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本紹介『続々自閉っ子、こういう風にできてます』



『自閉っ子、こういう風にできてます』
『続自閉っ子、こういう風にできてます』
の続編になります。


『続自閉っ子、こういう風にできてます』から、作業療法士の岩永先生と感覚統合の話をされています。


続々の今回は、主に固有受容覚の話、住環境の話などをされています。
固有受容覚の弱さは体を動かす以外にもたくさん苦手なことにつながったり、自己認識にもつながります。
固有受容覚、ボディイメージ、弱い自閉っ子は多いです。


自閉っ子の感覚を言語化してもらえると、とても参考になります。
言語化できない方も、同じような感覚で生活されている方もいるのだとわかります。

例えば、何かをしようとして視線を動かした数秒の間に違うことに気を取られて忘れてしまうということ。
私もたまにありますが、そんな比ではないくらい、ワーキングメモリー、注意力、刺激などに特有のものがあることがわかりました。
風に当たって気が逸れたり、コンセントを差すためにしゃがむと視界が変わるので、気分が変わったり忘れたりするそうです。
刺激が気分や記憶にまで影響します。

言葉で伝えられる方でも自分の身体の感覚をわからないこともあり、上手く説明できないこともあるようです。
感覚を言葉で伝えられない方は、なぜ不安定になっているのかイライラしているのかを本人も周囲もわからないこともよくありますが、身体の感覚に問題がある場合も多いのだろうと思います。

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