『ころころ』
転がるものに憧れる
角がないから
どこまでも転がれる
重い方が加速して
早く転がり続ける
遠くから眺めていると
幾何学模様に見えたり
動物っぼく見えたり
可愛くも醜くも見えたり
近付きたくなかったり
手で止めてみたくなったり
一緒に転がりたくなったり
転がるものに愛を感じたり
先を考えないこと
そこは見習いたい
そこだけは
最後の最後まで
信じたいって思う
いつまでも
変わらない自分自身に
自分でエールを送るかのように
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