#17 「日本にもPMを体系的に学べるスクールが爆誕した!」

今回は、「日本にもPMを体系的に学べるスクールが爆誕した!」というテーマで注目するべき、日本のPM教育市場について考えました。

プロダクトマネジメントを学べるスクール誕生

はち :今日は旬のトピックをお送りしようと思うんですけど、ジョンさんはプロダクトマネジメントを誰に教わりましたか?

ジョン:誰にというと誰からも教わってないですね。会社で仲間がいるので、その人や先輩とか上司とかから学びながらやっているっていう感じかな。

はち :誰しもプロダクトマネジメントを体系的に教わりたいって多分一度思ったと思うんですよね。

ジョン:どこでもトピックが上がってきますよね。

はち :うん。アメリカとかではそういうのがあって、ついに日本にも爆誕したっていうお話です。PM school爆誕!パチパチパチ。これはですね、あのツイッターでPMあるあるをtwitterで連載している佐々木真さんと、maidolさんを中心のコミュニティがあるじゃないですか、PM Club知ってます?

ジョン:はい。PM Clubのやつなんですね。これ。

はち :そう。PM Clubを立ち上げたお二人が立ち上げたスクール事業ですね。で、もともとだからPM Club自体が今相当数いた気がしてて。ぱっと見で今、千五百人以上いますね。千六百人以上いるPMのコミュニティを立ち上げたお二人が満を持してスクールを立ち上げたと。toCとtoBがあるらしくて、タグラインを見るとですね、「プロダクト作りをプロから学べるスクール」「一日十五分から学習」「動画授業三百本以上」「未経験からPMスキルアップ」みたいなタグラインが書いてありますね。だからオンラインで動画を見て学ぶみたいなところが起点なのかな。利用者の声がすでにあるっていう、このPMが作ったサービスっぽい。もうちゃんとローンチ前にベータ版があって、きっとユーザーがいたんだろうというで、課題に合わせたプラン設計って書いてあって。スタンダードプラン動画講義と確認テストで学習を進められる人向け?これ東進ハイスクール系ですね。PMコーチングプラン専属コーチが担当につき、短期間で学びたい人向け、これ英語学習っぽいですね。PMキャリアプラン。PMとして転職がしたい人をキャリア相談を受けつつ学習できるプラン。

ジョン:なりたての人から、まあまあちょっと初級レベルという人と、まだなってない人も対象に入ってるんですね。まだなってない人が入って、ちょっと面白いですね。

はち :確かに。それで言うと、最初からPMってなかなかいないじゃないですか。だから自然とジョブチェンジしていくけど、これだけPMの認知度というか、数が増えてきたら、目指す人も確かに出てくるかもしれないですよね。

ジョン:別職種からPMになりたいっていうお話をちょくちょく聞きますよね。

はち :うん。今、学習コンテンツは今まで何があったかっていうと、「プロダクトマネジメントのすべて」を読むみたいな、書籍から自習するっていうスタイルですねが、一つ、これ風穴が開く感じですね。

ジョン:確かにそうですよね、こういうPMのための体系的にPMとは何かを学べるものって基本的に本しかなかったですよね。その一から学べるっていったところで言うと、ここは動画がメインになるのかなあと。コーチングプランとかもあるので、専属コーチが付くっていうのもあると思うんですけど、ここまでしっかりしてるのって、確かに日本で初めてな気がしますね。

法人向けプランもある

はち :いいですね。これはPM業界に風穴が開く気がする。今、法人ページを見ると、法人ページにも事例があるっていう。この完璧な用意周到な感じ。導入事例マネーフォワードさん。確かにマネフォさんとかPM僕も知り合いの方、何名かいらっしゃるんですけど、めちゃくちゃPMいるし、そもそも会社の規模自体がどんどん大きくなって、なんならグローバルになってってるから、この教育が一つの課題になりそうですよね。

ジョン:確かに今ちょっと導入事例あの拝見したんですけど、すでに約五十名以上のプロダクトマネージャーがいるんですね。

はち :うちの会社の全員の倍です。プロダクトマネージャーだけで。素晴らしいな。ってことは、もうエンジニアはもうその単純に考えて、多分二百人ぐらいはいるんでしょうね。少なく見積もってもね。確かにそれで言うと、このラインの横道さんと話してて。PM何人いるんですか?ラインさんって言ったら、多分200ぐらいみたいな。もう何なら分社化できますよね。その人数に。

ジョン:そんだけいるとそうっすね。まず会社としてその会社の中だけのコンテンツでが体験的に学習させるのは、もう絶対に無理だと思うので。そういうところでは結構この法人利用みたいなのもいいかもしれないですね。

はち :うん。確かにこの規模だとめちゃくちゃありそうね。それで言うと、企業観点から行くときっとその評価制度作るのとかまさにPMをどう評価するのかとか、採用基準とか大変そうですね。

ジョン:確かにそうですよね。採用基準とかって難しそう。そういったところまで、カバーしていくのかもしれないですね。このPM Schoolは。

はち :法人とかその可能性ありますよね。

ジョン:今ってどちらかというと結構初級者向けみたいな印象がありますけど、そのPMのマネージャー、そういう人向けのコンテンツも、もしかしたらこれから出てくるかもしれないですね。

はち :うん。面白い。これはこうご期待というか、要注目ですね。すげえな。価格ももう出てるし、個人向けも法人向けも価格も出ている。法人向けの価格は、スタンダードプラン今だけ入会金ゼロ円どっかで聞いたな。この感じ。で、半年か一年のプランがあって、一年プランだとスタンダードプランは月額一万円なんで年間十二万円です。動画は見放題ってことかなるほど。ああ。でもめちゃくちゃ専門学校とか、いわゆるまで多分この類ってデザインの専門学校とか、いわゆるプログラミングスクールとかのPM版だと思うんですけど。だとすると多分ね、単価としても高くない。

ジョン:そうですよね。そういうスクール系だったら相場はぱっと出てこないんですけど、別に一人十二万だったら動画がメインだからっていうのもあるかもしれないですね。比較的あの運営側としては、リーズナブルに設定しているように見えます。

PM教育市場が生まれた

はち :そうですね、ちょっとこれは要注目ですね。PMとしてだと一旦ここを見て、なるほどって参加するも良し。別に回し者じゃないんであれなんですけど。ただ、このトピックは注目するべきで競合が出てくるのか、はたまた違う学び方が出てくるのか分かんないけど、このPM教育市場っていうものが一つ出来上がったのは面白いですね。

ジョン:そうですね。この結果とか、今後どうなっていくのかっていうのは、確かにウォッチしていくべきところな気がします。

はち :そうですね。というわけで、今週のPMニュースでした。

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キャスト

  • MC

    • はち (PIVOT株式会社 プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/PassionateHachi

    • ジョン (とある上場スタートアップ プロダクトマネージャー)
      https://twitter.com/john_tk120

  • スタッフ

    • 「PMのネタ帳」コミュニティーメンバー

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