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業界シェアNo.1を誇る食品ロボットメーカーが見つめる次世代店舗”スマートレストラン”とは

こんにちは。PLEN Roboticsのインターン生、鈴木です!
さて先日、久しぶりの出張に行かせてもらいました。普段は在宅勤務している私ですが、大阪で開催された展示会に参加してきました!

(そう、弊社はインターン生であっても新幹線に乗って出張に行くことがあるのです。)

というわけで今回は、展示会のレポートをお届けします!


久しぶりの出張に心を踊らせながらやってきたのは「スズモフェア2023大阪」

もしかして聞き覚えがありますか?
そう、今年4月に開催された「スズモフェア2023東京」が大阪にもやってきたのです!しかも前回よりバージョンアップされて帰ってきた!というわけです。

弊社プロダクトである「PLEN Cube」、他社の展示会でどのような活躍をしているのでしょうか?ドキドキです…。


◯スズモフェアとは?

スズモフェアとは、オリジナル寿司ロボットメーカーである「鈴茂器工株式会社」が、食の提供に関わる企業の課題や想いに向き合い、“カチをカタチに”をコンセプトとして開催する展示会のこと。
(ちなみに鈴茂器工、シャリ玉を作る寿司ロボットはなんと世界シェアNo.1!

前回の「スズモフェア2023東京」には2日間で730人ほどが来場し、大盛況だったとのこと。

前回の展示会レポートがまだの方はこちら↓

展示会場の中は様々なゾーンに分けられていました。スズモグループの未来のアプローチを展示する『Future ZONE』や、飲食店の入り口から出口までの省人DXに特化した外食ゾーン「寿司ロボット」や「海苔巻きロボット」が展示された小売りゾーン、他にもスズモグループで扱う以外の専門メーカーの商品を展示したゾーンなどがありました。

ではさっそく「PLEN Cube」がいると聞いている外食ゾーンに行ってみましょう!


◯今回の見どころ

今年4月に開催された「スズモフェア2023東京」でとても好評だったスマートレストランのデモ、それをブラッシュアップしたものを「スズモフェア2023大阪」で展示しました。
我々PLEN Roboticsの顔認証AIアシスタント「PLEN Cube」と、ugo株式会社が開発した業務用スマートロボット「ugoシリーズ」、さらに株式会社日本システムプロジェクトが開発した「自動受付システム」および「セルフオーダーシステム」、「自動配席AIシステム」が連携されました。

このように、複数プラットフォームの連携によりレストランにおける来店客の受付から配席、席案内、注文までの自動化(=スマートレストラン)が実現しました。
飲食店でこれまでスタッフが行っていた定型業務をロボットが行う(自動化する)ことで、人手不足の解消、業務の効率化が可能になります。

この展示は、スズモグループが取り組む、更なる効率化を目指した「Smart Restaurants by SUZUMO」として披露されました。


◯実現の背景

ご存知の通り、日本は少子高齢化による労働人口減少に陥っています。特に飲食・宿泊業ではコロナ禍に不要不急の移動が抑制されたため25万人の雇用者が減少しました。さらに長引くコロナ禍の影響により、2030年には644万人の人手が不足すると言われています。
また昨今非接触型のサービスが求められる中、接客業(特に飲食店)におけるDX推進は急務であると言えます。
我々PLEN Roboticsはこれまで、AIやIoT、ロボティクス技術でサービス業やバックオフィス業務を効率化させるサービスを提供してきました。人手不足問題がより顕在化しつつある今、我々は飲食・宿泊業界向けのサービスに力を入れて取り組んでいます。


っとここで、他のブースにも面白そうなロボットたちがたくさんいたので、せっかくなのでご紹介!

◯個人的に印象に残ったフードロボ4選

1.「海苔巻きロボット」

その名の通り、海苔巻きを自動で巻いてくれるロボット。
まずは海苔をセットして、ボタンを押すだけ。するとシャリを均一に乗せてくれます。これまたふんわりしていて美味しそうなんです。
その後好きな具材をセットしボタンを押すと、これまたキレイに巻いてくれます。このロボットのすごいところは、細巻き・中巻き・太巻き、どんな太さにも対応してくれるところ。
ついでに横にある「自動安全海苔巻きカッター」に任せればキレイに、しかも複数同時に切ることもできますよっ!


2.「Fuwarica(ふわりか)」

これは、ご飯盛り付けロボット。ボタンを押すだけでご飯をふわっと盛り付けてくれます。計量も的確で、「80g小盛」・「150g並盛」・「230g大盛」など、好みの量を選ぶことができます。
ビュッフェスタイルのお店で見たことがあるのではないでしょうか?
ちなみに「Fuwarica(ふわりか)」もシェアNo.1を獲得しているので、あなたは知らず知らずのうちに鈴茂器工の食品ロボットを使っているかもしれません…!


3.「計量器付マルチ飯盛り・容器供給ライン」

これは飲食店というより工場で使われるもの。スーパーでよく見る平たいお弁当ってありますよね。あのお弁当にご飯を盛り付けるためのロボットです。
お弁当容器をセットしておけば、その容器の形状に合わせたふっくらご飯を自動でどんどん盛ってくれるのです。


4.「袋開口機」

これはおにぎりやパンを個包装するときのその袋1枚1枚を取りやすくしてくれるもの。風を送ることで、必死こいてめくる必要がないんです!
私、スーパーのお惣菜部門でバイトしていたことがありますが、「これ地味だけどあったら便利なやつ~!」と心底思いました。


番外編.「DeliSofter(デリソフター)」

こちらは鈴茂器工の商品ではないのですが、スズモフェア内の「専門メーカーブース」にて展示されていました。(私、個人的にかなりの衝撃を受けました…!)

「DeliSofter(デリソフター)」はお惣菜をやわらかくする調理家電
加齢や病気、怪我などで噛む力、飲み込む力が低下してしまった方のためのもの。

例えば介護食といえば、切り刻まれたものだったり、ドロドロに溶かされたものが一般的ですが、それだと見た目が悪いので食事を楽しめないんだそう。
そこでこの家電を使うことで、見た目や香り・味はそのまんまに、ただ食感だけ柔らかくすることが可能。

私、実際に柔らかくなったブロッコリーとチキンを試食させてもらったのですが、一瞬で舌の上で溶けて驚きました。と同時に「これはもっと世の中に広まるべきだ…!」と思いました。

というわけで、今回の展示会「スズモフェア2023大阪」のレポートは以上です!


どうでしたか?飲食店における完全無人化も当たり前になる未来、そう遠くはないかもしれません。これからどのような進化を遂げていくのかワクワクします…!それに他の食品ロボットの展示も素晴らしいものでしたね。


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実際にスマートレストランが動く様子(スズモフェア2023東京にて)もぜひチェックしてください!


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