働き始めて丸2年経とうとしているので
キリの良いところで今思ってることを記します。
ここに記すこと全て完全に個人の意見ですのでそういうのもあるんだなあくらいに留めて頂けると幸いです。

マイナス2年目

私の外資キャリアは実質4年前に遡ります。
理由は長期インターンに参加していたからです。
詳細については別記事を参照してください。

このインターンは本当に素晴らしいもので、選考の一環ではありましたが、「何をしても構わない。
ただ会社や社会にインパクトを与えてください。」というお題だけで何をしても許されていました。
何をすればいいか全くわからない状態でしたが、色々な人とお話するうちに、幸運にも当時かなりホットだった教育系の大規模プロジェクトに参加させてもらえることになりました。教育現場や各機関に関わる提案活動のお手伝いをさせてもらって今でもその経験は私の人生の糧になっていると思います。
またその活動で関わってくださった方々から是非一緒に働きたいと言ってもらえて最高に幸せでした。
そういうこともあって迷うことなく私はその企業で働きたいと思いましたし、幸運にもその願いが叶いました。

マイナス1年目

それからしばらく経って2回目のインターンが始まりました。内定者インターンです。
前回から引き続き教育系のプロジェクトに関わりたいと思っていましたが、そのプロジェクトはすでにクローズしていました。
そこで今回のインターンでは企業の製品理解を進めたいと思い、業務理解の傍ら、企業がリリースしているローコードアプリケーションを使った業務管理アプリの作成および普及活動を行っていました。
2回目のインターンは前回ほど達成感のあるものではありませんでしたが、それなりに楽しくできていたと思います。

ターニングポイント①

みなさんは「ターニングポイント」と聞くとどういうイメージを持たれるでしょうか？
私がこれから言うターニングポイントはどちらかと言うと無職転生の転移事件くらいのイメージですね。
無職転生というアニメを知っている方にはネタバレかもしれませんが、どういうことかと言うと、内定していたロールから今後働くロールが変更になったという事です。
ロールと言うのは外資ではよく使う言葉ですが職種のことです。そして私の場合そのロールが営業からエンジニアに変わりました。私の希望と部門の方針と色んな要素が組み合わさってそういうことになりました。
私は推測で話すのは好きではないので私の目線から話せることだけ言うとすると、私の希望と言うのは単純で、もっと自社のソリューションの理解を深めたいと言うものでした。なぜ理解を深めたかったかと言うと、お客様に最適なソリューションを提案する営業なのに製品のことを何も知らないまま売り込むことに抵抗があったからでした。
今から振り返るとかなり志高かったと思います。良い意味でも悪い意味でも。
それがターニングポイント①でした。
もちろん私も納得してそのロールとして働くことを決意しました。

1年目

その会社では2ヶ月間研修がありました。なので働き始めるのは実質6月からでした。
そして配属まもないころ事件がありました。その事件は周りの方に迅速に動いていただいたおかげですぐに解決しました。ですが私のこれから働こうというモチベーションに暗雲立ちこめる事件でした。
事件の詳細については話したくありませんが、例えるならチョコレートにホワイトチョコになれと言われるような出来事で当時の私にはかなりショッキングな出来事でした。
ただたまたま運が悪かったのと私のスキル不足でこういうことになってしまったから仕方ない次行こうというくらいの気持ちでした。

それでもその頃は新しいことを知れるのが嬉しいと言う気持ちが強かったと思います。毎日が新鮮に感じました。
私の所属するチームの人たちは1番歳の近い人でも10歳くらい離れていていましたが、ベテランの方たちが多く心強いとも感じていました。

そのうち組織変更があり、やりたかったソリューションエリアとは全く違う部署になりました。
と言ってもスタート時点でやりたかった所は爪の先がかすっているくらいでした。いつかはやれるんじゃないかと淡い希望を持っていたので、はじめこそがっかりしましたが、それでも頑張ろうと言う気持ちが強かったです。

夏頃インターン生が来ました。インターン生は本当に頑張っていたしすごく優秀でとても良い子だなと思っていました。メンターになることになって嬉しかったです。
一方で少し前に中途の方も入ってきていて私の立場はどうなるんだろう、まだ何もできないのにとすごく不安な気持ちでした。
案の定中途の方にどんどん案件が流れていくのを見て誰も悪くないけれど焦りと不安と混じったような気持ちで過ごしていました。それでも自分のできることを少しずつ増やしていました。

詳しい日付は今でも覚えていますが、ここでは秋頃とだけ言いましょう。
私は会議室で目が腫れるくらい泣きました。
それまで私の中では比較的順調でした。新しい仕事がどんどん決まって一つずつ解決していってそれが楽しくもありました。
なのでそれだけショッキングでした。信頼しているつもりだった人たちからそんなふうに言われるんだと思いました。
一方、私が至らないからだとすごく反省しました。
ただ今後が不安になり適切な方に相談してその件は一旦落ち着きました。

そう言うこともあって少し不安定になっていた冬の始め、転職を決意する事件が起きました。これも言いたくありません。人として許せませんでした。これを機に転職活動を始めました。

1ヶ月くらいで転職先が決まりましたが、なんということでしょう、翌月昇格と昇給をしました。違う会社でエンジニアとしてやり直そうと思っていましたがあまりにもその時の条件が良すぎたので内定を辞退しました。
この頃から私は誰も信じられなくなっていました。信じられなくなったこともありますが以前から感じていた違和感がつもりにつもっていました。飲み会の場所・時間・行動、周りの発言等詳しくは口にするのも憚られますが仕事だけではないことに対するモヤモヤもありました。

忘れもしない冬真っ盛りのある日、ある仕事のレビューを定期的にお願いしていましたが、結果的に集団の中長時間公開でガン詰されているみたいな状況になってしまいました。私が悪いんだと思い言葉に詰まりながらもレビュー会をやりきりました。
その時すでに精神状態がぎりぎりでした。仲の良い人から病院に行くことを勧められました。

そろそろ春かなあって頃、限界を感じ各所に異動の相談をしました。とりあえず色んな人と話すことを勧められたので定期的に色んな人と話しました。
この頃は比較的忙しいながらもなんとかやれてたと思います。

2年目

桜が綺麗に咲く頃、うつ病だと言うことがわかりました。
お医者さんに怒られました。産業医の方にも怒られました。なぜここまでなるまで放置したのかと。異動するか休みなさいと言われました。
とは言っても当時は外資特有の嵐の影響でポジションがありませんでした。外資特有の嵐についてここで詳しく言うつもりはないです。
この頃周りの人たちには目がおかしい、顔色がおかしいと言われ始めていました。冬の事件から夜中に不安になって寝れない症状が続いていましたがこの頃は本当におかしくなっていて朝まで泣いているのが普通でした。
そろそろ本気でどうにかしないとなと思って病院に行ったり、転職活動を再開しました。

緑生い茂る春の終わり、数週間休みました。
それまで長期療養の相談をしていましたが、デメリットばかりを説明されて取得には至りませんでした。
ただその頃には誰が見ても様子がおかし過ぎたので、ようやくとりあえず数週間休むように言われました。海外に行ったりしてリフレッシュしたのちコロナになったので結果的に数週間休みました。

時は同じく転職先が決まりました。
最後まで行くかどうか迷っていましたが、雨降りしきる頃、思わぬ方向からトドメの一言があり、転職を決意しました。
決意してからは全ての物事が軽々と進みました。

ターニングポイント②

さて、今回のターニングポイントはどこだったでしょうか？
正解は2年目の春です。
診断書に書かれた文字はわかっていたけれど圧倒的で衝撃的でした。私は病気なんだとはっきりと認識しました。
それと同時に安心もしました。このままでいいわけがない、なんとかしなくちゃと行動に移すことができました。
私が自画自賛できるポイントとしてはちゃんと行動できたことだと思います。本当に苦しくて仕方がなかったけれど自分で動かなきゃ何も変わらないし変わりたいんだという気持ちを奮い立たせていました。
結果的にこれは良いターニングポイントだったと思います。

転生後2年目続き

エンジニアは辞めました。業界的には斜め横にスライディングした感じになって全くの未経験ではないけれど未経験に近いロールをやっています。
もともと社会課題を解決するためにITを活用したかったので、より課題解決側にフォーカスしたロールがやりたかったというのが理由です。技術そのものではなく技術をどう活用していくかに興味があるということを再確認しました。またモノより人と話す方が好きだなあと言うのも思い出しました。割とこの軸は就活生時代から全くブレていなかったのでむしろ原点回帰したような感じです。遠回りしましたがようやくスタート地点に立てたかなと思っています。
また働き方や働くということに対する考え方を改めました。現在病気の影もないくらい健康優良児でしかないのですが、また同じことを繰り返す可能性もありますよね。以前の反省として余計な事に気を取られすぎていたと思っているので、まずは目の前のことをひとつひとつこなしていくことに集中するよう意識しています。すると不思議なことに任される事が増えていくんですよね。そうやってちょっとずつ新しいことにチャレンジしていってできることを増やす、それの繰り返しに尽きると思っています。
あと飲みすぎないことにも気をつけています！これも内臓脂肪増えすぎてお医者さんに怒られました笑

(おまけ)気になるお財布事情

これは色んな人に聞かれますが今なら躊躇いなく答えることができます。
はっきり言ってめっちゃ下がりました！
ドン引くくらい下がりました！
そりゃそうですよね。それまで看板料でご飯食べてたようなもんですから自分の実力ではなかったのです。
今も一応外資にはいるのでそれなりに高いお賃金を頂いていますが、それでも以前には遠く及ばずと言う感じです。出稼ぎにでも行ってたんだくらいに思っています。
なのでもし以前の知り合いの方がいたらぜひ奢ってくださいね✨
最近は「500円以内に昼飯食べるには」をずっと考えてます！笑

最後に

色々書きましたがあくまでこれは(視点P)のお話。
これが全てでもないし他が全てでもないです。
ゼロ百でない世界だからこそ理不尽なこともハッピーなこともあると思います。
みなさんがハッピーなお仕事ライフを送れることを応援しています！

宣伝ですが就活時の振り返りも以前記事を書いたのでこちらもよければ読んでみてください✨

おわり