は晴々としている。おそらくこの先、どこへ行っても晴れ晴れとしている。

幽霊坂の下り坂を下っているKちゃんを見て「ざまあみろ」と言う人たち。馬鹿だね。それは幽霊坂だよ。君たちは目先の嫉妬や妬み嫉みに駆られ、その続きを生きるが良い。Kちゃんは、きっと忘れる。

人は素直になれない。
でも、それも生きる本能だ。自尊心を守らなければ心が壊れる。
ただ、自尊心をどこに置くのか?で、人の美しさが変わるのは確か。

美しくなければならないなんてことは無い。

ただ私が美しい人が好きなのと同じくらい、気持ちとは真っ逆さまの残虐行為をする人々も美しい人が好きなはず。

と、人のことを考えている場合ではない。

比較的うちの近所に勤めてみたいなと思う老人ホームを見つけた。

人それぞれ、その場所場所で色々なドラマがあり、そのドラマはこれからも続いて行く。
過去に感謝して前へ進もう。

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