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「感走」

人の歴史、それ以外の歴史を受けて、心から体へ。瞳から頬へ、涙が伝う。天にも上る感動を浮いた言葉で表すたび、空飛ぶ量産型と呼ぶもうひとりの自分が現れる。

立ち止まれば、血/知は、どこかで滞り、脳が鈍る。部屋の中、町の中、本の中。「らしさ」と特別は、走らないと見つからない。紙と筆をしまって、完走しないように。

息が上がっても、なにかを愛せずにはいられない。
そんな「フリ」が本当になる日まで。

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