前日に今までの荷物を私は取りに行き、そのあと担任の先生と話し、校長室で、校長先生と教頭先生とお話した。とっても優しい言葉をかけてくださり、無理しないで、来れなかったら私たちお家までと届けて渡す事も出来ますから。と言ってくれていたので、私の気持ち的にも楽になり、当日は娘に任せようという気持ちに切り替わっていた。

やっと来たね。この日が。

卒業式前日。学校行けても行けなくても。いっその事どっちでもよかった。

とりあえずよかった。

頑張ったね。

学校に送り。学校の正面玄関には卒業生で沢山だった。

娘は、いつもの暗い顔を振り払って、私に「行ってきます」と、

しっかり目を合わせて車を降りた。

よく今日来れた。と私は安堵でなんとも言えない気持ちで涙が溢れ出た。

車を止め、私も学校に入ると娘はクラスの今までのグループの子達たちと居た。娘が前のような当たり強い態度に豹変。娘に声をかけると「わかってっから！」「またか」と心で思う。

娘は学校に入るとスイッチが入ったんだ。

強気スイッチ。なんだろうけど。

珍しく娘の友達があいさつしてきた。いつもコソコソしていたから、その子も何かかわったのかな。

コロナ対策で教室は行けなかったので、すぐに体育館に行き、始まるのを待っていた。クラス写真を撮りに卒業生が体育館に来た。

別のクラスが写真撮っている間に、担任の先生が丁寧に娘に、座る流れや、授与式の流れ、受取方など教えて貰っていた。練習もできなかったから、出来るかとても不安だった。

卒業式が始まる。

入場だけで、もうこの日を待っていたから感動。

卒業証書授与式。

娘の名前が呼ばれる。。

流れもばっちし。声もかすかに聞こえた。

「よかった。ただただ、よかった。」

受けとり、自分に席に着く。思わず。涙が溢れ出る。

「本当に頑張ったね。よかったね。おめでとう。」心で。

練習もなしに大変だったと思う。今日はすごく頑張った。

卒業式は１時間で終わった。

娘との写真も撮れた。これも進歩。

終わったあと、娘に肩組んで、「○○（娘の名前）おめでとう。頑張ったね。よし！！」

娘は照れくさそうに「おう」と

娘にとって大変な１日だっただろう。

だけど、みんなと卒業式迎えれてよかったね。

第一段階突破した。

まだこれから先なんてわからないけど、今日と言う門出は。思い出に残るのかもしれない・・・

娘よ。おめでとう。大好きだよ。

今日の一言

変わるときは自分の力に限る。

周りがどうしたって、結局は自分の気持ち。人に理解をしてもらうのは、とっても難しい、理解してもらうのには自分が発しないと相手には何も理解できない。