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16.自分が大罪人であることを知る

私は大罪人です。

毎日、たくさんの動物の命を食べています。

植物の命も奪って食べています。

動物はダメで、植物ならOKなのでしょうか?

どちらも生き物であり、私は、その境界線が理解できません。


私が外を歩く時、蟻を踏み殺すことを、意識すらしていません。

自分が快適に過ごす為、自分の欲望を満たす為、いろいろな生物を、毎日、山のように殺して生きています。

人間一人の命と蟻一匹の命、人間のほうが尊いと決めたのは誰なのでしょうか?

人間が地球の最強種族だから、このような横暴が許されているのでしょうか?


蟻からみたら、私達人間は、「神」のようなものです。

蟻は、人間が何の意味があって自分を殺したのか、その意味が、まるでわかりません。

ひょっとしたら、人間の世界では「聖人」と呼ばれるような方が、他の人を助ける為に、外を出歩いたのかもしれない。

その為に、蟻は踏み殺された。

聖人は、その事に気づきもしない。

殺された蟻も、何も理解できずに、ただ、死ぬ。


世界はこのようなものであり、人間にとっての「神」とは、蟻にとっての「人間」のように、ただただ理不尽な存在であると、私は感じています。


私が伝えたいのは、このような理不尽な「神」という概念が、現実に存在するということ。

本当の神とは、自分だけを助けてくれる、都合のいい存在ではないということ。

自分が蟻を踏み殺しているように、神にとって、自分がただの「蟻」であるということを自覚し、理不尽を受け入れること。


そうすることで、自分が何者であるかを悟り、身に降りかかる困難に対し、寛容になれます。

寛容になれば、心が落ち着きます。

心が落ち着くことは、良いことです。

いろいろと諦めてみましょう。


まだ命が残っているなら、その命で次に何をすれば良いか、答えを見つけられるはずです。

次回の予定は未定です。気長にお待ちください。

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私の文章を読んでいただいて、ありがとうございます。