見出し画像

懐かしい音楽の記憶 その1

4月にリリースされたレキシのアルバム「レキシチ」参加ミュージシャンの一人に、加藤えろ正(小学生が付けそうな渾名)こと元BEATCRUSADERSのgt.カトウタロウ氏の名前を久々に拝見して、15年以上前によく聞いていたバンドBEAT CRUSADERS(通称ビークル)の音楽が再燃しています。

BEATCRUSADERS(ビートクルセイダース)とは1997年にgt、voヒダカトオル氏を中心に結成されたロックバンド。
メンバー全員、顔がプリントされた紙のお面を被っておりライブのみ素顔で出演する。
2004年ヒダカ氏以外のメンバーチェンジを経てメジャーデビュー。2010年9月に散解(解散)
wikipediaより抜粋


我が家は2歳の息子も含めてレキシの音楽大好きなのですがビークルの事は私しか知りません。
夫に語っているうちにあれ?私ってこんなに好きだったか?と何だか不思議な気持ちになりました。
と言うのも私がビークルを知ったのは、メジャーデビューした2004年からでしっかり情報を追っていたのは約6年間のメジャー活動期間のうち前半3年間くらいです。
彼らの音楽や存在感そのものが、短くとも濃い思い出を残してくれました。

憧れから始まった


ビークルとの出会いは、高校1年生の頃。
生まれ育った地元は田舎地方のさらに田舎。
電車は1時間に1本あれば良い。
帰り道に存在する商業施設は小さな本屋とコンビニ1軒。
NO MUSIC NO LIFEのCDショップもHis Master’s VoiceのCDショップも電車を3つ乗り継いで2時間以上かかる。

そんな退屈な田舎の学生だった私の小さな楽しみは偶然見つけた映画と音楽が好きな美大生が運営するイラストサイトでした。

元々映画好きが高じて巡り会ったサイトでしたが
この管理人さんがおすすめした映画や聞いている音楽も私好みで多大な影響を受けました。
お洒落な音楽やファッションを楽しむお姉さんという存在に憧れもあったのかもしれません。見聞きするものは何でも知りたかった。
彼女が最近BECKというバンドを題材した深夜アニメを見ている事、その音楽監修をしているBEATCRUSADERSが良い!
と興奮気味に書いたブログを読んでビークルの公式サイトでMVを見ることに。

まず衝撃だったのはMVの冒頭ラジオ風にDJが曲を紹介するセリフがあったのですが、それがなんと当時よく聴いていたラジオ局の看板DJ小林克也さんでした。

メジャーデビューシングルなのに豪華な演出!と驚く間もなくいつもの克也さんの声で「BEAT CRUSADERS ! HIT IN THE  U.S.A」
から始まる軽快なハンドクラップ。
ギターのイントロからキャッチーなメロディにネイティブじゃないシンプルな英語詞。
そしてあのお面をつけたメンバー。
何だか動きがおかしな人達だけど。
コスプレみたいな不思議な服や髪型の人いるけど。
音楽はかっこいいし、頭から離れない。
あっというまに引き込まれてしまいました。

すぐに他の曲も聴きたい!と思いましたが前述した通り田舎のお金もない学生にはCDを買うどころか試聴するのも難しい。ですが市内唯一のレンタル店にコーナーができて、インディーズ時代のアルバムやBECKのサントラも借りることができました。
(このレンタル店は映画も音楽も充実していて実家を出るまで本当にお世話になりました)

初めて買ったアルバムは『P.O.A -POP ON ARRIVAL-』

LOVEPOTION #9 のMVが近未来的で痺れた。

レキシチより

息子はビービーのうたと呼ぶ。
最近ライブとは疎遠だったから、えろ正さんがバンドメンバーだったの知らなかった!いつか息子とライブを観に行きたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?