一般的な塾と違う点(2)

基本的に宿題を出しません


プラスワンでは、基本的に宿題を出していません。

「やらされる勉強」の癖をつけて欲しくないからです。



「やらされる勉強」


「やらされる勉強」は「何をしようかな」と、子どもたちが自分で考える必要はありません。指示された通りにやればいいからです。

そして、その目的は「課題を終わらせること」になりがちです。
「やらされる勉強」は、「課題は終わったの?」「うん、終わったよ」というように、その内容よりも、「やった/やっていない」が評価の基準だからです。


これでは、学校で習った内容が「わからない」、習ったのに「忘れちゃった」と気づいたとき、自分で問題を解き直したり、先生に質問をしたり、自分から「なんとかしよう」と動くことができません。


つまり、高校入試で絶対に必要な「自分で勉強する力」が育たないのです。



「自分の頭で考える」習慣を身につけて欲しい


ワンコベから通ってくれていた生徒の割合が多い小学6年生の復習ノートには、「何をどう復習すればいいかな?」という試行錯誤がいっぱいです。

・ミスした部分に、「なぜ間違えたのか」という先生の解説風のメモ書きがある。

・授業中にミスをした部分に、授業中に先生が注意した内容が吹き出しで書かれている。

・以前学習した内容を、もう一度復習をしてみる。

・自分で問題を作り、その問題にチャレンジする。


こういった試みは、「やらされる勉強」に慣れている生徒には見られないことです。



試行錯誤には時間がかかる


前述のとおり、小6のクラスはワンコベから通ってくれている生徒がほとんどです。

ですからワンコベと小学部、あわせて2年以上塾に通ってくれた結果、ようやくこうした試行錯誤が見られるようになった、という状況です。

つまり、試行錯誤を始めるまでに時間がかかり、そこから試行錯誤して「自分なりの勉強法」を見つけるためにも、さらに時間がかかるのです。



クラス授業の強みは、一緒に勉強することによる「感化」


新しく入ってきた生徒たちが、必ず驚くことがあります。

それは、

毎週ただ楽しそうに塾に通っているだけに見えるのに、実は、家でしっかり復習やテストの準備をしていること

です。


こういう生徒たちがいる学習環境に身を置くことで、実は周りの生徒たちがしっかり準備している、ということに気づきます。

すると・・・

自分だけ塾のテスト結果が悪いのは嫌なので、「私もやらないと!」と思い始めます。

そして、「何をすればいいだろう」と考えるようになります。

自分で考えなければならないので、何をすればいいか悩むでしょうが、とりあえず目の前にある授業の復習や、次のテストの準備やり始める生徒が多いようです。

これを毎週繰り返しながら、試行錯誤するのです。



自分から動く→結果が変わる=成功体験


当然のことながら、準備をしてきたのですから、テストの結果は良くなります。

「今回は2問ミス!上出来だ!」
・・・と思っていると、周りの生徒は「はい、満点!」「はい、満点!」と、もっと良い点数を取ってニコニコ喜んでいます。

それを見ていると、「いや、私も次は満点を取りたい!」と思うことでしょう。


つまり、「周りの生徒たちに感化される」ことで、モチベーション(やる気)が上がり、頑張るようになるのです。



このように

自分から動く→結果が変わる

という成功体験を毎週味わってほしいのです。

このときの達成感、充実感、満足感は、生徒たちのモチベーションになります。

誰かに「あなたはやればできる」と言って励まされるよりも、何倍も効果があるのです。



「とりあえず、自分から何か動いてみる」という習慣を身につけるために、プラスワンではあえて宿題を出しません。