読書日記5「ノッキンオン・ロックドドア」ー青崎有吾


この本を読むきっかけは、箱推ししているなにわ男子の西畑大吾さん主演でドラマ化されることだった。

読み始めた最初は1話完結型の30分ドラマを観ているような感覚だった。ストーリーの展開は早いし、次々と話が別の事件に移っていく。普段あまりミステリー小説を読まない私にはこの展開スピードはありがたかった。ミステリー小説は犯人の動機にある程度納得ができるものとできないものがある。(と個人的には思っている。)前者は納得しつつも読後感は良くはないし、(犯人がサイコパスなどの)後者はただ単に気持ち悪いだけである。また、トリックを見破りたいと思うタイプでもないのだ。

読みやすいけれど、「この感じで2巻に続くのか…。飽きてしまうかもしれない。」と思い始めた時、複数の話にまたがる主人公たちの過去のストーリがあることが分かってくる。主人公たちのスピーディーな問題解決にスッキリしながら、過去のストーリーも楽しみに2巻を読みたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?