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【気まぐれトリリンガルへの道〜BABY CHINESE編3〜】まお、まおぉ、まぁお、まお!

【はじめに】

你好!我喜欢猫!

挨拶がてらに「猫好き!」じゃないんだよって感じですが、ちゃんと今回のテーマにも関係しているので許してください。

今回は、よく言われてるのは知ってるけどあんまりよくわかってない「中国語の4つのイントネーション」についてガッツリ解説してもらいました。
だからタイトルがなんか猫の鳴き声みたいなの。
前回2回とは違って、発音に大特化した回となっております。中国語を知ったかぶりたい方にもおすすめです!


【No.3まお、まおぉ、まぁお、まお!】

今回に限っては文じゃないのよもはや。
なんとなーく聞いたことのあった、中国語の発音。
私の大好きなニャンコを表す単語を例にとると、こんな感じになるそうです。

猫かわいい

全部音としては「まお」
でも、イントネーションを上げ下げすることで、全然違う意味になってしまうそうで。

むずいやん!!!
と絶望のあまり笑っている私の様子は以下の音声からお楽しみいただけます。

「ま」バージョン。これが一番有名かも。

今回は意味よりもイントネーションの4パターンを刷り込むことに特化させています。
にしてもこのノート、Neroが作ってくれてるんですが、右下の日本語ちゃんとしててすごいですね。見習わないと。

【気づいたこと】

今回は私からお願いしてフレーズじゃなくイントネーションの基本を教えてもらったのですが、そこでの気づきを書いていきます。

【2つ目と3つ目の違いがわからん】

3つ目のね、「一回下がって上がる」が難しい。そしてさらに、2つ目の「一回下がりはせずに上がるだけ」との区別がつかぬ。音声の中でもぶつぶつ言ってるかもしれません。

3つ目の発音は、「スケボーの跳び上がる時」が私にとってのイメージ。
Neroいわく、首をうなづくように動かすことで「上がって下がる」を身体的にサポートさせれば良いとのことでした。

歌声でビブラートかけたい時に、下顎を動かすことで補佐するのと同じ感じですね。

でも音声でNeroがすごくいいことを言ってくれてました。

多少イントネーションが違ってても、ネイティブなら文脈でどの意味が言いたいのかわかるからそんなにカリカリしなくて大丈夫だよ

的な!
確かにそうですよね。よく英語系youtubeなんかで「riceとlice」の違いを日本人がちゃんと言えない、みたいな不安を煽ることを言ってるのを見かけますけど、

文脈から推測できるよ。

もうちょっとお互い優しく生きようぜ。
そもそも方言まで含めたら「ある言語を完璧にマスターする」なんてできないんだからさ。

【いうて日本語よ、お前も大概だぞ】

これね、「人のふりみて我ふり直せ」でしかないんですけども。

が降るセーターを編め
その医師との意思疎通を試みた
を貼った噛みちぎった
過去カッコイイ格好をした人がカッコウい込むという事件があった

文そのものに対した意味はありませんよ。お伝えしたいのは、

日本語だってイントネーションで意味変わるじゃん
小さい「っ」を入れる入れないって英語話者には難しいんやで
長音と短音で意味が変わるのだってよくわからんのやで

ちなみにNeroは音声と温泉がごちゃごちゃになって混乱してた。
とある英語ネイティブは、「みず」と「みそ」がうまく言い分けられてませんでした。「この区別ができないのか!」という新しい発見でしたね。

【日本語の表記のアタオカ具合】

これは、中国語を齧り始めてから「本で読んだことがあった」から「本当にそうだ!」と体感まで落とし込めたことです。

日本語って表音文字と表意文字を混ぜて使いこなしてるのね。すげぇ。

表音文字・・・書き言葉が”発音”を示している文字
表意文字・・・書き言葉が"意味"を示している文字

ということで、まあ読んで字の如く、です。
そして英語は表意文字、歴史のせいでシンプルとは言えないくらいではあるけど、アルファベットは意味よりも読み方を示しています。言い換えると、接辞を除くと文字面から読み方は予想しやすいけど、意味は予想しづらい。

一方中国語は、表意文字なんですよね。日本語でも基本的な漢字をヒエログリフ(象形文字)みたいに由来を説明したりしますけど、基本は意味を表します。意味はなんとなく理解できるけど、その逆で読み方は推測しづらい。

で、日本語はというと。
ひらがなとカタカナは表"音"文字
漢字は表"意"文字

なんですよね。

日本古来の大和言葉は表音文字(ひらがな)だったのに、
中国から漢字が入ってきて表意文字(漢字)も取り込み始め
英語を表記するのに再び表音文字(カタカナ)を作った

まあ私は言語歴史学者でもなんでもないので、あくまでも素人の理解ですが、そう考えると日本語って適応能力高いですね。

【発音練習】

音声でも言ってくれていた、イントネーションを学ぶための中国語版ABCの歌…?がyoutubeにはなかったらしいので、Neroが練習用音声を自作してくれました!優しい。良い先生だ。

てことで、私と一緒に練習して言い分けられるようになりましょう!
まずは今日のタイトル「まお」ですね!お猫様を崇める奴隷としては、猫はやっぱりちゃんと言えないといけませんから。

続きまして、なぜか一番有名だと認識している「ま」ですね。

この後は、母音のみにしたバージョン「あお」と「あ」です。全部作ってくれる優しさよ。


【おわりに】

いやーよくわからないところにあえて突っ込んでみただけに、あまりのわからなさに終始絶望の笑いを漏らす回となってしまいました。

ただ、どの言語でもそうですが、母語話者はこの違いを生まれた時から何万回何億回と聞いてきて、時には周りの人に修正されて生きてきたわけです。
たかだか中国語接触時間3時間かそこらの私が正確に再現できるわけもねえや。

ってことで、気長に地道に練習しつつ、ちょこちょこNero先生に褒めてもらってモチベを保とうと思います。

てわけで、今回のポイントは、

  • 中国語のイントネーション4つがわかる

  • 麻婆豆腐が中国語で発音できる

以上です。

【2024年4月26日追記】

今後、noteへのこのシリーズの更新は行いません。
音声コンテンツのみでの更新になりますので、よければ各種音声配信サービスサイトよりお楽しみください。

standFM

Apple Podcast

Spotify

Amazon music for podcasters

それでは、今後は音声コンテンツとしてお会いしましょう。

May everyone decide to be stronger.
See you later!

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