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【目指せソムリエ#39】日本中に広がるワイン産地

はじめに

プレソムリエの皆さん、こんばんは!今回は前回に引き続き、日本です。今日は日本の各産地について、まとめていきたいと思います。

ついに最後の解説noteとなりました。長い半年間でしたねーー!


都道府県別の順位

「日本ワイン」の生産量は❶山梨県、❷長野県、❸北海道、❹山形県、❺岩手県、❻新潟県の順番で多くなっており、ワイナリーの数も毎年ほぼこれと同様です。

それでは、各産地を北から順に、詳しく見ていきたいと思います!

北海道

北海道は2000年以降に設立されたワイナリー数が30軒を超える活気ある産地です!現在のワイナリー数は46軒で、今後も増加が続いていくと予想されています。

 本州に比べ、まとまった土地が格段に安い価格で入手できるので、ワイナリーの自社畑比率が高いのが特徴です。ドメーヌ型ワイナリーも本州に比べると多いです。

ワイナリー設立は、|後志《しりべし》地方と、空知そらち地方に集中していましたが、近年では上川地方の富良野一帯など、他の地方にもワイナリー設立の動きが広がっています。

欧・中東系品種のワインが多いのが特徴で、委託醸造(自社で醸造施設を持っていないため、他の醸造所にワイン造りを委託する)によるワイン造りを行うブドウ園や農家も増加しています。 
「日本ワイン」の年間生産量は山梨県、長野県に次いで第3位。日本全体の2割弱を占めています。

1982年 には余市の農家にピノ・ノワールの苗木が配られました。現在この選抜種の栽培が続けられており、高品質なピノ・ノワールのワインがたくさん造られています!

2011年 には、余市町がワイン特区に認定され、2018年 には「北海道」がG.I.の指定を受けました。

北海道は東京都の約40倍、オーストリア一国に相当する広大な面積を持っています。北端の栽培地名寄市と、南端の北斗市では296km の距離があります。山梨県の東西端間の距離は27kmなので、北海道がいかに広大かわかりますね!

大部分は冷帯多雨気候に属し、冬の平均気温は極めて低く、梅雨はなく、台風の襲来も稀です。

池田町、富良野市、空知地方の岩見沢市、三笠市、浦臼町は内陸性気候、北斗市、後志地方の余市町は海洋性気候となっています。

◆ 北海道のブドウ品種

北海道では生食兼用品種であるナイアガラが最も多く醸造されています。

白ワイン用品種では、ナイアガラケルナーポートランド、デラウェア、ミュラー・トゥルガウが主力で、ドイツ系のケルナー、ミュラー・トゥルガウ、バッカスは北海道が日本の全醸造量の大半を占めています。赤ワイン品種では、キャンベル・アーリー、ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール、山幸などです。

山幸清舞は、池田町ぶどう・ぶどう酒研究所が、耐寒性のある品種を開発するために、1978年にヤマブドウと清見を交配して開発した北海道特有の品種です。

また、長野県に次ぐピノ・ノワールの主要産地で、空知地方や余市町を中心に急増しています。

東北

岩手県

岩手県は北東北に位置しており、面積は北海道に次ぐ広さです。冷涼な気候で、沿岸部の宮古以北は山背やませ(山を越えて吹く風)の影響を受け、冷害など気象災害に悩まされてきました。

明治以前から自生するヤマブドウを発酵させて酒として飲むことが暮らしの知恵として続いていたそうです。

1960年代、比較的温暖な北上川流域の盆地にある花巻市大迫町でワイナリーが設立(現エーデルワインの前身)され、 本格的なワイン造りが始まりました。

©︎エーデルワイン

2011年の東日本大震災以降、ワイン産業が活発化し、ワイナリー数は11軒となりました。

岩手県は東側に太平洋、西に奥羽山脈、奥羽山脈と平行して東部には北上高地が広がります。北上川流域の北上盆地は盆地気候、沿岸南部は海洋性気候です。

◆ 岩手県の主なブドウ品種

岩手県は、ヤマブドウを活かしたワイン造りが盛んです。
また、リースリング・リオンや、ツヴァイゲルトのワインは原産国オーストリアのコンクールで最高賞を獲得した実績もあります。

岩手県の主な産地には、1950年代から続く、ブドウ栽培の盛んなエリア北上川流域がよく知られています。県内では雨量が少なく、気候に恵まれており、県内で半数のワイナリーがあり、中でも花巻市に集中しています。

山形県

山形県は本州北東部に位置しています。

山形県内陸部は、気候、土壌など比較的恵まれた環境のため、古くから果樹栽培が盛んです。山形県の北西部は日本海に面し、東側は奥羽山脈が南北に走り、並行して県中央に出羽丘陵月山、朝日山地が連なる。南端には飯豊山地吾妻山地があります。

これらの山系に源を持つ最上川は、県内を流れ、置賜盆地、山形盆地、新庄盆地、そして下流では庄内平野を形成しています。

日本の台木生産の7割を占めています。

山形県では、明治中期・山梨県から遅れること10数年後にワイン醸造が始まりました。
1892年に酒井彌惣がワイン造りを開始し、現在も東北最古のワイナリーである「酒井ワイナリー」としてワイン造りを続けています。

©︎mottox

1916~1920年代にはフィロキセラによる被害、これを機に各地のブドウ品種は、山梨から伝来した保存性に優れたデラウェアに切り替わっていきます。これが後に山形県がデラウェアの栽培面積第1位となる端緒となります!

2016年・上山市「かみのやまワイン特区」、南陽市「ぶどうの里なんよう」が指定を受けました。

山形県は日本海側が海洋性気候内陸部が盆地気候と二分されています。

◆ 山形県の主なブドウ品種

山形県のワイン用ブドウは県外のワイナリーからの引き合いが強く、県外流出割合は全国最高(33.7%)です。そのため、日本ワイン生産量とワイン用ブドウ生産量との間にギャップが生じています。

品種別ブドウ生産量順位はデラウェアが最も多く、栽培面積が全国第1位と推定されています。

東北地方のその他のワイナリー

青森県のワイナリー数は10軒。下北半島の南には、日本最大のピノ・ノワールの畑を擁するワイナリーがあります。

秋田県のワイナリー数は4軒。小公子など野生ブドウとの交配種のワイン造りに注力しています。

宮城県のワイナリー数は6軒。2015年に仙台南西の秋保あきう温泉にワイナリーがスタートするなど、復興とともに設立が活発化しています。

福島県はかねてより上質のブドウが収穫できることで知られていました。ワイナリーは9軒と増加傾向で、半数以上が震災後の設立されました。

©︎Fattoria AL FIORE (宮城県)

北陸

新潟県

新潟県は本州の日本海側の真ん中よりやや北に位置した南北に細長い県です。

ワイン造りの歴史は長く、明治20年代にはワイン造りを想定したブドウ栽培が上越市高田で始まり、ワイナリーが設立されました。
新潟県初のワイナリーを立ち上げた川上善兵衛上越市に「岩の原葡萄園」を開き、ブドウの交配育種に力を注ぎました。

日本の赤用品種のなかで最も醸造量の多いマスカット・ベーリーAをはじめとして、ブラック・クイーン、レッド・ミルレンニュームなどの品種を生み出した功績により川上善兵衛は「日本ワインの父」とも称されています。

近年では産地化の動きもあります。新潟砂丘の一角の角田浜と越前浜にはワイナリーが集積し始め、生産者たちが一帯を「新潟ワインコースト」と称しています。

現在、県全体のワイナリー数は10軒。「日本ワイン」の年間生産量は第7位で、日本全体の約3%未満です。

沿岸部一帯は海洋性気候。内陸部は盆地気候で、新潟県は長野県や山形県より暖かく、山梨県より寒いです。

◆新潟県の主なブドウ品種

新潟県は他県とは異なり、1位と2位を欧・中東系品種が占めています。
品種別ブドウ生産量順位は❶メルロ、❷シャルドネ、❸マスカット・ベーリーAの順で多くなっていますが、他にも注目されているのがアルバリーニョで、比較的降水量が多い土地にも適応し、今後産地化が進みそうです。

新潟県の主な産地は北から胎内市、新潟市南区、南魚沼市、上越市、新潟ワインコーストがあります。

関東

関東7都県全てにワイナリーがありますが、栃木県以外の「日本ワイン」生産量は僅かです。

栃木県は日本ワイン生産量は全国の1%で10位。原料ブドウは必ずしも県内産ではありませんが、醸造量はマスカット・ベーリーAが最大。県内ワイナリーの自社農園で育てられたリースリング・リオンのスパークリングワインが沖縄サミットの晩餐会で乾杯に使われています。

埼玉県は関東では栃木に次ぎ「日本ワイン」を多く生産しています。昭和初期より続く歴史の長いワイナリーがあります。

東京都は2014年以降次々と街中ワイナリーが設立され、ワイナリー数は6軒です。近年は都内産のブドウを使ってワインを造る動きが生まれています。

千葉県はワイナリー数は6軒。生産量は少ないものの、ブドウ栽培からワイン醸造まで一貫した造りを実践するワイナリーがあります。

栃木県のココファームにて

甲信

長野県

長野県は東京都の6.2倍の面積で、南北212km、東西120km、海に接していない県です。長野県の農地は松本盆地、上田盆地、長野盆地、伊那盆地の4つの盆地に広がります。

長野県のワイン造りは明治の初めです。明治政府によって、果樹栽培とワイン造りが奨励されました。山梨県と異なるのは本格的なブドウ栽培が、食用ではなく、ワイン造りを目的として始まった事です。

2002年には「長野県原産地呼称管理制度」が創設され、2003年から運用されました。現在の「日本ワイン」の年間生産量は全国で第2位で、日本全体の約2割を占めています。

長野県内にある4つの盆地はすべて盆地気候で、年間降水量が少なく、昼夜、夏冬の気温差が大きいのが特徴です。また、農地の8割以上が標高500m以上の高地にあります。

◆長野県の主なブドウ品種

日本で栽培されている欧・中東系品種のうち、メルロ、ピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランの生産数量は長野県がトップです。
アメリカ系品種を含めると、コンコードとナイアガラの生産量が多く、2品種で長野県の約5割弱を占めています。

長野県の主なワイン生産地は、千曲川ワインバレー、日本アルプスワインバレー、桔梗ヶ原ワインバレー、天竜川ワインバレーの4つに大きく分けられます。

千曲川ワインバレーは千曲川上流の佐久市から下流の中野市までの流域のワイン産地です。同県でもっともワイナリー設立が活発な地域で、近年設立されたワイナリーが多いのが特徴です。

日本アルプスワインバレーは長野県西部に南北に延びる松本盆地から、南端の塩尻市のみを除いたエリアです。東部は、長野県でブドウ栽培が始まった土地です。大町市、安曇野市、松本市山形村などが含まれます。

桔梗ヶ原ワインバレーは松本盆地南端の塩尻市全域です。明治初期の殖産興業政策に刺激され、ブドウ栽培とワイン造りがほぼ同時期に始まった長野県のワイン造り発祥の地として知られています。標高700~800mの高地でブドウ生育期間の日照量は全国1位、2位を争い、栽培条件に恵まれています!桔梗ヶ原はメルロの産地として名高く、ワイン原料は、コンコード、ナイアガラに次ぎ、メルロは第3位となっています。

天竜川ワインバレーは東を南アルプス、西を中央アルプスに挟まれた「伊那谷」とも呼ばれる伊那盆地です。盆地の中央を流れる天竜川が形成する河岸段丘と、天竜川に流れ込む支流が形成する扇状地のエリア。土壌は黒ボクと礫を含む低地土。主要品種はヤマブドウ、ヤマ・ソービニオンで、近年シードル生産も活発化しています。伊那市、宮田村松川町などが含まれます。

山梨県

山梨県は本州のほぼ中央部に位置する内陸県です。東京都の2倍の面積を持ち、東西、南北いずれも90kmの距離があります。

山梨県の中心部には甲府盆地があり、ワイン用ブドウ栽培、ワイン造りの大半が甲府盆地周辺に集中しています。
日本ワイン」生産量、ワイナリー数ともに日本一の県で、日本全体の3割以上を占めています。さすが、ワイン県ですね!
2008年に北杜市が日本初のワイン特区「北杜市地域活性化特区」に認定され、2009年には海外での甲州ワインの認知度を高めることを目的として、「Koshu of Japan」が発足されました。

©︎Koshu of Japan

2010年、甲州市が「甲州市原産地呼称ワイン認証制度」を制定し、2013年には国税庁によって「山梨」が初の地理的表示(G.I.)に指定されました。現在のワイナリー数は85軒(2019年時点)です!

甲府盆地は盆地気候で、内陸特有の気温特性を持ち、昼夜、夏冬の気温差が大きいのが特徴です。日照量はすべての地域で1,200時間を超え、長野県とほぼ同じで日本では最高レベルで、ブドウ生育期(4月~10月)の降水量は長野県より多いです。

◆山梨県のブドウ品種
山梨県を代表するブドウと言えばなんといっても甲州で、最も多い生産量を誇っています。
また、ワイン用ブドウの生産比率は、白品種が6割以上を占めています。
甲州とマスカット・ベーリーAの2品種で、県内生産量の75%を占めています。近年、プティ・ヴェルドの栽培面積が増加し、ワインの評価も上昇しています。

甲府盆地東部は甲州市、山梨市、笛吹市を含み、日本のワイン造り発祥の地と言われています。甲州ブドウの発祥の地でもあり、集中的に栽培されている。山梨県で最もワイナリーが多いエリア。県内ワイナリーの7割以上が存在し、大手3社が本拠を構えています。

甲府盆地北西部は、北杜市明野町、小淵沢町、須玉町、高根町、白州町)、韮崎市穂坂、上ノ山)、甲斐市を含み、2000年頃から新たな畑が次々拓かれる注目のエリアです。中央葡萄酒」が北杜市明野町で、甲州の垣根栽培を2002年より初めて本格的に開始(大半が高畝式)しました。
このブドウを使ったワインがロンドンの2014 Decanter World Wine Awardにおいて、日本ワインとして初の金賞および地域最高賞を受賞しました。

甲府盆地西部南アルプス市の白根町、八田一帯です。南アルプスに水源をもつ御み勅だ使い川がわが西から甲府盆地に流れ込む広大な扇状地で、大きな礫を多く含む砂質土壌で、非常に水はけがよいのが特徴です。

その他の地区には富士河口湖町大石地区、山中湖村清舞地区などがあります。

東海

日本ワインブームの影響を受けて新しいワイナリーも増え、愛知県に8軒、三重県2軒、静岡県8軒、岐阜県2軒のワイナリーがあります。

愛知県豊田市には特区制度を利用して設立されたドメーヌ型ワイナリー、岐阜県には修道院が営むワイナリーがあります。

©︎多治見市観光協会

近畿

大阪府

実は、大阪府はワイン造りの長い歴史を持っています。

大阪府では、1573~1592年(安土桃山時代)に、南河内地方の富田林村において、農家の軒先でブドウが栽培され、ブドウ酒が名産だったという記録があります。

本格的なワイン造りは大正時代に始まり、1930年代の最盛期には、ワイナリー数は110軒を超えました。その後、昭和を迎えブドウ園、ワイナリーも激減してしまったのですが、近年、耕作放棄地を利用した新たなブドウ園の開園、大阪ワイナリー協会の設立など、大阪のワイン造りを復活させようとする動きが生まれています。

「日本ワイン」の年間生産量は日本全体の約1%程です。

◆大阪府の主なブドウ品種

大阪府での代表品種はデラウェアで、大阪で生産される「日本ワイン」の約4割を占めています。

ワイナリーがあるのは、大阪市、柏原市、羽曳野市のみですが、生食用・ワイン用を含めたブドウ栽培地は、大阪府北部の能勢のせ町、東部の3つの河内地方に点在しています。

近畿地方のその他の産地

大阪を除く近畿地方には、京都府に4軒、兵庫県に3軒、滋賀県2軒、和歌山県2軒のワイナリーがあります。

兵庫県には第3セクターのワイナリー、や、明治政府が開設した播州葡萄園の跡地を利用したワイナリーもあります。

中国

中国地方には、鳥取県に5軒、島根県に5軒、岡山県に10軒、広島県に7軒、山口県に2軒のワイナリーがあります。

岡山県には大手ワイナリーが県内に位置しており、日本ワイン生産量第6位となっています。内陸部の新見市哲多には、ドメーヌ型ワイナリーがあります。石灰岩が母岩のテラロッサ土壌がみられます。

(ここは畑を眺めながらワインが飲めるカフェがあるのが魅力♡)

島根県日本ワイン生産量第9位で、1位山梨と大きく離れていますが甲州の生産量が多く、第2位となっています。

雲南市の乳業会社が母体のワイナリーは、黒ブドウの小公子のワインの全国的知名度を上げました。

四国

四国には、徳島県、香川県に各1軒愛媛県、高知県に各2軒ずつのワイナリーがあります。

九州

前回の記事でも触れましたが、九州におけるブドウ栽培は明治時代に始まったとされていたが、近年の研究で1627年より福岡県においてヤマブドウからワインが造られていたであろうことが明らかになっています。

大正時代に、福岡県でキャンベル・アーリー、デラウェア、甲州、甲州三尺さんじゃくが、熊本県ではキャンベル・アーリーが、大分県ではカトウバ、キャンベル・アーリーが導入されています。

現在、九州のワイナリー数は21軒で、宮崎県が6軒、大分県が6軒、熊本県に4軒、福岡県が3軒ずつ、長崎県、鹿児島県に各1軒ずつあります。

©︎安心院葡萄酒工房

沖縄

沖縄県のワイナリーは1軒のみです。主にパイナップルから果実酒が造られています。

©︎名護パイナップルワイナリー

最近では自生の野生ブドウであるリュウキュウガネブからのワイン造りが模索されており、近いうちに沖縄でも日本ワインが造られるようになりそうです!(私も春ごろ、そちらの畑を視察に行きました♪)

おわりに

ついに最後まで辿り着く事が出来ました。ここまで一緒に学習を続けて下さった方、見守って下さった方、本当にありがとうございました。

受験生の皆様の合格を心より祈っております!そして、皆様のワインライフがますます幸せで充実したものになりますように!!

機会があれば、ぜひ乾杯しましょうね♪

プルールでは日本ワインをはじめ、世界各国のワインを取り扱っています。

オンラインショップにはほんの一部のみの掲載なので、ワインをご希望の方はお気軽にこちらまでご相談ください☆
また、よく見直しをしているつもりなのですが、noteの間違いに気がついた方はこっそり教えて頂けるととても助かりますm(_ _)m

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