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仕事雑感#2 研究費の申請と審査

 様々なサイエンスワークをしていますポンヌフです。今回は、私の研究所でしている研究費の申請と審査の仕事について雑感です。

 研究所を開業以来、さまざまな先生の研究費の申請支援や、審査の仕事を進めて来ました。ありがたいもので、知り合いの先生や、学会で議論した先生から、依頼を頂いています。

 一応、企業にも務めているので、さける時間には限りがありますので、僭越ながら基準を作っています。

①自分の能力を高める経験ができる
②研究自体が余暇より面白い
③個人として社会に専門家として貢献できる
④自分の作りたい社会の実現に関係する
⑤本業より遥かに高額

 これらをカバーする案件に取り組んでます。ものによってはタダでも、メリットがあれば引き受けてますが、①から④を満たさないけど、普通の給料を払うよという仕事は引き受けてません。努めてる会社の仕事をするほうが、全然良いからです。

 このように企業勤めの研究所開業者は、企業の仕事を基準に、やりたい仕事を吟味でき、一定の安定した収入を得ることができるので凄く良いです。

 審査の仕事は、関連情報の調査が必要ですし、さまざまな研究者が未来をどのように見通しているかという情報に触れられます。どのような申請書が通過しやすいかという基準を勉強できます。もちろん、知り得た情報は漏らしては行けないし、他の用途では使うことは許されません。しかし、大局的なトレンドを理解し、多くの情報を自然にアップデートできる状況に身を置き、先端の考え方に触れることは自分自身の能力をの研鑽に繋がるわけです。

 審査の経験は、申請の業務経験を活かすことができます。技術や研究の新しさ、申請書の完成度、通過する可能性がどのくらいあるのかを判断するのに役立ちます。また、自分のラボで一部を分担して共同研究として申請できるチャンスや、提携先の候補や導入することが望ましい技術を提示できるのです。この点が、他の申請補助者やURAではできない私のラボの強みになっています。

 そんな感じで、研究費関連の業務を楽しんでます。新しい世界に触れられ、自分の能力が高まり、様々な研究を支援できる本業務はなかなかやりがいがあるサービスなのです。

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