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ポップと水玉
2016年9月16日 00:55
今週の俳句です。名月やギャル旧道を走りゆく眠れどもなほ袖余る秋初め韜晦文体酔ふて何度目の八月骨冷えて菊大輪の愁嘆場滾らす痛車百台秋気澄む鷺鳴くやここは生前芒野だった言語野に名のみ飛び交ふ鶸と鶸次元立ち昇り長尺バール差せど闇作り始めて約2カ月。前回からずいぶん間が開いてしまった。そろそろ「や」以外でビシッと切りたいですね。
2016年8月16日 00:47
今週の俳句です。悲しみをチャラにしてくれ祭鱧短夜や全裸の犬も連れていく右端のIが墓石に見えて紙魚明け方の驟雨獣の姿勢かなそうめんの放射を崩す過去未来倍速で見るゴダールや茹小豆身の内に青ほとばしれ鯨の子弾倉に銀玉詰めて夏休み作り始めて4週目。メルヘンポエム禁欲。が、やや漏れ。写生句っぽく作ろうとすると、格段に難易度が上がる。ぬんんんん。
2016年7月31日 22:27
今週の俳句です。夏草や胎児に還る虎の夢木星を窓辺において冷やしスープ死に際の波立つ皮膚や蝉しぐれ波浪警報言語砕けて雨燕霊魂の肌の青さや夏氷夜光る鱗をたどり七次元目を覚ますたびに百年前の朝みんみんや庭に掃き出す壁の砂作り始めて3週目。いまだ情緒勝ちすぎ。「波・海・星・水・風・光・霊・夢」このあたりのポエム語は禁欲したいです。
2016年7月6日 22:47
今週の俳句です。床下の水路を流るる海月かな夕蝉や私が消えるまで歩くたましひの出口はこちら生ビールステテコや耳のくぼみにさわる舌書物から海をこぼして夏隣炎天や線路を駆ける馬の霊一垂と数ふる蚊帳を吊るしたり夏萩や懐紙につつむ細工菓子作り始めて1週目。「夏隣」は晩春の季語。全体に情緒勝ちすぎ。ひどい湿り気だ。しばらくは好きに作ります。