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法務管理およびクライアントインテークソフトウェアを開発、提供するClio

会社名:Clio
所在地:Canada
CEO:Jack Newton
設立:2008年
調達額:$110M
調達先:T. Rowe Price Associates Inc.,OMERS Growth Equity
企業URL:https://www.clio.com
参考動画:https://youtu.be/emDhrybeiio


〈会社概要〉

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同社は、弁護士や法律事務所がクラウドベースのテクノロジーを使って、より効率的に業務を行えるようにサポートをするソフトウェアを開発、提供している。CEOのニュートン氏は、歴史的に法務管理ソフトウェアは小さな弁護士事務所向けではなく、企業を相手とする事業向けのサーバーベースのソリューションに限定されていたと語り、その課題を解決するために同社が設立されている。

〈同社の特徴〉

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①会社の管理を簡素化
クリオ管理では、会社をより簡単に運営するために、優れた管理機能が備わっている。連絡先の管理、会計、タスク管理、時間と経費の追跡、リーガルクライアントアプリ、法律事務所インサイトダッシュボードなどがある。

②クラウドでクライアントを取り込める
クリオグローでは、1つの便利なプラットフォームから、潜在的な新規クライアント、既存のクライアント、および専門家の連絡先を整理して育成している。

③法務事務所向けの業界唯一のエンドツーエンドソフトウェアソリューション
クリオスイートでは、ビジネスを効率的に進めるため、面倒なクライアントの取り込みとケーズ管理のタスクを自動化にすることができる。なので、会社とクライアントに最も収益な作業に集中することができる。


〈プレミアムサポートとセキュリティ〉

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同社は、ユーザーの会社が成功するために、受賞歴のあるチームを用意し、土日を除いて毎日24時間体制でカスタマーサポートを受けることができる。また、弁護士と法律事務所のアプリがあるため、リモートで作業する事ができたり、1日のスケジューリングを設定したりする事ができる。従来とは異なったシステムである。安全性は、業界をリードするほどの高いセキュリティで、クライアントの情報と企業のデータを守っている。

〈競合他社との比較〉

今回は、同社とLegalForceを比較する。まず、LegalForceのテクノロジーはAIによる自動化を図り、主に契約に関することを集中的にシステムをが作られている。それに対し、同社はSaaSによるプラットフォームを作り、各機能の自動化などを図っている。次に料金プランでは、LegalForceでは初期費用がかかり、月額$1200〜で、利用者の数をベースに具体的な金額が決まる仕組みになっている。一方で、同社では初期費用はなく利用するプランによって月額が変わるサブスクリプション型になっている。最後に、LegalForceの主なユーザーは日本人が占めているが、同社ではアメリカが占めている。


〈同社のビジネスモデル〉

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筆者:ASTRID JULIA(アストゥリッド ジュリア)
問い合わせ先:https://www.cro-ra.com

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