見出し画像

母が若年性認知症になった

大好きな大好きな母。いつも私のことを信じて選択させてくれた、背中を押してくれた大切な母。

そんな母が認知症と診断された。

2021.06    母が突然仕事を辞めた。実家は県内だけれども50km以上離れているし、コロナ禍もあって年に1回帰省するかどうか…という状況だった私の元へ、妹からのSOS。最近の母の様子がおかしいから心配だ、様子を見に帰ってきて!と。

母自身は、ちょっと疲れちゃった…という感じだったが、更年期や認知症も疑いが捨てきれず、私たち娘の中で受診ができるようにと話が進む。

2021.09  姉2人の力も借りてやっと初診。初診のその日に介護保険申請を勧められた。MRI検査の結果、海馬の萎縮が認められてアルツハイマー型認知症と診断が言い渡される。

母53歳、私25歳のできごとだ。

仕事の関係で受診についていくことはできず、姉と妹に任せ切りだったが、いよいよ実家に帰ることに。

妹から様子は聞いていたけれど、なんだかドキドキしてしまう。母は少し疲れた様子。連日受診だ、介護保険などの申請のための面談だ、これをやろうあれをやろう…と予定が詰まっていたら疲れるよなぁと思いながらすごす。姪っ子がいたから、ゆっくり話はできなかったけれど父の母に対する関わり方について不満しかないから、近いうちにまた帰省しようと思った1日だった。

他の姉妹が母に対して積極的に関わりにいこうとする姿を見ると私は冷たい人間なのだろうか…と不安になる。しかし、子どもは親の介護のために生まれているわけではないと思っているから、周りに合わせすぎて私生活を犠牲にしないように、ほかの姉妹にばかり負担がかかることがないようにバランスをとっていきたい。

これからどうなるのかわからないけれど、大好きな母が幸せに生きていける道を模索しよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?