ポエトリースラムジャパン

ポエトリーリーディング 日本選手権大会。 このnoteでは大会情報やアーティストインタ…

ポエトリースラムジャパン

ポエトリーリーディング 日本選手権大会。 このnoteでは大会情報やアーティストインタビューなど、ポエトリースラムジャパン とポエトリーリーディング に関する情報を発信していきます‼️ http://terra-engine.com/psj/

最近の記事

創作の原点は「世界が自分にとって居心地よくない」という感覚。<PSJ2019日本代表・川原寝太郎>

新型コロナウィルスが世界に衝撃を与え、未だ猛威をふるう2020年。毎年5月にパリで開催されているポエトリースラムW杯も、オンラインでの開催を余儀なくされました。 そこに日本代表として参加したのが、川原寝太郎さん。ポエトリースラムジャパンには2016年の第2回大会から毎回参加され、5回目にして初の優勝を手にしました。 オンラインW杯ならではの貴重な体験談はもちろん、20年前から現在に至る創作の変遷や、その秘密をたっぷりお聞きしました。がっつりロングインタビュー、どうぞご堪能くだ

    • いいことばっかりじゃないけど、全部詩にしてしまえばいいって思えるときが来る。<PSJ2018ファイナリスト・三木悠莉>

      2018年大会でポエトリースラムジャパン(PSJ)初の2連覇を果たした三木悠莉さん。2017年大会では初の女性チャンピオンに輝いているので、これで二つの「初」を飾ったことになります。 パリで行われたポエトリーW杯に出場したことがきっかけとなり、ロシアのモスクワでのポエトリーフェスティバルにも招待されました。日本にとどまらず、世界で活躍されています。2回目の全国大会優勝や、世界のステージに立って感じたことをインタビューで伺いました。 チャンピオンならではの、ここでしか聞けな

      • 思いが伝わったか、自分のパフォーマンスができたか。それがすべて。<PSJ2018ファイナリスト・iidabii>

        ポエトリースラムジャパン2018全国大会で準優勝。日本代表として、パリのポエトリースラムW杯にも出場されたiidabiiさん。全身から振り絞る言葉の熱が、観客を釘付けにします。 最近は「さいたまポエトリーフェス」など地元を中心にオーガナイザーとしても活躍。PSJ2019年大会ではさいたま大会を主催されました。 iidabiiさんの表現の原点、NYやパリでの国際イベントの経験、そしてリーディングにかける情熱を存分に語っていただきました! いちばん怖いのは、届くはずの言葉

        • 自分ができる詩への貢献は、自分らしく書くこと <PSJ2018ファイナリスト ジョーダン・スミス>

          ポエトリースラムジャパン(PSJ)2017年春大会に続き、2018年大会でもファイナリスト進出を果たしたジョーダン・スミスさん。翻訳家であり比較文学の研究者でもある彼のリーディングは、日本語と英語を行き来する音の面白さと知的な冒険に満ちています。 事情により、残念ながら全国大会参加は叶いませんでしたが、生い立ちから詩やポエトリーリーディングへの思いまで、たっぷりとお伺いしました。 波乱万丈の半生と、様々な言葉との深いつきあい。じっくりお楽しみください。 学生時代から日本

        創作の原点は「世界が自分にとって居心地よくない」という感覚。<PSJ2019日本代表・川原寝太郎>

          ポエトリーリーディングを通じて目指す、短歌の再発見 <PSJ2018ファイナリスト・野口あや子>

          2018年に開催されたポエトリースラムジャパン(PSJ)名古屋大会で準優勝し、全国大会へ出場された野口あや子さん。 PSJは初出場という野口さんですが、普段は短歌の世界で活躍されています。2006年には短歌研究新人賞を、2010年には現代歌人協会賞を歴代最年少受賞するなど、若手世代を代表する歌人のひとりです。 そんな野口さんがポエトリーリーディングの舞台で表現する短歌の世界。その異様な緊張感と興奮に包まれたパフォーマンスの秘密を語っていただきました。 ポエトリーリーディ

          ポエトリーリーディングを通じて目指す、短歌の再発見 <PSJ2018ファイナリスト・野口あや子>

          知らない世界があって、すごいと思わされる人たちがいるのを知れたのが嬉しい <PSJ2018ファイナリスト・katsuya>

          ポエトリースラムジャパン(PSJ)2018年大阪大会に初出場したkatsuyaさん。硬派でストイックな佇まいと、半生が滲み出るようなズシリとした言葉で強い印象を残しました。 普段は盟友と二人、バンドgrumbとして活動している彼に、ラップやポエトリーリーディングとの出会いから、PSJを経たご自身の変化までをインタビュー。 ラップでもポエトリーリーディングでも、真摯に学び技術を究めていく、まっすぐな姿勢を感じてください! バンド勢のなかでひとり、どヒップホップをやってた―

          知らない世界があって、すごいと思わされる人たちがいるのを知れたのが嬉しい <PSJ2018ファイナリスト・katsuya>

          自分の中にポエジーがあるということが、人を自由にする。<PSJ2018ファイナリスト・鏡花>

          ポエトリースラムジャパン(PSJ)2018年東京大会Bに初出場し、その声の響きや佇まいの優美さで一気に注目を集めた鏡花さん。実は声優・沢口千恵としてテレビや映画の第一線で活躍される一方、作詞家としての顔もお持ちです。 また写真家・大泉美佳さんとのプロジェクト「言奏幻写」では、言葉とビジュアルによる幻想的な作品を作り出し、さらにその世界をライブでも展開。多方面に才能を発揮しています。 そんな彼女のルーツを紐解くと、声と言葉への深い愛情があふれ出てきました…。朗読に愛し、愛さ

          自分の中にポエジーがあるということが、人を自由にする。<PSJ2018ファイナリスト・鏡花>

          文字で完成させた短歌を、声で伝える装置でありたい。 <PSJ2018ファイナリスト・本山まりの>

          ポエトリースラムジャパン(PSJ)2018年名古屋大会で、会場賞を受賞された本山まりのさん。3度目の出場にしてはじめて、短歌の朗読でチャレンジしていただきました。 ピンと張った糸のような静けさと、ヒリヒリするような情感。けして大きな声を使わないからこそ、聴く人に耳をすまさせ、作品世界に引きこむ力を感じます。 そんな本山さんに、短歌をつくること、声にして伝えることの試行錯誤をじっくりうかがいました。聞けば聞くほど、創作やステージへの真摯さが伝わってきますよ! 声だけで世界

          文字で完成させた短歌を、声で伝える装置でありたい。 <PSJ2018ファイナリスト・本山まりの>

          怒られるかもしれないけれど、読んでみよう。むき出しの勝負こそ美しいから。<PSJ2018ファイナリスト・荒木田慧>

          彗星のごとくポエトリースラムジャパン (以下PSJ)2018前橋大会に現れ、優勝を果たした荒木田さん。全国大会でも引き込まれるパフォーマンスで、私たちに深い印象を残しました。彼女の詩はどこからやってくるのでしょうか。その震源地を探ります。 心と言葉がつながる瞬間、詩作から朗読への道-荒木田さんが詩を書き始めたきっかけを教えてください。 荒木田:もともと、なにか書きたいとか作りたいという衝動はありました。小学校のときとか、小さい頃は作文が結構好きで、自分で作った物語を母にワ

          怒られるかもしれないけれど、読んでみよう。むき出しの勝負こそ美しいから。<PSJ2018ファイナリスト・荒木田慧>

          やっぱりお客さんの笑顔を見たい。それしかできないんで。<PSJ2018ファイナリスト・泥酔侍>

          2016年のポエトリースラムジャパン(以下、PSJ)大阪大会に出場して以来、独特のストーリーテリングで存在感を醸している泥酔侍(でいすいざむらい)さん。2018年の大阪大会で優勝し、全国大会進出を果たしました。 ご本人曰く「ダメだけど憎めない」キャラクターたちが繰り広げる、可笑しいほど残念極まりない、時には残念が過ぎてホラーになっちゃうような一人称語り。一度聴いたら忘れられません。 休日の午前中、その名前に違わず二日酔い中という泥酔侍さんに、詩や朗読との奇妙で楽しい関わり

          やっぱりお客さんの笑顔を見たい。それしかできないんで。<PSJ2018ファイナリスト・泥酔侍>

          詩が音楽的であるとき、そこにはまず調和があった。<PSJ2018ファイナリスト・石渡紀美>

          2018年9月に開催されたポエトリースラムジャパン(以下、PSJ)前橋大会から全国大会へ出場された石渡紀美さん。 朗読活動を続ける中で2017年春大会から本大会に出場。常に予選大会を勝ち進み、ファイナリストとして本選に上がってゆく強さを見せ続けてきました。 スラム出場への経緯や、普段の朗読との違い、そして声や音楽のことなど多岐に渡るお話を伺いました。 スラムとオープンマイクは対極のもの―朗読活動を長く続ける中で、スラムに初めて出たときのお話を聞かせてください。 石渡紀

          詩が音楽的であるとき、そこにはまず調和があった。<PSJ2018ファイナリスト・石渡紀美>

          自分が書いた一行に導かれながら次の言葉を書く。自分の発した声に導かれながら読む。 <PSJ2018ファイナリスト・向坂くじら>

          2018年でポエトリースラムジャパン(PSJ)は4回目の出場となった向坂くじらさん。ポエトリーリーディング自体は2015年の夏から始め、ギタリストの熊谷勇哉さんとともに2016年の春からAnti-Trenchというユニットでも活躍しています。そんな向坂くじらさんにPSJ2018についてインタビューしてみました! スラムで勝つことが今の自分が一番欲しいことではない―去年の11月半ばでしたが、PSJお疲れ様でした! あれからどうですか? 向坂:なんかね、ちょっとね、戦う関心を

          自分が書いた一行に導かれながら次の言葉を書く。自分の発した声に導かれながら読む。 <PSJ2018ファイナリスト・向坂くじら>

          Zohab Zee Khan ワークショップ・レポート "詩人の授業"(後編)

          ポエトリースラムのオーストラリアチャンピオン、Zohab Zee Khan(ゾハブ・ズィー・カーン)。彼が来日した際にインターナショナルスクールで行った、詩の一日特別授業のレポート・後編をお届けします。 同じ教室のなかで学年の違う複数の学生グループを相手に、目の覚めるような手際良さで詩のレッスンを進めるゾハブ。取材したマエキクリコさんは前回、その様子を「まるで2つの大鍋を火にかけつつ、同時進行でデザートも作るシェフみたい」と表現されていましたね…(まだ前編を読んでいない!と

          Zohab Zee Khan ワークショップ・レポート "詩人の授業"(後編)

          ポエトリーリーディングが内包している、文字と肉体が組み合わさって言葉になるものと私は一生付き合っていく。<PSJ2018ファイナリスト・浅葉爽香>

          2017年春大会で、ポエトリースラムジャパン(PSJ)に初出場した浅葉爽香さん。ありのままの自分、自由である自分を追って、様々なスタイルでポエトリーリーディングを行っていました。浅葉さんは学生(取材当時)として学校でも詩を学んだり、PSJだけではなく自分でイベントを開いたりしています。 彼女が大切にしているのは「自分の肉体で言葉を話す」こと… ポエトリーリーディングを通じて彼女はどんどん成長していっています! PSJは2018年の大会で三回目という、浅葉爽香さんにインタ

          ポエトリーリーディングが内包している、文字と肉体が組み合わさって言葉になるものと私は一生付き合っていく。<PSJ2018ファイナリスト・浅葉爽香>

          抱きしめながら突き飛ばすっていうのを、絵でも詩でもテーマにしてる。<PSJ2018ファイナリスト・伊藤晋毅>

          伊藤晋毅さんは2018年ポエトリースラムジャパン東京大会Bで、観客投票による「会場賞」を獲得、全国大会に出場しました。 全国大会以降も、各地のオープンマイク、タッグスラム、ゲスト出演などで活動の幅を広げている伊藤さん。印象的な作品『ハンバーガーバー』を始め様々な切り口で、日々おもしろい世界線を切り開いています。 現代アートを経て、スポークンワードとの遭遇へ ーポエトリーリーディング を始められたきっかけは? 最初は「詩のボクシング」に出ようかなって思ったのがきっか

          抱きしめながら突き飛ばすっていうのを、絵でも詩でもテーマにしてる。<PSJ2018ファイナリスト・伊藤晋毅>

          あざといくらい青春の詩なので「あ、青春の人だ」って思ってもらえるかなって。<PSJ2018ファイナリスト・毒林檎>

          2018年9月に催されたポエトリースラムジャパン(以下、PSJ)前橋大会で会場賞を受け、全国大会へ出場された毒林檎さん。 2018年から詩作を始めた駆け出しの高校生詩人がまっすぐ詩に向き合い、真摯に戦略を練って臨んだ前橋大会と全国大会。 PSJのみならず、多くのスラムや朗読のイベントへ精力的に参加し、第2回西荻DUMBO(ラッパーのうめda詩学が主催するスラム)では見事に優勝を攫っていきました。 驚く速度で成長を続ける毒林檎さんに、詩との出会い、大会を通して見えてきたこと

          あざといくらい青春の詩なので「あ、青春の人だ」って思ってもらえるかなって。<PSJ2018ファイナリスト・毒林檎>