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松の木の夫婦 風水編

私の住む借家が建っているのはマンションが多い住宅街のど真ん中で、道路の突き当たり。風水では大きな建物は「山」、道路は「川」と見立てるが、いわゆるT字路の正面に建つ家は、川の水のように流れる「気」が常に家にぶつかり良くないのだ。そんな場所に会社などがあると、オーナーが変わったり、倒産したり、繁栄は難しいこともある。看板や社名などに気を配って難を逃れる。あるいは実際に大きな鏡などを置いて、大量に流れ込んでくる気の流れを変える場合もある。(設置物や場所については諸説あり)

夫はそういうことは気にしない人なので、特にこだわらず引っ越してきた。以来、一日中マンションに遮られずに差し込む日差しの恩恵にあずかっている。昨今、風水を考えて家を建てる人はそう多くない。だからこの家を建てた人もきっと風水より日当たりを優先したのかもしれない。

ところで、情緒編に書いたオンコの木について、例えば「家」を南面して座す「天子さま」と見立てると、まさに左大臣の側に雄の木、右大臣側に雌の木という配置になる。恐れ多い話だが方位はピッタリ当てはまる位置にある我が家なので、いいこと探しの一環としてそう考えることにしようと思う。(写真は本日たっぷりと雪をのせた我が家の雄のオンコ)

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