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【本棚】6月の推しは絵本の世界へ誘う本


言葉をあつめて編む仕事をしています。
本のこと読書のこと、気軽に語り合えたら楽しいですね。編集人ジュンコさんの本棚から、今月は、絵本の世界へ誘う本を3冊ご紹介します。

\6月の推し本/

★『子どもの本の森へ』

河合隼雄・長田弘/著 岩波書店(1998)
臨床心理学者の河合隼雄さんと詩人の長田弘さんの対談集。絵本から児童文学まで「子どもの本が好きでたまらん」というお二人の話は興味深いです。「子どもの本は読まなくちゃいけない本というより、目に入るところにいつもある本であればよい」。私も家中に積んである本の中から、一冊引っ張り出して読んでみたくなりました。

★『絵本の力』

河合隼雄・松居直・柳田邦夫/著 岩波書店(2001)
臨床心理学者の河合隼雄さんは「絵本とは不思議なのもので、0歳から百歳までが楽しめる」と言い、こどもの友編集長だった松居直さんは「絵本の文章は、声にして語る方がよい」と言います。絵本はひとり読みもよいですが、だれかと共読することでさらに力を発揮するのかもしれません。

★『砂漠でみつけた一冊の絵本』

柳田邦夫 岩波書店(2004)
ノンフィクション作家の柳田邦夫さんは、出会った絵本やご自身の体験から「おとなにこそ絵本を」というキャンペーンを続けてきました。絵本は人生に三度手に取る機会があると言います。まず自分が子どものとき、次は子どもを育てるとき、三度目は人生後半になって自分のために読むとき。そして、お気に入りの作品を「座右の絵本」にすれば「心の財産になる」と薦めています。
今月の本をご紹介していたら、絵本の読み会や読書会とかもやりたいなあと妄想し始めました。興味ある方いらしたらお声がけください。

■おしらせ

※ウチソト編集室 byジュンコさんの本箱 @pochijun
※個性的な本屋が集う架空のアパート「コーポむすびうた」【201号室】
※「小さくても書店マルシェ」


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