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YouTubeとTikTokなどに奪われている日本の時間をざっくり計算してみた。

今日ふと思ったことがあります。

YouTubeとかTikTokが奪っている日本人の時間って、どのくらいなんだろう。

これを計算する方法は、いくつか思いつきます。

・月間再生回数をざっくり予想して、平均再生時間をかける
  (日本人だけが日本人のYouTubeチャンネルを見ていると仮定)

・一人当たりどれくらいYouTubeとTikTokを見るのに時間を使っているのかを予想して、それを人数分でかける
   (例、10人が平均毎日2時間アプリを使っていたら、10×2×365=7300時間/年、みたいな計算をする感じ)

・YouTube社とTikTok社のアクティブユーザー数と、平均滞在時間をかける
  (2個目と若干同じ感じあるけど、こっちは企業の発表の数字を利用するイメージ)

まぁ、いずれの方法でも完璧な数字は出せないので、とりあえず1個目に紹介したやり口で適当に数字を算出してみようと思います。


月間再生回数ランキング


まずこのデータはとっかかりとして使えるのではないかと思います。


僕は非常にめんどくさがりやで、計算も極力したくはないので、めちゃくちゃ単純化して「日本人が奪われている時間」を計算してみます。


ちなみに、このサイトに登録されているチャンネル数は43000くらいらしいので、今回はざっくり4万個くらいチャンネルがあると仮定しましょう。

てことで、わかんないけど、大体放物線みたいな感じになってるんじゃね、って仮定します。

このグラフの読み方は、左の高い棒は「再生回数が1番多いチャンネルは月に4億回くらい再生されてるよ」で、右の方は「再生回数が少ないチャンネルは月間せいぜい数十万とかだよ」って感じです。


一個一個数えてたすと大変なので、大体放物線みたいに並んでる、と考えると、、、、


なんと、、、、、、、



積分できちゃう!!!!!!!!!!




みなさん、積分なんてしたくないと思うので、僕がやっちゃいます。

厳密には、放物線ではないんですが、ざっくり数字を出したいだけなのでいいんです。


で、積分なんて最近あんまりやってないのでもし間違えてるよ、って気づいた数学徒の方がいれば是非ご連絡お待ちしています。


放物線の式を積分すると、

面積は大体5.3兆

となりました。


さて、これが意味していることは、月間で日本中で大体、5兆回くらい動画が再生されていると言うことになります。

ただ、これではまだ何もわかっていないようなものです。

時間に換算していきやしょう。


動画は1回でどれくらい再生されるでしょうか。


動画自体の長さの平均が5分〜10分の間にありそうです。


音楽なら5分ほどだし、長いユーチューバーなら1時間あったりもするので、平均して10分くらいとしておきましょう。


でも!!!!


全員が、動画を全て最初から最後まで見るはずがありません。


10%くらいしかみないんです。


ですので、

5兆回×10分×10%=5兆×1分

=800億時間


と言う感じになります。ざっくり数字ですよ?


さらに、これは月間の数なので、ざっくり12倍して

1兆時間

と言うことになります。


よって、日本人全体でYouTubeに使っている時間は1兆時間です。


まぁこれはフェルミ推定なので、正しいかは知りませんが、にしても大外れしているわけでもないとしたら、恐ろしくないですか?

TikTokの時間は、一切計算してませんしね。



勘がいい人は、この記事を読んでいきながらあることに気づいたと思います。

これを見ると、月間再生回数が億を超えているのは実は5チャンネルくらいしかない。


てことで、実は放物線にすると、

黄色い部分?

実際には、もっとx軸、y軸によった形の分布にはなると思います。

だから、僕の肌感覚的には1兆時間ってのは5分の1くらいしたほうが正確な数字になりそうだなぁという感じがします。


だから2000億時間だとして、国民1人に振り分けると、

2000億÷1億÷365≒6時間

国民が毎日6時間見る、というのはあんまり考えられないので、ちょっと計算の数字が大きかった感じがします。


出典

こういうデータを使っても数字は求められそうですが、とりあえず年間1000〜2000億時間くらいはSNSアプリに「日本人の時間」が奪われているとしても良さそうです。

※ちなみに国民一人当たり平均して2時間YouTubeやTikTokを使っているとして2時間×1億2000万人×365日=876億(時間/年)というふうに計算するとより妥当そうな数字が出てくるけど、なぜ平均を2時間と置いたのかへの論理的な説明がしづらいです。これを3時間に変えるだけで1314億(時間/年)と大幅に数字が変わっちゃいます。だから微妙っちゃ微妙かもしれません。


もちろん、動画を見る時間が全て無駄な時間だ、というつもりはありません。

音楽は素晴らしい、エンタメは素晴らしい、息抜きとして動画を見るのも大事、だし、僕はYouTubeで勉強したりビジネスの情報収集をしてる。


だから、この時間(1000〜2000億時間)全てが無駄ではないです。


でも、問題だと思うことが、この2000億時間の大半は、10代の若者〜生産年齢(40代あたり)の大切な時間であるということです。


例えば、公認会計士資格は4000時間前後勉強したら取れたり、弁護士も4000時間くらいあれば取れます。


まぁ一人でそんだけやるのは大変ですけど、多くの若い人がSNSなどに使う時間を別の勉強により少しでも振り分ければ、日本という国の力全体が今よりマシになることは明らかなように思えます。


スマホも、YouTubeも、Googleも、Instagramも、全部外国の企業で、ユーザーの時間は、大きなお金に変えられて「奪われている」わけです。



ちょっと話は変わりますが、僕がアメリカの大学に留学したときに驚いたことがあります。


学生の勉強量の多さです。


課題に出される専門的な本を何冊も読み、夜な夜な3時とかまで図書館のような施設で勉強して、そこから5時までクラブに行って、朝少し寝てまた授業に行く、というようなライフサイクルを送っている奴らがわんさかいたんです。


海外の大学で出される課題の量は日本の大学とは段違いです。


4年間で4〜500冊以上は専門的な本を読まされます。(大学にもよるかも)



みんなまさにこの動画にあるようなことを徹底的にするわけです。


日本の大学生のうち、何人が専門的な武器を1つでも持って社会に出るのか、というのは個人的には疑問です。


とまぁ、余談が増えてしまいましたが、今回の記事の趣旨は、あくまで


「適当にYouTubeやTikTokに
   奪われている時間を計算してみよう!」


ってだけですので、目的はとりあえず達成できたかと思います。


ということで、読んでくださりありがとうございました。

最後に、よろしければ、あなたのスクリーンタイムを教えてください。スマホの「設定」ってアプリから見れます。

週の平均で構いません。

これは教え子のものですが、毎日13時間?って目が飛び出るかと思いました。

現場からは以上です。


正直、スクリーンタイム10時間以上
スクリーンタイム10時間以下



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