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京都さんぽ

お彼岸というのに、京都は朝からアラレが降る空模様だった。

いつでも退散できるよう、あまり計画的にでなく、小さく街歩きをすることにした。

しかし、計画的でないとどこから行っていいかわからなくて(笑)、とりあえず地下鉄市役所駅で下車。

気ままな街歩きスタート。

島津製作所
ここでお茶したかったけれど、街歩きはまだこれから
寺町の一保堂で、ほうじ茶を買う
六道の辻にある子育て地蔵
孫たちの成長を願って手を合わせる
子育て飴が気になりつつ、ここを曲がると…
六波羅蜜寺の近代的な建物が見えてくる
門構えも近代的で、思ってたんと違う
近代的な建物の中に
空也上人像をはじめ重要文化財がある
館内は撮影不可なので、外にあったポスター
「口から何か出てる人」と思っていたけれど、
手を合わせたくなるお姿に、瞼が熱くなる
六波羅蜜寺のおみくじも気になっていたひとつ
「自分の誕生日+女」の番号を伝えて戴く
開運推命おみくじ、当たってる感がある
「あじき路地」の長屋に来ました
いろんなクリエイターさんが入居しています
空室もあって「そうだ、ここ住もう」
大正時代に建てられたという長屋
路地にはこんな祠や井戸があります

あじき路地を出たあたりで、雨風が強くなって来た。
さっきも出会った外国人男性が、軒先で雨宿りしている。
あれ?さっきも会ったよね、雨が強くなってきたね、と心で会話してお互いニッコリ。
私は鴨川の方に出る。

これを歩いたら濡れちゃうなと、京阪の清水五条駅にもぐって考えることにした。

Googleマップを見ながらどうするか考える。
ここから京都駅まではバス?それとも東福寺まで行って乗り換える?

でも、某駅で息子との待ち合せまで、まだ3時間ちかくある。

ふと見ると、え!このまま地下道を進んだ2番出口に、半兵衛麩のお店がある!

なになに、私引き寄せられた!?

今読んでいる志賀内泰弘さんの『京都祇園もも吉庵のあまから帖』に、半兵衛麩の生麩が入ったおしるこが出てくる。
それがまた美味しそうなのだ。

悩みをスッと解決してくれるもも吉さん。
一見さんお断りの甘味処で出しているお麩は、半兵衛麩のもの(お話はフィクションです)。

小さな町家の店を想像していたけれど、半兵衛麩は交差点で目を引くビルだった。

1階は色々なお麩やスイーツを売っているお店
私は3階の「ふふふあん」でランチをすることに
湯葉の丼がいいお味でした
ここおすすめです
すでにお腹いっぱいだったけれど、迷わず注文
もも吉庵のおしるこが食べられるなんて感激

あーもう、お腹いっぱい。
雲の切れ間から青空ものぞき、さぁまた歩くわよ!

鴨川を渡ったところに、不思議な住宅?が…
壁全部が焼き杉なだけでなく、鳥居のデザイン?
と思ったら、お稲荷さん。敷地に元々あったのだろうか

大きな楠の下に由緒の看板があって、この辺りは光源氏のモデルになったひとり源融の邸宅河原院があったのだという。

以前から気になっていた丸福楼
もともと任天堂の本社だった建物をリノベーションして
今はちょっとお高めホテルに
新館は安藤忠雄設計
もっと斬新かと思っていたら意外と普通
ゲーム好きな外国人にも人気のよう
乗り上げちゃう車がいるのか、白いカラーコーン
いけず石にしてほしいな


そろそろ京都駅に戻ろうとバス停へ
以前バスの中から見て気になっていた開化堂カフェ
次はこの文化財の中でコーヒーを

というわけで、今回の京都町歩きはこのへんで終了。
小さな不動産屋の窓にある間取り図や、あじき路地の貼り紙を見ていると、京都に住みたい気持ちがむくむくと。

船旅に行ったと思えば、1年くらい京都に住めそうな気がする。
京都と家を行ったり来たりの生活を妄想しながら京都駅を後にした。

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