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PDCAサイクルの欠点知ってる?業務改善のための手法をマーケティングにも活かそう!

こんにちは。PLEN Roboticsのインターン生鈴木です!
今回の記事はマーケティング編!ということでビジネスにおいてよく聞く「PDCAサイクル」について勉強していきましょう!
良いところだけではなく欠点もしっかり確認していきますよ♪

◯PDCAサイクルとは

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったものです。
この4つの段階を繰り返すことによって継続的に業務を改善していこうという考え方です。
仮説検証サイクルを効果的に続けていくためのフレームワークと言えますね。


◯これがどうマーケティングに関係するの?

元々は製造現場や品質管理の世界で使われていたようです。継続的な業務の改善は経営でもマーケティングでも必要なことなので、今は企業活動のあらゆる場所で「PDCAサイクルを回せ!」と聞かれるようになりましたね。

それではPDCAを1つずつ見ていきましょう!


◯Plan(計画)

ここでは将来の予測をもとに業務計画を立てます。つまり仮説を立てるということです。
PDCAサイクルの中では最も重要なパートと言えます。
仮説がなければ検証のしようもないですからね。


◯どうやってPlan(計画)を立てる?

計画を立てるにしてもステップがあります。

1.まずは目的を明確にすること。
例えば、売上の増加やコスト削減、認知向上などです。

何をしたいのか、という方向性を決めましょう。

2.次に目標(KPI)を設定しましょう。
例えば、売上〇〇億円、採用◯人、フォロワー数◯人など。
要するに、どこまで頑張ればいいかの指標を決めましょう。

ちなみにKPIとはKey Performance Indicator、重要業績評価指標のこと。
目標の達成度合いを計測するための定量的な指標を意味します。

とにかく数値に落とし込むことが大事です。

とは言ってもただの数値管理になってはいけないので、
その数値を達成したときに何が起きるのか、会社や社会がどう変わるのか、というストーリーも仲間と共有する必要がありますね!

3.次に課題を明確にしましょう。
目標と現実の姿にはギャップがあるはずなので、現状何が問題なのかを考えます。

4.最後に施策を明確にしましょう。
どんな組織でもビジネスのためのリソースには限りがあるため、何かを選択し集中しなければなりません。
例えば売上を伸ばすにしても、価格を変更するのか?販売チャンネルを増やすのか?広告宣伝をするのか?など色々な手段があります。
どれで行くのかを決めたら、施策の実行手順を考えましょう。


◯Do(実行)

計画実行段階です。
ここでは役割分担、スケジュールを個人レベルまで計画に落とし込みます。
重要なのは、計画を守ることよりも課題を達成することです。


◯Check(評価)

ここでは、業務の実施や成果が計画に沿っているか評価しましょう。
もちろん計画通りに進んでいればいいのですが、大体そのようには行きません。
上手くいかなかったときに大事なのは、未来に対して何をすべきかを考えることです。
例えば、こんなことになったのは誰のせい?などと責任の追求に向かってしまうのは良くありません。

いずれにせよ、Check(評価)で大事なのは失敗の原因を特定し、次に何をすべきかの対策を考えることです。

対策としては、リソースの追加、方向の転換、目標の再設定、中止などが挙げられます。
ダラダラ続けるのは良くないですが、安易に中止するとチームのやる気のダメージなどが大きくなりますよね。


◯Action(改善)

サイクルの最後の段階、ここでは施策が計画に沿っていない部分を調べ、改善します。
ここで大事なのは、できない理由を考えるのではなく、どうやったらできるのかを考えることです。そうやって結果が得られれば、さらなる向上を目指して次の計画を立案します。

以上のようにPDCAサイクルというのは、この4ステップをグルグルと続けていれば業務が改善されるという考え方ですね。


とは言いつつ、物事には当然のように良い面と悪い面があります。PDCAサイクルも例外ではありません。

◯PDCAサイクルの欠点

まず欠点として、Plan(計画)がないとDo(実行)が出来ないところが挙げられますが、他の欠点を指摘する声もあります。

そもそも、PDCAサイクルの提唱者のエドワーズ・デミング自身もCheck(評価)は停止を意味するのでよろしいとは言えず、Check(評価)ではなくStudy(学習)をし、PDSAサイクルを回すべきなんて言ったりしてます。

「PDCAサイクルを高速で回せ」とよく耳にしますが、このフレームワークを実行する準備に時間がかかったり、柔軟性に欠けるという面があるのは否めないですね。

元々は工場でのQC活動(Quality Control:品質管理)に使われていたものなので、瞬発力が求められるマーケティング業界などの別の場面で使おうとすると問題点が出てくるんですね。


◯ちなみに海外では?

弊社には外国人のインターン生もいるので、PDCAサイクルについて聞いてみたところ、なんとこれまで聞いたことがないようでした。
世界的に見れば、PDCAサイクルはもう時代遅れな手法なのかもしれませんね..。


◯PDCAサイクルの進化系?OODAループ

もう古臭いと言われがちなPDCAサイクルですが、これを進化させた「OODAループ」というものが近年注目を集めていると言えそうです。

OODAループ(ウーダループ)とは、Observe(観察)、Orient(情勢適応)、Decide(決定)、Act(実行)の頭文字をとったもの。
PDCAと同じようにこの4ステップを繰り返すのですが、目的は意思決定を行うことです。


ではさらに詳しく~といきたいところですが、OODAループについてはまた今度勉強しましょう!

ということで今回は以上!少しでも参考になっていれば幸いです。
毎週金曜に投稿!次回もお楽しみに~♪

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