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7年連続の登壇!弾幕フィードバックで挑んだ『CEDEC 2023』

2023年8月23日から25日の3日間、パシフィコ横浜 ノースで開催された『CEDEC 2023』。4年ぶりのリアル会場での講演、ポケラボからは7年連続の登壇となりました。

今年はゲーム事業本部 エンジニアの野口が「低スペックスマホでも快適に遊べる! 弾幕系シューティングの処理負荷を抑えるテクニックとは?」というテーマで登壇。
新規プロダクト開発に従事している野口ですが、兼務で所属している組織横断型の技術基盤チームでは日々さまざまな技術調査や検証を行っています。今回はそんな中で弾幕系シューティングを題材に、膨大なオブジェクトの制御の処理負荷をどのように抑えたか、その検証と結果を発表しました。

今回は登壇を終えた野口に率直な感想や、登壇までの過程で印象深かったエピソードを聞いてみました。


セッション概要

テーマ: 低スペックスマホでも快適に遊べる! 弾幕系シューティングの処理負荷を抑えるテクニックとは?

登壇者: ゲーム事業本部 エンジニア 野口 高志

セッションの内容: 弾幕系シューティングの最大の特徴は「膨大な弾幕量」です。 多数の敵キャラクター・大量の弾幕が展開されるため、処理負荷を抑える複数のテクニックが必要となってきます。 本セッションでは、低スペックスマホ(ターゲット:iPhone7)でも30fpsで動作する弾幕系シューティングアクションゲームをUnityで制作するためのテクニックを紹介します。
https://cedil.cesa.or.jp/cedil_sessions/view/2812
※登壇資料はCEDiL(CEDEC Digital Library)のサイトに会員登録(無料)するだけで閲覧可能です

登壇を終えて

野口:CEDECのような大きなカンファレンスでの登壇は初めての経験でしたが、しっかりと事前準備ができていたこともあり、当日は物怖じせず話すことができたと思います。といいつつ、登壇直前にApple Watchから「心拍数が高い状態です」と警告されていましたが……(笑)。
特にコロナ禍以降、オンライン開催となっていたCEDECも、今年はオンラインとオフライン同時のハイブリット開催となったため、実際に聴講者の前で発表できたのはとても貴重な経験になりました。やはり「いま自分が話していることがきちんと聴講者に届いている」という実感が持てるのは登壇中のとても大きなモチベーションになります。今回はショートセッションでしたが、「もっと話したいことがあったのに……。」と時間の関係上泣く泣く省いてしまった内容も多いので、次はロングセッションに挑戦していきたいと思います!

今回のセッションは「甘口」として講演の登録していたこともあり、学生や初学者の方でも学びが得られるようにと、技術的な内容の部分もできるだけ図を多用して概念的な理解から入れるよう意識して資料を作成しました。これは社内メンバーからのフィードバックで途中から意識的に取り組んだことでしたが、結果として資料を見ていただいた方々から、「とても綺麗で分かりやすい資料だった」とのお声をいただき、資料作りの経験としても学びが多かったです。

発表資料の一部

登壇の裏側にあった社内メンバーのサポート

野口:今回のCEDEC登壇では、エンジニアやプロジェクトメンバーに限らない、多くの社内メンバーからのフォローにとても助けられました。エンジニアマネージャーの中原さんはかなりの時間をかけて親身に資料作りや検証のサポートをしてくださいましたし、社内メンバーも日常業務での関わりの有無に関係なく、多くの方が業務で忙しい中リハーサルに参加してくださり、忌憚のない意見をもらえたのがとても嬉しかったです。リハーサル後にいただいたフィードバックを踏まえ資料修正したのですが、その後のSlackのスレッドでも50件を超えるやりとりをして改善していきました。また前日や登壇前には全社チャンネルで声援を送っていただき、DMでも応援メッセージを複数頂ける等、本当に会社メンバーには勇気づけられました。今回のCEDEC登壇はみんなのサポートなしには実現できなかったと心から思います。

Slackでのやりとりの一部
当日は社長も一緒に応援!

今後登壇にチャレンジしたいと考えている皆さんへ

野口:正直なところ登壇が決まった当初は「自分なんかに務まるだろうか……。」という気持ちが大きかったのですが、一度登壇すると決めたらあとはもう目の前の問題や準備にがむしゃらに取り組むしかなく、それを続けていくことで気づいたらいつの間にかそれが自信に繋がっていきましたし、そういったチャレンジを後押ししてくれる風土がポケラボにはあると改めて感じました。なのではじめは自信がなくとも、「とりあえずやってみたら自信や経験は後からついてくる」という意識でチャレンジすることも大切だと思います。

CEDEC2023の記念品

毎年新しく公募にチャレンジするメンバーも多くいる中、登壇チャンスを掴んだ野口が社内メンバーと一緒につくりあげた今回の発表。親身に、そして真剣に、資料や発表のフィードバックをする上長やメンバー、そして受けとった内容を確実に改善につなげられるよう努める野口の姿に心があたたかくなりました。
引き続き、日常業務に留まらずチャレンジしていく姿勢で多くの経験を積み上げ、よりよいゲームづくりに繋げていきます!

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