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生活残業しない方がいい

私に業務を引き継ぎして定年退職した方がいた。

引き継ぎで教えてくれるのはいいのだが、「ん?」と言うところがあった。

平日の就業時間内に引き継ぎせず「明日仕事教えるから、1時間残業出来る?」
年末調整の書類を準備する時は、「平日だと電話取ったりなんやかんやで落ち着いて出来ないから、土曜日に出てきてやろう。」…等々。

私は「平日の定時内で教えてくれればいいのに。」
「教えるのに時間がかかる分量じゃないし」
としか思わなかった。
引き継ぎが終われば自分のやり方でやれる、と考えて休日出勤や残業は我慢した。

その人の過去の勤怠を見てみた。何月が忙しいとかあるのかな、と言う軽い気持ちで。(私は総務なので勤怠を見れる)
土曜日出勤を月1回以上はしていた。あとは、1時間程の残業もちょくちょくしていた。
確信したのは、生活残業を意図的にやっていると言う事だ。

引き継ぎを受けている時から、また引き継ぎが終わってからも、残業する様な業務量では無いと感じた。
たまに隣のその人を見ても、暇そうに携帯をいじっていたり、パソコンで何やっているのか分からない動きをしていた。

私は内心、その人の事を冷ややかな目で見ていた。

その人が定年退職してから、経理の先輩が言っていた。
「あの人は、製造現場の残業が増えたら文句を言う癖に、自分はお金の為に土曜日に出てきたりしている。何もやる事が無いのに。」
周りの人にはバレている。

引き継ぎしてくれた人の事をよく思っていない事は薄々感じていたけど。

残業を減らして業務効率上げる事が求められている今、生活残業する人がいればお荷物だろう。
会社側から言えば、給料泥棒だろう。

引き継ぎにかこつけて、生活残業に付き合わされた私、経理の先輩、会社…。誰一人として良い事だと思われていない。自分だけが良ければいい、と言う問題でもなく周りの士気を下げている。
百害あって一利なし。
評価が上がる事は無いだろうし。

多分、ダラダラ仕事する事に慣れてしまうと、本当に忙しい時に効率良く仕事できないと思う。
長い目で見ても、おすすめしない。


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