内向型外向人間である自分

自分自身を客観的に見てみる。

飲み会ではいつも盛り上げ役だ。人懐っこくてとてもフレンドリーな人間だと思う。

よく笑い、面白いことを常に考えていて相手を笑わせることには長けている。自分の強みでもある。

でも、実際はかなりの陰キャ。

休みで予定がない日は一日中家に引きこもり読書や映画鑑賞をしている。飲み会に誘われても自分が行きたいと思わない限り行かない。だからほとんど断ってしまう。

めんどくさいのだ。人と会うことも話すことも。一人でゆったりする時間が愛おしくてたまらない。

外面と内面にギャップがありすぎてどっちが本当の自分なのかわからない。もちろんどっちも本当の自分であるのはわかっている。

これは誰にだって当てはまるものだ。仕事の顔、プライベートの顔、家族の顔、友人の顔、ひそひそと性を満たしている顔。

どの顔も自分なのだ。それでも本当の自分の性格を知りたくて有料の性格診断を受けてみた。

結果が分かった。外向性の項目に%で計測されていた。結果は52%。

見事に内向と外向が入り混じった中間人間だった。

学生時代は野球部に所属していた。部内では誰よりも声を出しチームを盛り上げるムードメーカー的存在だった。

でも、学校生活は休み時間になっても誰とも話すことなく、机に座ったままガラケーで将棋を楽しんでいた。

別に嫌われていたわけでも友達がいなかったわけでもない。ただ人と関わるのが面倒だったのだ。

20代前半のときはよくナンパをしていた。会って間もない女の子の心を開かせる過程が楽しすぎた。

でも、僕は人見知りだ。スイッチを入れないと声を掛けられない。ナンパをするつもりがないときは声を掛けることができない。足も声もガタガタ震えてしまう。

学生時代もナンパ青春時代も今現在も基本的には内向型で、スイッチを入れると外向型に変わることができるのだ。

別にこれは苦ではない。内向モードになっている自分を楽しんでいるし、外向モードになっている自分はいつも輝いている。

特別に疲れるわけでもない。ただただめんどくさいのだ。めんどくさくて人と会うことを拒んでしまうのだ。

ときたまどっちが本当の自分なのか考えてしまうのは、素で外向的な人間を羨ましく思っているからだろう。

でも、素の自分を変えることはできないし、変えられるとしたら環境を変えるしかない。パリピになりたかったら周りをパリピで囲むしかない。

品川ヒロシの「ドロップ」を思い出す。不良になりたくて転校するのだ。

それでも心のどこかで本当の自分が存在していて核となる部分は変わらないと思っている。品川ヒロシも結局いつまでもビビりだ。

だから僕はこれからも内向な自分に外向な武器を身につけて、人生を謳歌していきたいと考えている。以上。終わり。









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