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[悪魔の再来] 日本に帰ることになりました

こんにちは、アフリカと子どもが大好きな19歳のハセガワトアです。

タイトルの通り、帰国を予定より約二か月早め、二週間後にルワンダを出国することになりました。

きっかけは、パニック発作がひどく出た際にルワンダで入院することになったことでした。

クラウドファンディングでの皆様のご支援のおかげで実現した今回の渡航、このようなことになってしまい本当に申し訳ありません。

入院するに至っての経緯や、帰国を早めるに至った経緯などを今回お話しできればなと思います。

発熱して受診


今回、初めは発熱をきっかけに受診しました。

前日から38度を超える熱が続いており、念のために病院に行っとこうと思って車で連れて行ってもらいました。

ただ、今回も恐らく脱水がそのときには進んでおり、自分自身で歩くこともできなかったので救急の方に運ばれました。

この辺からは私の記憶はほとんどないので、全部後から聞いた話になります。

救急に運ばれた私はそこでパニック発作を起こしたそうです。

ルワンダに来てから長らく発作も出ず、自分が病気だということすら忘れていたので、まさかこのタイミングで発作が出るなんて思っていませんでした。

パニック発作と書きましたが、正確にはきっとパニックの一連の流れだろうということは分かっているものの、原因も病名もまだはっきり分かっていない意識消失発作です。

これです、これがきっかけで私は大学も休学することになったのです。

またこの悪魔がやってきたのです。

去年の5月頃に日本で入院した時のように、そのあと私は病院で何度も発作を繰り返したそうです。

なんせ発作が出てしまったのが病院、先生たちは初めて見る私の症状に焦りまくっていたそうです。

そらそうです、ただの発熱で受診したんですから。

何度も何度も痙攣と意識消失を繰り返し、そのたびに鎮静剤で発作を止めて、そうして数日間入院していたそうです。

発作後や薬が入っているときは錯乱状態だったようで、何度も学校行かないとと言って病院から脱走しようとしていたそうです。

本当に迷惑患者ですが、この学校に行かないとと言って突然起き上がるのは日本で入院していたときもやっていたそうです。

高校生の時、どうしても高校卒業には単位が必要だったので、発作の後すぐにふらふらになりながら半泣きで教室に向かうことが何度もありました。

きっとそのときのことを発作が出たら思い出しているのでしょう。

そんなこんなで突然意識を失っては脱走しかけて、一瞬目が覚めたときにはベッドにひもでつながれていました。

これはもう日本に帰らないといけないな、この国にはしばらく戻ってこれないだろうな、かすかな意識の中でそう悟ったのを覚えています。

そのあとたくさんの方々のおかげで無事退院はできました。

人生2度目の尿道カテーテルを入れていてトイレすらいっていなかったので、しばらくは歩くこともままならない状態でした。

ただKISEKIのレジデンスでスタッフが迎えてくれて、一緒に寝てくれて、歯磨きまでついてきてくれて、何もかもお世話になってたくさん愛を感じた数日間でした。

ここをもうすぐ去るのか、そんな実感が湧いてきたのは退院して2日目の昼頃でした。

ルワンダを出たくない


やっぱりルワンダをでるのは嫌でした。

自分がようやく自分の幸せを見つけた場所、愛すべき子どもたちや友達がいるところ、もうルワンダは私にとってただの日本からの逃げ場ではなくなっていました。

ここにいたら病気のことを忘れて生きていける、自分らしく生きていける、いかにしてルワンダで永住権をとろうか、そんなことまで考えていた矢先の今回の出来事でした。

途中で帰ることになるのも、しばらくもうルワンダ(海外)に行けないのも悔しくて悔しくて仕方ありません。

この病気にまた私の幸せを奪われた、こうやってこれまでも私の人生をこの病気は壊してきた、飛躍していろいろなことを悲観してしまってしばらく落ち込みました。

二十歳になる今年一年間は、自分の幸せをひたすら追い求めようと、ルワンダと日本の行き来の計画も立てていたのに、それも白紙です。

自分の人生の歯車が上手く回り始めたときにこそこの病気は歯をむいてきます。

なんとなく自分の人生の方向性が見えてきた時、大切な何かのピースを拾った時でした。

発信活動を始めて半年も経たないうちに、皆様に愛と希望を届けるどころか、こんな報告をすることになるなんて本当に悔しいです。

でもきっと、私のこれまでの経験がこうして役に立つときが来たように、今回の出来事も意味があるんだと思います。

今はまだそれが分からなくて真っ暗闇の中にいるような気分ですが、そう信じて日本で治療に専念します。


ノエラとのYouTube、このnote、Instagram、Xでの発信はコンテンツは少し変わっていくかと思いますが、帰国後も続けていく予定です。

どうかまたルワンダに帰ってこれる日が来るまで、応援よろしくお願いいたします。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の投稿も読んでいただけたら嬉しいです。




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