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【気まぐれトリリンガルへの道〜BABY CHINESE編2〜】ドリアンは好き?

【はじめに】

你好!
早速調子に乗って中国語で挨拶なんかしてみました。でも正しいイントネーションはまだわかってません。だって今ちゃんと教わったの「私は辛ラーメンが好き!」だけだもん。

今回のポイントは、

  • I like〜の否定文、疑問文とその回答の作り方がわかる

  • 犬・猫・ドリアンの中国語がわかる

てことで早くも第2回です!
初回からみたい方はこちら。学んでる最中も、練習用も音声ちゃんとついてます。


【No.2 ドリアン好き?】

てことでね、今回はちょっと英語の教科書の順番っぽく進めてみました。
そう、否定文と疑問文!これがないと会話ができませんから。

なんでドリアン?という問いに関しては、まあ音声を聞いてもらうか、あとがきでも読んでください。特に深い意味はありません。単純にちょっと変な文とか、ケアンズならではの方が面白いじゃん、と、そんだけ。

てことでサムネにもあるけど、今回もNeroお手製の復習ノートがこちら!

発音が書き込んであるところが新出漢字、色がついてるのが新しく勉強するものですね。前回の内容にはちゃんと読み仮名をつけてくれないスパルタっぷり。大変好みです。ありがてぇ。

思ったより難しくないジャーン!とちょっと舐め腐ってる柑橘の授業風景は以下の音声でお楽しみいただけます。

【気づいたこと】

今回も本人に根掘り葉掘り文法について聴いてますが、学んだことを残していきます。

【否定めっちゃシンプル】

英語の否定文・疑問文にはある"do"がないんですね。助かる〜!!!
語順も変わらない!ありがてぇ〜!

無理やり英語で表現するなら、
I like a durian. が、
I not like a durian. になる感じ。
しかもnotにあたる否定語も「不」なので、馴染みがある。大変ある。
ただし読み方は「ぶ」です。あんまり可愛くはないね。でも否定っぽいなーと感じてしまうのは私だけでしょうか。基本は日本語だと「不可能」「不信感」「不安」とか全部清音(濁らない音)の「ふ」ですね。日本語でも「出不精」とかは濁って「ぶ」にはなるけど、これは連濁とかいう前の単語との関係だから、ちょっと理由が違う。
それでも「ぶ」の方が否定文を表現するのに「しっくりくる」と感じてしまう私がいます。不思議。濁音にマイナスイメージを感じる「濁音減価」という現象は言語学でも言われているので、それに引っ張られてるんでしょうか。

ちなみに意味的には、「好きの反対」まで行ってしまうらしいので、直訳の「好きじゃない」よりは、「dislike:嫌い」の方がこの表現のニュアンスとしては近いんだとか。

我不喜欢榴莲。
I don't like a durian.
ドリアンは嫌い。

「あんまり好きじゃない」とやんわり伝えたい時はまた何かしら足すんでしょうね。

【疑問文も日本語寄り!】

「可(か)」を足せばいいのかと思ったらまさかの「吗(ま)」だった。マ?
音声でも一人で勝手にツボってますが、JKの使う「ま?」はなんと中国語から取り込んでいたとは……!

はい嘘です。あれは「まじ?」をさらに短くして一文字にまでしちゃったやつです。

まあでも最近は「マジで」の代わりに、韓国語の「チンチャ」を使う日本の若者もいると聞き及んでおりますし、なんなら私も日本から来たワーホリの子が実際に使ってるのを耳にしたことはあるんでね、その前が中国語の疑問を表す語「吗(ま)」から取り入れてたと聞いても疑問を持たなそうです。

無理やり英語で表現するなら、You like a durian do? みたいになるようなもんでしょうか。
疑問文でも語順を変えずに最後に一文字付け足せばいいだけなのは良いですね、簡単で!

【答え方もちょろい!】

英語って、Do you like cats?って聞かれて Yes, I like!って同じ動詞使っちゃうとちょっと違和感ある、みたいな地味にダルいルールあるじゃないですか。

中国語はこれがないんだって!!最高。
你喜欢榴莲
-我喜欢/喜欢。
-我不喜欢/不喜欢。

同じlikeを解答にも使える、なんならこの場合は主語言わんでもいいらしい。
楽ちん!!!

【英語のdoについて補足というか念押し】

ちなみに、音声でもNeroが言ってますが、英語の否定文・疑問文になると急にdoが"発生する"と思ってる方、それ勘違いですからね。

本当は逆。肯定文にももともとはあったdoが、時の流れと共に省略された形の方が一般的になって、方や否定文・疑問文ではしぶとく常用として残ってるって話です。我々は長い英語という歴史の一断面を観察しているに過ぎないのです…ああ諸行無常。未来の英語では否定文や疑問文のdoすら淘汰されているかもしれませんよ。

【猫⇨素晴らしい、犬⇨え???】

これは単純に語彙の話です。
中国語でも猫は「猫(Māo)」で、鳴き声は「喵(miāo)」だそうで。

猫好きとしては「良い!」の一言。英語のmeowにもかなり近いですね。
問題は犬。この漢字は「盲導犬」とか「レスキュー犬」のように、役職のある犬に対してしか中国では使わないらしいです。
一般的に犬を表すのは、「狗」こっち。日本語でだと私は「天狗」でしかみたことない。でも確かに「いぬ」だと知ってる。でも天狗を「犬」としてみたことは一度もない。変なの。

そこまではいいんですよ。許すよ。でも問題は発音。
「狗(Gǒu)」
強そう過ぎない??
で、鳴き声は「汪(wāng)」。繰り返して使うことが多いって。これはいいよ。

猫はすごい鳴き声も「猫」の読み方もキレーにセットって感じなのに、犬のバラバラ感ときたら。まさに恣意的。

【イントネーションが覚えられん】

これね、前回のを自分でブツブツ言いながら気づいたことです。
漢字とか、読み方はなんとか引っ張り出せるの。まあ「我」とか「喜」なんて、日本語でも使ってるしさ。問題は、それを中国語のどのイントネーションで読むのかがすぐわかんなくなること。というか迷子になります。

1単語ずつはとりあえずそれらしいイントネーションで言えたとしても、文にしようとするとなんか迷子になるんです。これは日本語とか英語ではあまりなかった新感覚。楽しい。脳みそに新しい回路を引こうとゴリゴリ茂みに分入ってる感じがたまりません。

てことで次回は単語回にして、好きなものを色々入れ替えつつ、4種類あるというイントネーションをもう少しガッツリ教えてもらうつもりです。

【発音練習】

恒例の発音練習タイム!イントネーションを覚えるためにも、ここは反復しかありません。前回同様、ゆっくりバージョンでは中⇨英⇨日とトリリンガルバージョンで録り下ろしてくれています。

①ドリアン好き?ー好き。

②犬好き?ー好きじゃない。

③猫好き?ーすき

④ネイティブスピードにチャレンジ!


【おわりに】

今回もブツクサ言いながらも第3言語を興味の赴くままに気まぐれに学んでいく様子をお楽しみいただけたのではないでしょうか。やっぱ言語学習に関して、というか成長意欲強いんだなー私、と再認識しましたね。つまりはドM。いやはや楽しい。

シェアハウスで気軽に顔を合わせたら始められるという抵抗の低さも大きいですね。あとちゃんと言えるとちゃんと褒めてくれる先生の優秀さもあります。学習の継続にはやっぱりいろんな要素があるなぁと再認識しました。

てわけで、今回のポイントは、

  • I like〜の否定文、疑問文とその回答の作り方がわかる

  • 犬・猫・ドリアンの中国語がわかる

以上です。
それではまた第3回か、Adult Japanese編でお会いしましょう。

May everyone decide to be stronger.
See you later!

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