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飲み会で思い出したこと

この記事を書く前に重大なことに気づいてしまった。

かれこれ半年以上noteを続けているのだが、飲み会でnoteのネタが生まれることが多いのだ。自分がお酒を頼りにしているのか、お酒が自分の人生を支配しているのか、わからない。どちらにしても、お酒がアイデンティティーであることは間違いない。今回も飲み会で思い出したことがあったので、その話をしたいと思う。

年末に友人たちと知り合いが経営するバーで飲んでいた。そこで隣の席で飲んでいた20代中盤くらいの兄ちゃん二人組といっしょに飲むことになった。ただこちらから悪がらみしただけなんだけどね、申しわけない。


むこうの兄ちゃんたちもノリのいい人たちだったので、ワイワイと話が盛り上がった。途中からカラオケをはじめて気づいたらドンちゃん騒ぎ。忘年会というていで来たのだが、もはやこれまでの30年間の記憶をすべて忘れるくらい盛り上がった。

コブクロを歌い始めたら、兄ちゃんが「コブクロ好きなんですか?」と聞いてきた。コブクロは昔から好きで、好きなアーティストは?と聞かれたら真っ先にコブクロと答える。たまに浜田省吾といっちゃうときもあるけど。

そしたら彼は「僕も好きなんですよ」といい、話を聞くと、ライブにもしょっちゅう行っているみたいでファンクラブにも入っているらしい。

ライブか~。そういえば二十歳くらいのときからライブに行きたいと言っておきながらいまだに一回も行けてないな~。むむ、なんだかモゾっとしてきた。

ここまでめちゃくちゃ楽しんでいたのに、ふと我に返り、後悔の感情が湧いてきた。


若いころはあんなに時間があったのに、あんなに行動的でパッションだったのに、あんなにコブクロを歌いこんでいたのに。いつしか現実と向き合う時間が多くなって、自分の行動に意味がないとダメと思うようになってしまった。目の前のやるべきことに溺れてやりたいことが沈んで見えなくなってしまった。

ちがう。そうではない。


もっと意味なく楽しみたい。


よし。決めた。夢にしよう。今年の夢。2024年はコブクロのライブに行く、と家に帰ってから手帳にメモした。簡単そうで意外とハードルが高い。


イケイケの兄ちゃんに昔の夢を思い出させてもらった。なんだか若い人と飲むとパッションをもらえる気がする。定年間近のおっさんが若い人間をひきつれて焼肉を奢る行為ってそういうことなのかな。ちょっと納得。あのときはごちそうさまでした。以上。終わり。

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