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保育士のiPad仕事術

はじめに

保育士の業務において考えをまとめ、書き出すという機会が多い。それらを効率的にこなさないと目の前の子どもとの時間を有意義に使えない。
自分が現役時代にiPadを使いこなせていたらもっと仕事がやりやすかったかもしれない。
そんなことを思いながら、自分が現役で保育を中心にしていることを想定しながらiPadで仕事をする方法を考えてみる


必要なもの

iPad(Apple pencilが使用できるモデル)
セルラー契約(ソフトバンク・au・ドコモなどのキャリア契約(SIMフリー可))
iPhone


悩みをすぐに解決できるツールとなる

保育業務において悩みは尽きない。
カリキュラムの書き方、お便りの書き方、子どもへの関わり方・・・これらに悩んだ際に先輩にすぐに相談できるだろうか?できると答えられる人、それはとても幸せなことだ。大体の人は難しいだろう。なぜなら先輩たちも忙しそうにしており相談なんて出来る空気でないことが多い。これは保育業界においてよくない部分でもあると思う。人材育成にリソースを割ききれない現状だ。そこは今は置いておこう
悩んだとき、私は何度も本に助けられた。
指導計画の本、子どもとの関わり方の本、保育所保育指針の解説書
これらを常に持ち歩き読めるとしたらどうだろう。
iPadはこれを解決してくれる。
本は電子書籍を購入すれば良い。
紙の本を購入したら写真を撮ってまとめれば簡易電子書籍ができる。
保育所保育指針は厚労省HPからダウンロードできる。
このように簡単に資料を持ち運べるようになる。
他にも制作活動でのネタ探しをするのには、Google検索が便利だ。googleでは、キーワードに対して画像で検索結果を出してくれる方法がある。
そうすることで欲しい情報を視覚的に集めることができる。今時ブログやインスタグラムで自分たちの知識を公開してくれる他人が本当に増えた。だからこそ先人たちの知識を有効活用させてもらおう。
他には、Pinterestというアプリがおすすめだ。これは、画像で検索結果を返してくれるだけでなく、関連ページを自動で出してくれる。そうすることで、自分の思考の補助をツールがしてくれるのだ。まさに情報社会だ。

やることの管理

保育士にはやることが沢山ある。そのやることに埋もれていると、締め切り間近に業務を処理しなければいけない状態になる。
やることリストは、本来いつ行うかを決めなければ大抵こなせない。これは様々な本での知見でも明らかだし、実際にそうであった。
ではどうするか?
実際にカレンダーに予定を入れてしまえばいい。
保育が忙しい日、ゆとりのある日、それぞれの置かれている立場はあれど、やるべきことは決まっているはず。

私はそれらを、○月にやること、今週/来週やること、今日やることと分けていた。これを紙の手帳でやろうとするとすごく大変だ。予定は変わるし、やろうと思っていることは基本的に計画通りにはいかない。必要なのは状況に応じて臨機応変に対応する力だ。そこデジタルツールだ。
カレンダーアプリを使用しiPhoneとiPadで連携をし、月単位で表示ささせたあとやるべきことを振り分けていく。
やることの頭に🟦や✅をつけることで終わっていないことが一目瞭然だ。やらなくてはいけないなら、日付がいくら過ぎようが今より未来に当てなくてはならない。そこの見落としを極限まで減らし、もしその日に行うことになれば、もともとやろうと思っていたことをずらす必要がある。
補足だが、やるべきことは何かしら目に見える形にするほうがいい。なぜなら自分でやるべきことを頭の中で覚えておくだけ、自分の脳味噌を消費しているからだ。少しでも効率的に仕事をするのであれば、自分の脳味噌を節約した方がいい。


スケジュールを毎日教えてくれる

カレンダーを使用すれば、行事や締め切りも管理できる。アプリによっては、その日のやるべきことを決まった時間に教えてくれる。秋に出るiOS14ではホーム画面にそのひいて1日の予定を表示させることもできるようになる。デジタルのいいところは通知機能だ。こうすれば、みるのを忘れたということすら減るはずだ。
場合によってはリマインダーアプリも有効だ。Siriを使用すれば、音声だけ設定もできる。



仕事が効率的にこなせるようになる

保育士だけでなく、仕事において必要なのは実際の行動に対する振り返りだ。これをPDCAと言ったりする。ここでは割愛するが、必要なの実際の行動に対する振り返り、そしてそれを次に生かすことだ。これを読んでいるああなたは、実際に行動を起こしているだろう。
その行動をもとに、どこがうまくいってどこがうまくいっていないかを振り返ろう。そんために必要なのは記録だ。時間外にそんなことをやる気力はないかもしれないが、1日だけでいいからその日を振り返り大体の時間を書いてみよう。バーチカル手帳のような票に書いてみるとよりわかりやすいはずだ。
実際振り返ってみると、まず思い出せない時間がある。そして無駄が多い。無駄と言うものは公開する必要はなく、次に生かせばいいのだ。
その時間をなにをするべきかを事前に決めておくだけで悩む時間は減る。
ただし、計画を立てるときにどれくらい時間がかかるかの予測は立てるようにしよう。10分で終わると思ったことが30分かかっていたり、一時間かかると思っていたら30分で終わったり。人間の感覚は案外適当なのだ。


まとめ


iPadは自分と向き合うためのツール
1日中に保育に入りながら時間をどうにか確保する
その予定をいつやるかを事前に計画し、いかに効率的に過ごすか

お便り、カリキュラム、制作の見本や準備、保育環境整備
やることが無限に湧いてくる
まとめて行うのではなく、分散をする
全てのメモ・資料・参考書をまとめ探す時間を極限まで減らす
自分の時間を確保し、自分のために時間を有意義に使う

保育士になったほどんどの人は「子どもが好きだから」だろう
仕事中は子どものために
プライベートは自分のために
時間を大切にし目の前の子どもたちのためにこれからも頑張ってほしい。

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