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やっと本気で絵本を作ろうと思い立った。

以前も物語を書いて載せたのですが、思いつくままにダラダラ続けていて結末を考えていませんでした。それは流石にダメでしたね。
ふんわりこんな感じの物語というのは決めていたので、短くまとめてみることにしました。
今回は簡単な文章でのみ、次は大体の絵の配置を決めて、やっと具体的に絵本にしていこうと考えがまとまってきました。
正直、文だけでは伝わらないことが多いと思うので、説明が多かったりして絵本にするときには直さなきゃならないのかも知れません。そこのところ初めてなので未知ですが、直し直しやっていこうと思います。
でも今は気分が乗っているのでやる気のあるうちに進めていこうかと。

ヒーローになった僕

ある日布団に潜って寝ていると、目の前に
水色のモヤが現れて、誰かの声がした。引き寄せられるように
中に入ってみると、そこはなんと雲の上。
雲の王国の姫は、鳥のような羽を持っていた。
姫の持っている鏡には、時々助けを求める声が聞こえてくる。
その声を聞いて、とり人間たちは地上に向かい人々を助けている。
とり人間たちは地球のみんなを助けるヒーローだったのだ。

ヒーローってもっとかっこいい衣装とかマントとか、
マスクとかのイメージだったけど、
それを言ったら王国の姫に怒られた。
いつの間にか僕の背中にも羽が生えていて、
鏡の中が見えるようになっていた。

ある日いじめられて泣いている子どもを助けにいくよう姫から任務を任されたけど、空を飛んだこともない僕は怖くて仕方がない。

でも僕だって誰かのヒーローになりたい!

王国の人たちに励まされ、手をとって一緒に飛んでもらってやっと地面から足を離すことができた。
少しの間手を握っていないと不安だったけど、自分で羽を動かすコツを掴んだら、1人でなんとか飛べるようになった。
なんだか自分の力が信じられなくて、強くなった気分だった。
鏡に映っていた少年を見つけた。
あ!大変だ!
今日も誰かにいじめられているみたい。
身体中すり傷だらけだ。

僕は一生懸命いじめっ子を突いたり足で蹴飛ばしたりしてみたけど、誰も僕を相手にしていない。僕の姿は見えていないようだった。しかもこの世界では僕の体はとても小さい。妖精にでもなった気分だ。

いじめっ子が帰った後、少年は傷だらけになって泣いていた。
僕は少年に近づくと、手を握って恐る恐る声をかけた。
「僕、しん。実は君を助けに来たんだけど、何も役に立てなくてごめん。君の名前は?」
「僕は、だい。いつもチビとかノロマとか言われてバカにされてるんだ。でも本当のことだからしょうがないよね」
だいはそう言ってとても悲しい顔をした。
だいには僕の姿が見えるようだった。
次の日もだいはいじめられたけど、僕が手を握って素早く動くと、いじめっ子の攻撃は一つも当たらず空振りした。この時ばかりは僕は本物のヒーローばりに素早く動けた。

いじめっ子はだいが時々僕の方を見て「ありがとう!しんがいると心強いよ」とか言っているので「なんだこいつ、お化けでも見えてんのか、気持ち悪い」とすぐに逃げていった。

それから僕たちは毎日一緒に公園に行ったり、家でゲームをしたりして、一番の仲良しになったんだ。
「しんは僕のヒーローだね!」
ある時いつものように2人で公園で遊んでいたら、
「君、なんで1人で喋ってるの?」
と声をかけてきた男の子がいた。

「みんなには見えないんだけど、ここにしんていう僕の友達がいるんだ。雲の王国から来たんだって。しかもしんは背中に羽も生えてるんだよ!しんは僕を助けてくれるヒーローなんだ」

だいが得意げに話し始めたので僕は焦った。
僕の姿はだいにしか見えていない。
なのにそんなことを言ったら、お化けが見えてるとか変な奴だとか言われてまたいじめられるかも知れない。

案の定その子はキョトンとした顔でだいを見ている。
でも少しすると、
「ええええ!なになに?妖精がいるの?見えるの?いいなぁぁぁ!!!」と目をキラキラさせて僕の方を見てきた、、、
その後も2人は意気投合したようで盛り上がっている。

「ねぇねぇ、あっちに面白い虫がいたんだよ。一緒に観にいこう!」

いつの間にか、僕がいることも忘れて2人で遠くへ行っちゃった。

そろそろ僕の役目も終わりか。
僕も誰かのヒーローになれた!やったぞ!早くお母さんに自慢したいなー。
そう思った途端、急に眠気が襲ってきた。
「ふわぁぁぁ」
すると目の前にあの時と同じ水色のもや。
吸い込まれるように入っていくと、

「しんちゃん、ご飯よ−」とお母さんの声で目が覚めた。

なんだ、やっぱり夢か、でもいい夢だったな。

「おかあさーん、すっごい夢見たよ!」 
僕はすぐに夢の話を聞かせたくて、急いで台所へ向かった。

まだ荒削りでわかりづらい部分が多いとは思いますが、訂正して素敵なファンタジーの世界になったらいいなと思っています。
誰かが手をとってくれることで世界が広がって鮮やかになっていく、みたいな気持ちが自分の中にずっとあって、絵本の中にも、手をとってつながっていく、誰かが誰かを引っ張り上げてくれる、それが連鎖して周りの人も上を向けるようになっていく、みたいな。圧倒的ポジティブな未来、みたいな気持ちを伝えられたら良いなと思っています。
全然まとまらないけど、とにかく空想とか夢とか、そういうこっ恥ずかしいものでも信じて進んでいけば現実になって自信になって、自分を守る居場所になっていくんじゃないかな。
私が子どもの頃に感じたワクワク感とか、本当に目を輝かせて見ていた景色とか、あの感情を大人になっても持っている、そんなことが許される世界であってほしいです。


なんだか色々な感情がぐちゃぐちゃだけど、
最後まで読んでくれてありがとうございました!

絵本完成させるぞ!!

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