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ポンデベッキオnote:人生

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人生や社会、世代や地域に関する記事のまとめです。
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記事一覧

睡眠負債おじさん

睡眠負債という言葉をご存じだろうか? 睡眠負債とは睡眠学の権威である柳沢教授がよく用いる言葉である。柳沢教授によれば、日本人は世界一の睡眠不足大国であり、多くの人が睡眠負債を抱えて相当頭も体も弱っている状態なのに、それに気が付かずに日々暮らしているとのことだ。 睡眠負債の影響は我々が思っている以上に大きく、1時間の睡眠不足が10~11日続けば、人と脳は徹夜明けのような状態までボロボロになってしまうそうだ。4時間睡眠など極端に短い睡眠時間の場合、わずか3~4日程度で徹夜状態

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みなしおじさん

発言小町への投稿を元に書かれたネット記事がツイッターで話題だ。 その内容とは『華々しい20代を楽しんでいた元才色兼備の女性が、30代で結婚すると思っていた男性に振られてしまい、婚活に挑戦するも挫折、結婚を諦め大学に入りなおして研究者を目指すもそれも挫折、気が付けば何もない40歳のおばさんになってしまった』という、婚活漫画に出てきそうな典型的な行き遅れ独身女性の嘆きであった。 そんな40代独身おばさんに対して記事の書き手は『0歳から39歳を人生のシーズン1として区切り、40

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なぜネットでついた嘘は必ずバレるのか?

中年おぢさんになるまで生きて来て一つ自信を持って言えることがある。それは”でっかい嘘は必ずバレる”ということである。 それは嘘が軽いネット社会でも同様だ。アカウントを消せばすぐにトンズラできるSNSやマッチングアプリでは嘘も方便と言わんばかりに経歴、年収、異性経験、学歴、既婚未婚、はては性別までありとあらゆる分野で嘘や虚構が横行している。 筆者が若かりし頃のインターネット世界は今以上に嘘が多かったように感じる。しかし当時のインターネットは現実と切り離された虚構の世界である

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独身仲間は”45歳独身狂う説”を倒せるのか?

生涯未婚率の上昇が止まらない。特に女性よりも人口が多い男性の未婚率の上昇は顕著であり、30年前には10人に1人程度しかいなかった生涯未婚男性の割合は2023年には4人に1人にまで増加した。厚生労働省の予想では10年後には3割の男子が未婚のまま生涯を終えると予想している。 筆者は以前より、独身のまま45歳を迎えると男女問わず狂うと提唱してきた。しかしその理屈でいくと日本の男子の4人に1人が狂ってしまう計算となる。えらいことである。 陰キャのトー横ツイッターでは結婚したり子供

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なぜ中年になると趣味が楽しめなくなるのか?

ツイッターであるはてブ記事が話題となった。その内容は30代後半になり、いよいよ趣味が楽しめなくなって来たアラフォー男性の心の叫びであった。 趣味を楽しめなくなってしまい困惑する独身アラフォー男女の話はネットに溢れている。趣味には映画や漫画、スポーツ観戦といった消費型の趣味と創作やスポートなどの生産型の趣味がある。そのどちらも40歳前後になると、どうにもしんどく感じ出してしまうのである。 趣味を楽しめなくなった中年に対して投げかけられるアドバイスは大抵決まっていて、それが『

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東京が沈む日

東京の一極集中がさらに加速している。 コロナ禍に広まったリモートワークにより、東京一極集中が是正されるのではないか?といった空気が盛り上がったのも束の間、コロナ騒動の終結に合わせて再び東京への転入者が急増している。 2022年の東京転入者数は4万人弱、東京首都圏(東京、神奈川、千葉、さいたま)の合計転入者数に至ってはなんと10万人という凄まじい数字をたたき出した。毎年少子高齢化により60万人の日本人が消滅しているにもかかわらず、東京は人が急激に増え続けているのだ。 さら

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追い詰められてる奴、”カリスママン”になろう

『カリスママン』という漫画をご存じだろうか? カリスママンとは本国で弱者男性、チー牛男子として女性から馬鹿にされる白人男性が、日本に入国したら突然女性からモテモテの”カリスママン”に変身するというアメリカンコミックだ。 カリスママンはモテるだけではなく、企業の面接でも圧倒的なカリスマ性を示し、能力のある日本人男女を押しのけて正社員の座を獲得する。本国ではマクドナルドでアルバイトをし、日々白人女性たちから馬鹿にされる生活をしていたカリスママンは日本に来ることで強者男性に生ま

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ディズニーは女にとってのドラゴンボールである

ディズニー作品には女の夢が詰まっている。 筆者は結婚するまでは言うほど真剣にディズニー作品、特に女性向け作品を見たことがなかった。しかし結婚し娘が誕生、その後に始まったストリーミングサービスであるディズニープラスに加入したことがきっかけで、数々の女性から支持を受けるディズニー作品を見ることになった。その結果、一つの結論に辿り着いた。 ディズニー作品が多くの女性から人気を集める理由、それは”女の夢”が詰まっているからだ。そう、ディズニー作品は男にとってのドラゴンボールと同じ

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ロスジェネ世代は三度焼かれる

極寒の就職氷河期に晒されボロボロになりながらなんとか生き延びてきたロスジェネ世代が再び大きな問題に直面している。それがえげつない少子高齢化により年々負担が大きくなる社会保障費、毎月の給与から天引きされる巨額の税金である。 極寒の就職時期を乗り越え、30年近く雀の涙程度の昇給を積み重ね、齢50になりようやくそれなりに稼げるようになって来たロスジェネの給与からモリモリと税金が引き落とされて行く。毎月給与明細を見る度に総支給額と手取りとのあまりの差に愕然とする40代50代のサラリ

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弱者男性はどうすれば救われるのか?

ツイッターのトレンドにまたもや『弱者男性』のトレンドが返ってきた。理由は某インフルエンサー主催の弱者男性合コンだ。 白雪姫の愛称でも知られる小人たちの女王によって開催された弱者男性合コンはネット配信されており、そこに映し出されたのは素朴そうな男性たちが女性と仲良く飲み会をしている映像であった。 それを見た一部のツイッター民たちが『なんだよ弱者男性いねーじゃん』『まともな男女のファンミーティングにしか見えない』と弱者男性合コンの冠に偽りがあるのではないか?と嚙みついたのであ

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暴力性が高い男は本当に幸せなのか?

頭脳にはそこそこ恵まれたものの、気が弱いせいで結婚や仕事などが上手くいかずにしんどい人生を送っているチー牛男子たち、彼らがが求めてやまないものがある。それが”暴力性”だ。 暴力性とは主にヤンキーや体育会系、ツーブロックゴリラタイプのハイスぺ男子たちが持つ男性ホルモン由来の行動力や戦闘力、屈強な肉体を指して使われるネットミームである。ネットで使われる暴力性は”男らしさ”とほぼ同義である。 ママやパパに従って勉強を頑張り、地味ながらも大手の優良企業に就職、あとは恋人を見つけて

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明るく楽しい”失われた30年”、平成とはどんな時代だったのか?

平成という時代は一体どのような時代だったと言えるのであろうか?我々ロスジェネ世代が青春時代を過ごした平成という時代について今日は総括してみたいと思う。 平成時代とは1989~2019年のおよそ30年間続いた時代のことであり、”失われた30年”と呼ばれることも多い。何が失われたのか?それは”経済大国ニッポン”だ。 平成の30年からを1990~2000, 2000~2010, 2010~2020年の前期、中期、後期の3つの期間に分けてみていこう。 平成の前期に起きた最も大き

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人生のスランプから抜け出す3つの方法

スポーツ選手や創作家はもちろん、サラリーマンや専業主婦、誰しもが人生において経験することがある。それが『スランプ』だ。 スランプは物事が順調に進んでいる時に限って突如襲い掛かってる厄介な存在である。絶好調だったプロ野球選手が突然全く打てなくなる、さらさらと書けていた筆が途端に止まってしまい小説が書けなくなる、先月は営業成績トップだったのに今月は1件の仕事も取ってこれなくなってしまった、毎日テキパキとこなせていた家事育児が何故かスムーズにこなせなくなってしまった。スランプはそ

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”やり返したらダメ”という呪い

有名なネットミームに”争いは同じレベルの者同士でしか発生しない”という言葉がある。 相手の攻撃にマジになって反撃するのは同じ低レベルなものだけで、上のレベルの人間は相手にせずに無視するので争いがそもそも怒らない、という意味で使われている。一見もっともらしく聞こえるが本当にそうだろうか? 確かにSNSなどで有名人がどこの馬の骨ともわからない素人に絡まれてそれにわざわざ反論しているのを見ると、相手にせず無視すればよいのに、と筆者も感じてしまう。しかしそれは”一線”を超えていな

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