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いまどきのお墓事情~家族で考えたい”お墓”のこと~

2023.6.9 講師にPocket!相続アドバイザー 司法書士の岩倉祐子さんをお迎えし、「いまどきのお墓事情~家族で考えたい”お墓”のこと~」セミナーが開催されました

核家族化が進み、「家を継ぐ」とい概念が薄れている現代において、先祖代々のお墓をどうしていこうか・・・自分のお墓はどうしたらいいのか・・・悩んだり、気になっている方は多いと思います

いまどきのお墓事情を紹介いただきながら、みなさんのお墓の状況やお墓に対する思いや悩みもお聞きし、座談会のような会となりました

まずは 「お墓の歴史」について

・縄文時代から存在していて、土葬が主流であったこと
・江戸時代に入り寺請制度、宗門人別改帳ができたこと
・明治時代に入り個人墓から家族墓へと変化していき、火葬が一般的となったこと
などを教えていただき、寺請制度、宗門人別改帳など宗教との関わりの歴史も学ぶことができました

続いては「お墓の種類」について

・寺院、宗教ごとの共同墓地、公営、民営
・家族墓、夫婦墓、個人墓、永代供養墓、納骨堂
・樹木葬、散骨 など

なかでも、樹木葬と永代供養墓は増加傾向にあるようです
樹木葬は宗教、宗派を問わない点や、料金も明瞭なところが多いこと、また
永代供養はお寺でも行うところができるようになったことが増加傾向の要因となっているようです

では、これからのお墓はどうなるのでしょうか?

現代では「家を継ぐ」という概念が薄れてきており、寺院との関係性(檀家、お布施、永代供養費用)も変化しています
そのためお墓の多様化が進み、お墓を選択する時代となっています

現代はお寺と人々が以前ほど密接な関係を築いていないため、檀家やお布施の制度などはなかなかわかりにくいものがありますね

みなさんからは
・お寺へのお布施や永代供養代はいくらくらいが適正なのか
・先祖代々のお墓はあるけれど、墓守りをする人がいなくなるので墓じまいを考えている
・自分の子ども達にこの先もお墓を守ってもらうことが果たしていいのだろうか?と悩む
・まだ自分のお墓については全く考えていない
・お寺が遠く、なかなか墓参りにも行けない
・お墓の管理にお金がかかるので大変だ
・家族の中でも、お墓はいらないという人もいれば、大切にしたいという人もいて意見が違う 
などなど、いろいろなお話を聞かせていただきました

先祖のお墓をどうしていくのか、そして自分のお墓をどう準備するのか
お墓について考えることも「終活」の一つですね

少子化が進み、家族の形態が多様化している現代において、樹木葬、永代供養、墓じまいなど・・・まずはいろいろな選択肢があることを知って、どの選択が家族にとっていい方法なのかを家族で話し合うことが大事です
ぜひみなさんもお墓の種類について勉強して、お墓をどうしていくのかご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか

2023.6.9 セミナーの様子

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