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お店さんに感じて欲しい「フードシェア」のシェア

フードシェアリングとは

フードシェアリング、という言葉が登場しだしてから何年か経っていますが聞き馴染みはありますでしょうか?
「カーシェアリング」という言葉なら「車をシェアする」という事では理解しやすいですよね。
1台の車を使ってない時間に誰かに貸したりして有効利用する、という変則レンタカーみたいなイメージ。
じゃあフードシェアリングは食べ物を貸すって事??え、それはムリじゃない??
・・・って思ってたのは食品ロス事業に取り組む前の私です。

フードシェアリングは食品ロスの削減サービスと理解していただければと思います。
よくあるのは売価の3割引きから5割引きぐらいで販売するようなサイト等。
「なーんだ、そういう事ねー」というのは一般論として本題はここから。

新解釈としての「シェア」

ここからはあくまでもプラスフード事務局だけが表現している新解釈となります。
皆さんが日々お店を営業されている中で常連さん等、贔屓にしてくれるお客様っていらっしゃいますよね?

私どもがお店さんに「ちょっと余剰になってしまった分を出品して新しいお客様の来店動機に・・・」と説明した時の返答として
「常連さんにサービスで出すからウチの店は廃棄無いんだわ」
ってパターンがあります。
他にも店主さんのFacebookアカウント等をフォローしていると時々
「イベントで爆余りしてしまったので誰か買ってー」と投稿があり
数時間後ぐらいに「全部売れましたー皆有り難う!!」って決着したようで安堵するパターンも。

という事でフードシェアリングのシェアは「常連客」のシェアだという新解釈はどうでしょうか?
プラスフードで貰いにくるユーザーさんは当然あなたのお店にとっては初めて見る人かもしれません。
でもこのユーザーさんは今まで何かしらの買い物をどこかでしていて、どこかのお店の常連さんである筈です。
そのお店の常連さんをシェアして、今自分のお店に来てくれたと考えるなら・・・
見ず知らずの新規の人に無料で食品を渡す事に抵抗があったとしても、
知り合いのお店の常連さんと考えるならそれはそれでちょっと印象変わりませんか?
仲間の仲間は自分にとっても仲間、みたいな感覚になりませんでしょうか。

「新規で来て1円も出さずに貰うだけの存在なんて絶対客になるわけがない」という先入観を持ってしまうのはある意味致し方ないかもしれません。
多分今までの色々なイベント企画などされて、悲しい経験をなされた人ほどそういう印象を持ってしまうように感じています。
別にその店主さんが悪いという訳ではなく、その前に出会ったお客さん側に何かしら裏切られた等があるのではないでしょうか。

でも今この瞬間は自分のお店の常連さんではなくても、どこかの常連さんだという事であれば貴方のお店の魅力が伝われば、どこかで常連であると同じように貴方のお店にも常連さんとなってくれる筈です。

今の常連さんは何故来るの?

恐らく貴方のお店の常連さんは貴方の提供するメニューや人柄などに魅力を感じて足を運んでくれていると思います。
それに対してちょっとオマケしてくれるサービス等も嬉しいのですが本質的にはそれが有っても無くてもきっと足を運んでくれると思います。
オマケしてくれる量が最近減ったからもう来ない、っていうのはそもそも常連客と言えるような人だったかどうか怪しいもんです。
そういう場合、店主さんが一生懸命に何かオマケを続けていても、ちょっと近くに大判振る舞いの新店が出来たらアッサリ乗り換えられてしまうケースもあるでしょうから、ある意味それまでの投資も無駄になってしまいます。

という事は今まで、ちょっと余剰分をサービスしていたうちの7割は従来の常連さんに継続するとして3割は新規客に足を運んでもらう分として考えるのは如何でしょうか。
そうやってどこかの常連だった人が何人か来る事でやがて自分のお店の常連にもなれば結果的に従来の常連客を減らさずに新規常連客を増やす事も出来る筈です。

そうでなくても常連さんは転勤した、生活環境が変化した等である日突然来なくなってしまう事もあります。
今いる常連さんはずっとこの先も常連である保証はないので新規客から常連客をある程度増やしていかないと先細りの未来になってしまいます。

それであれば、特定の常連客にならず常に浮遊回遊している人も含んだ新規客からではなく、既にどこかのお店の常連として常連気質をもった人達の中から自分のお店の常連さんを新たに開拓するのはどうでしょうか。

プラスフードではそういうシェアツールとしてのご活用をお待ちします。
登録料や出品料といった料金は一切かからない仕組みです。
どうぞ宜しくお願いします。


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