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毎日更新じゃなくっても。

いきなりだけど、わたしのnoteは「毎日更新」じゃない。

いや、恥もふくめて正直に白状すると、今年の6月末ごろから一時期は毎日更新を目指していた。平日はエッセイ更新、休日は短歌更新、という形なら、なんとかつづけられるかなあなんて。

なんだかそのころnoteには「毎日更新」すれば自分が何者かになれるような空気がただよっていて、わたしもその空気にあやかりかったんだと思う。

実際、noteの今のシステムは「毎日更新」する人にやさしい。

わたしの連続更新日数なんてたかだか60数日くらいだったけれど、でもその間はやっぱり、「連続63日!すごい!」とか「連続64日!クリエイティブが炸裂してますね!」なんて、公開ボタンを押したあとに、毎日コメントを変えながら表示されるポップアップは、とっても励みになった。

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現状では、わたしのnoteは「平日は毎日更新、休日はときどき更新」だ。

連続更新が途絶えるときというのはたいてい決まっていて、休日の夜、「娘が寝たら育児短歌更新しよう」と思いながら、娘を寝かしつけているうち、スマホ片手に検討中の短歌の断片がメモされたまま一緒に寝落ちしている、というパターンである。

平日はわたしの場合、note更新を書く筋トレというか、仕事の一環としてとらえている節があるので、どんな日でもなんとか時間を捻出しようとする。でも休日はそのぶん、娘とベタベタいちゃいちゃしていることが多いので、優先順位がさがってしまうのだ。

そして翌朝起きて、「ああ、やっちまった!」と思う……ことが、最初の何回かは続いていた。連続更新がせっかく60日超えたのに!とか。実際、毎日褒め称えつづけてくれていたポップアップが、次の更新では「ぷいっ」と背を向けたかのように、あのそっけない初回表示にリセットされるときの切なさといったらない。……と、これも最初の何回かは感じていた。

でもここ最近は、「それでもいいや」と思うようになってきた。

たぶんそれは、自分なりの頻度を決めて、そのルールで運用できればいいかなあということを思いはじめたからだと思う。

そしてその「自分なりの頻度」というのは、たぶんそれぞれ「自分にとって何が幸せか」にもとづいて、どういうライフスタイルを送りたいか、そのうえでいま何をどの順序で優先したいか、によるんだろうなと思う。

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わたしの場合は、“育児短歌を考えながら娘といっしょに寝落ち”している自分も、なんかそれ、いいなあ、と思ってしまったのだ。自分に甘い。いってしまえばそれまでなんだけど。なんていうか、いまの自分、正直なそのまんまって、そのくらいのもんだよなあと思ったというか。

わたしなりの優先順位をいえば、現時点では平日は仕事が7割、休日は娘が8割くらい。だから平日は可能な限り、エッセイを毎日更新したい。ここは意外と頑なで、それこそ雨が降ろうが槍が降ろうが(娘が発熱しようが時に入院しようが)、夫と相談したりしてなるべく数時間でも時間を捻出しようと試みている。そのくらいには、自分の心身を健康に保つために、また自分の目標をかなえるために、わたしにとってnoteは大切な存在だからだ。

そして休日にはいさぎよく、そのバランスががらりと逆転する。それでも寝落ちしなければ夜には「育児短歌」を詠んだりするんだが、それは“娘のかわいすぎる日々の断片を何かのこしたくてやっている趣味”であり、平日のエッセイ更新のように自分のなかで「必須!」に位置づけなくてもいいかな、と、今では思うようになったのだ。

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「連続更新のポップアップって、とても励みになるけれど、ひとによってはしんどいだろうなあ」

自分も以前はそうだったし。そんなことをぼんやりと思っていたとき、このnoteを見かけて、とても共感した。

 “自分としては、細く長くのタイプも応援してくれる仕組みがほしい、と感じています。
 たとえば、1週間、10日、1ヶ月単位で続けれていたら、「4週連続!すごい!」みたいな感じでnoteさんがほめてくれる。しかも、ペースは自分で設定できる、とか。
 もしくは純粋に「9月の10個目!」とカウントしてくれる。かつ、1ヶ月で何本投稿するか、目標を自分で決めて、達成できたらnoteさんがめっちゃほめてくれる、みたいな。
 それかもう、思い切って、非表示を選択できる、ってのもありかもしれません。”

この気持ち、めっちゃわかります。

わたしも、「平日は毎日更新」とか自分なりの目標を設定できればめっちゃいいのになあ、って妄想していた。でも、いろいろとシステム対応する方はたいへんだし難しいだろうなあと。そしてこれも上記の五百蔵ぷぷぷッこさんが書かれていることだけれど、

“ただ、「どんなクリエイターを育てたいか?」というnoteなりの方針があることだろうと思うので、これ以上はなんとも言えないです。
 なんだかんだいっても、noteを運営していくためにはお金が必要で、そのお金を確保するためにも、「有料記事やサポートでコンスタントにお金を稼げるクリエイター」もしくは「cakesで記事をかけるクリエイター」を探し、育てていかないといけないわけですから。”

そうそう、そうなんだろうなあと思って、自分の心にとどめていたわけで。

でもまあ、採用されないにしても、noteとして片隅にひっそりおいておくのは別に自由だよなあと、今このnoteを書いちゃってますが。

自分なりの目標ペースを設定できてそれにあわせて褒めてくれる、は一番の望みだけれど、それが難しいならせめて「日数表示オフ」一択でもいいから、あるといいな。連続更新をそもそも目指していない層は、そのほうがまだ、つづける気になるかもしれない。

ちなみに、五百蔵ぷぷぷッこさん、わたしも疲れすぎる前に休むの推奨派ですよ。ちゃんと休んでる!えらい!(←ほめる人います)

▼過去記事で、「上手に休む、ことは、上手にはたらくため」ということを書いてます。よかったら……。

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そんなわけで、毎日更新じゃなくてもさ、って話でした。

まあ、このnoteは絶対にnote運営さん的に「おすすめ」じゃない内容だと自覚しているけれども、片隅にアップさせてもらうくらいは、きっとゆるしてもらえるはず。だってこれって、noteが好きすぎるがゆえの葛藤だもの。たぶん、同じような気持ち抱えているひとも多いと思うし。

noteのミッション「誰もが創作をはじめ、続けられるようにする」が真実なら、毎日コンスタントに連続更新できるタイプだけじゃなくて、長編や大作をアップしたいと思うひとへのあったかい応援システムや、平日のみ連続更新、なんてライフスタイルに応じた応援システムもあったらいいなあ、ますます好きになっちゃうなあ、と思ってます。

うん、求めすぎなんだろうけれど。noteなしに生きられないユーザーのつぶやきとして、置いておかせてください。

だってやっぱり、励まされるんだもんなあ、note運営さんの人間的なコメント。いつも、隅々までコンテンツを探しにきてくれて、有名無名問わずいろいろな記事をピックしてくれるところとか。大好きなんです。他のSNSにないものを感じさせてもらっているから。

だからうん、ついついこうやって、求めすぎてしまうんだな。

(おわり)

自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。