男子ってとりあえず何か集めてるよね

どーも、A型男子です。

というわけで、おもちゃにしろカードにしろ、セミの抜け殻にしろ、男子は「なんでそんなモンを…」というモノを集めるのに御執心である。

それをうまく取り入れたゲームがポケモンで、全種類コンプリートしても特にそれがクリアに繋がる訳ではないが、人はコンプリートを目指してせっせとモンスターボールを投げまくる。
そして、「全種類ゲットしたぜ!」と周りに言い、その達成感を得たら次の収集に旅立っていく。

おれについても例に違わず、というより思い当たる節しかないレベルで集めている。
ゲームでは全種類集めたく、FF5では宝箱の回収率を100%にするため四苦八苦した。
しょうかんまほうのシヴァを取り忘れ、最初からやり直すか血の涙を流して悩んだのも今では良き思い出だ。

また、現実世界でもその嗜好があるため、種類があるものやシリーズものには極力手を出さないように気をつけている。
子供の時から、マンガは全巻揃えないと気が済まない。
某マンガが流行った時は本屋を1日で7軒回ってしまった程である。

モノだけでなく、映画やアニメのストーリーなんかも全て見ないと気が済まないので、スタートする前に「全部イケるか!?」と自問自答してからにしている。
star warsに手を出せないのはそれが起因している。
フィギュアなんかも危険なので手を染めないようにしている。
実に厄介であるが男子なので仕方ないのである。

また、現実ではとーちゃんの影響なのか、山菜やら野草なんかをひたすら採ることが好きである。
春は地元の山で(管理人に確認した上で)クレソンやワラビなんかをアホみたいに採る。
集められるし食えるしうまいし最高で、趣味と実益がMk-ⅡとGディフェンサーが合わさったくらいスーパーな行為なのだ。

これは幼少期から変わらず、古い記憶では幼稚園児の時に、幼稚園の近くにあった自然公園みたいなとこでヨモギだのツクシだの野蒜(ノビル)だのを探して採っていた。
野蒜とは、根っこのところがちっこいニンニクみたいになった雑草である。
茹でて酢味噌をつけて食うと教えてもらった。

かーちゃんから「子供には食べられないかも」と言われたか何かで、「じゃあとーちゃんの夕飯用にたくさん採るぜ」とアホみたいに採っていた記憶がある。
とーちゃんがちゃんと食べたかは記憶にないが、飽食の時代に野蒜を主食のようにわんさか食べさせられるとは、恐ろしい拷問であり、とーちゃんからしたら余計なお世話である。

ちなみに大人になってからも食べたことがないので、どんな味かはわからない。
おそらくちっこいニンニクに酢味噌をつけたような味だと思われるので、そんなにたくさん食えないことは容易に想像ができる。
あの時のとーちゃんには誠に申し訳ねぇと思う次第なのである。

また、もしおれがこのようなおっさんでなく愛くるしい幼児から小学生くらいであれば、ひたすら四葉のクローバーを探していたい。
原っぱを四つん這いになって、葉っぱの数を数えて回りたい。

現在それをやってしまうと、良くて通報、普通で入院、悪くて投獄になってしまうことがわかっているので、己を律して四葉のクローバー探しは血の涙を流しながら我慢している。
これも、見つけたからと言って幸せになれないことは百も承知で、そういったスピリチュアル的願望を抜きにして、とにかく探し続けたいのである。

万が一原っぱで四葉のクローバーを探してるおっさんがいれば、ほぼおれで確定しているので優しくスルーしていただければ幸いだ。
何かツラいことがあったんだなと察していただければよい。

ちなみにアホだった頃、「世界各国の女子と死ぬまでに何人付き合えるか?」というチャレンジを思いついたことがある。
国連加盟国全てをコンプリートした猛者はいないはずで、おれがなってやるぜ!と伸び切った鼻下から鼻息をフンフンさせていたが、言葉の壁とお金の壁、そして「そもそもお前モテるんかい」というスペックの壁が高過ぎて断念することにした。
この思い付きから断念までは十数秒である。

どこかの国で処刑される前に、断念に思い当たって本当に良かった。
男子ってほんとアホよね。

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