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なぜ人は老いるのか -6つのメカニズム-

皆さんお元気ですか?
20代後半になって、顔面と身体の老化を感じている、しばまるです。
しばまる妻の方は、変わらず若々しくて、不思議です😮

今回は、人はなぜ老いるのかのお話です。


”老い”のメカニズム

早速、老いていく、6つのメカニズムを紹介していきます。

1. 細胞のダメージ修復機能の低下

細胞は外部の環境や内部のストレスによってダメージを受けます。
若いうちは、ダメージを修復できますが、細胞が老化していくと、徐々に修復する機能が低下してしまい、ダメージが蓄積してしまいます。
要するに、老化って、加速するんですね。。
 

2. テロメアの短縮

僕らの細胞って、一定期間で入れ替わっているんです。
例えば、皮膚の細胞は1ヶ月程度で入れ替わります。一方で、骨細胞や脳の細胞はもっと時間をかけて入れ替わり、心臓などは入れ替わりません。
入れ替わるというのは、細胞分裂で新しい細胞が生成されて、古い細胞が無くなっていくからです。
ただ、この細胞分裂には限界があって、分裂する度にテロメアというやつが短くなっていってしまい、テロメアがある程度まで短くなってしまうと、分裂できなくなり、老化が進行してしまうんです。

テロメアって、命の回数券って呼ばれているらしいです。怖〜😱
 

3. 遺伝子の変異

遺伝子の変異が起きると、細胞の制御が乱れ機能が低下します。
主に4つの要因で変異が起きます。

  • DNA複製時のコピーミス

  • 放射線や化学物質

  • 環境や生活習慣、ストレス

  • 親から子へ遺伝

昔、放射線を使って実験していた研究者の方々が早死にされてしまったそうです。日本では、原子力発電所を必要以上に怖がっている気がしますが、外に漏れない設計は必須ですね。
 

4. ミトコンドリアの機能低下

細胞の中にいるミトコンドリア

ミトコンドリアは細胞内でエネルギーを生産する重要な役割を果たしています。老化に伴い、ミトコンドリアの機能が低下し、細胞がエネルギーを適切に生成できなくなってしまいます。

ちなみに、ミトコンドリは、約20億年前に生まれたとされています。生物の進化の過程で、人と共生関係を築いているんですね。
腸内細菌とか、僕らの体の中で、生物が共生しているのって面白いですよね。ちょっと気持ち悪いですけど。😂
 

5. 炎症の増加

細胞の過剰な炎症や、慢性的な炎症は、細胞の老化を促進します。
主に5つの要因で炎症が起きます。

  • 感染症や細菌感染

  • 自己免疫疾患(関節リウマチや全身性エリテマトーデスなど)

  • 慢性疾患(慢性関節リウマチや潰瘍性大腸炎など)

  • 喫煙、大気中の汚染、化学物質への曝露など

  • 過剰なストレスや、長期間のストレス

ストレスなんて、それだけで嫌なのに、老化まで促進されたら踏んだり蹴ったりですね。。
 

6. 細胞間のコミュニケーションの低下

細胞は相互にコミュニケーションをとり、組織や臓器を調節しています。
老化に伴い、このコミュニケーションが低下してしまい、細胞の機能が低下してしまいます。要するに悪循環ですね。

ここまで老化の6つのメカニズムをご紹介してきました。
1. 細胞のダメージ修復機能の低下
2. テロメアの短縮
3. 遺伝子の変異
4. ミトコンドリアの機能低下
5. 炎症の増加
6. 細胞間のコミュニケーションの低下

老化は、6つのメカニズムが複雑に絡み合い起きています。
老化を遅らせるあるいは逆転させる技術革新が待たれますね!!
 
 

”老い”が進化の歴史で無くならなかった理由

遺伝子のイメージ

ここまで、老化のメカニズムを見てきましたが、そもそも何故、老化が進化する過程で無くなっていないのでしょうか?
(老化なんて、無くなれば良かったのに・・・)

この理由は、自然選択が、より健康な個体ではなく、より繁殖する個体を選ぶからです。

例えば、冠動脈の石灰化を引き起こす遺伝的変異は、多くの人を90歳までに死にいたらしめる可能性があります。
一方で、その同じ遺伝子が子供時代には折れた骨の治癒を助けるものでもあった場合、どうでしょうか?
90歳で亡くなってしまう前に、多くの子供を作りますから、遺伝子が次世代以降に残っていくわけです。

若いうち、色々と恩恵を受けた結果、老化していくってことですね。
……それでも、抗いたい〜!!
 
 

”老化”は幸福度を上げる??

幸福のイメージ

老化したくないと思う人は多いと思いますが、老化に良い面があることを忘れてはいけませんね。
若年層より老齢層の方が優れている点4つ紹介したいと思います!

1. 幸福度の高さ

多くの調査結果で、年齢が上がるほど幸福感が高まる傾向があると示唆されています。経済的な安定や、社会的な繋がりが主な要因っぽいです。
 

2. 幸福度の安定

幸福度の高さだけではありません。
年齢が上がるほど、幸福度が安定する傾向もあるそう。
仕事や家庭の安定、自己認識の向上が主な要因らしいですが、これは納得😌
 

3. ストレスへの対処力の向上

さらに、年齢が上がると、多くの人がストレスへの対処力が向上する傾向があるそうです。
親や祖父母って、自分よりも経験豊富で落ち着いている感じしますよね。
(ドラマとかだと、情緒不安定な両親とかも出てきますが。笑)
 

4. 感謝の増加

最後に、年齢が上がると、人生のさまざまな側面に感謝することが増えるという研究結果も。
これは良いですね〜。もちろん、若いうちから、不平不満より感謝を増やしていきたいですが、結構難しいですよね。😅
 

以上、若年層より老齢層の方が優れている4点でした。
1. 幸福度の高さ
2. 幸福度の安定
3. ストレスへの対処力の向上
4. 感謝の増加

もちろん、これ以外にも沢山良い面があると思います。😌
 

終わりに

今回は、老化の6つのメカニズム+αをご紹介しました。
1. 細胞のダメージ修復機能の低下
2. テロメアの短縮
3. 遺伝子の変異
4. ミトコンドリアの機能低下
5. 炎症の増加
6. 細胞間のコミュニケーションの低下

老化は進んでいくかもしれませんが、
心身の健康を維持して、若々しく歳をとっていきたいですね!
(しばまる、がんばれ!)

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