読書日記120「時代を生きた女たち」−植松三十里

「帝国ホテル建築物語」を読んだ後Amazonにおすすめされたこの本を読むことにした。全部で35人が紹介されていたが、自分が読む前から知っていたのは11人だけだった。既に知っている人物でも知らないエピソードを学ぶことが出来、興味深かった。

この本を読んで1番印象に残った人物は、沢田美喜だ。学生の頃史料集の端の方に小さく紹介されていて、知ってはいた。当時も興味を持ち、電子書籍で調べたが、あまり詳しい情報が出てこず、それきりだった。この本を通して、当時知りたかったより詳細な人物像を知ることができ、嬉しかった。特に、彼女が混血児のための施設を作るきっかけとなったエピソードが印象に残った。

自分が知るきっかけを上手く掴めていないだけで、まだまだ色々な歴史上の人物がいるようだ。この本を通して久しぶりに人物を起点として歴史の奥深さを感じることができた。

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