授業者がしゃべらなくていい授業研究会①
公開授業の何が嫌か。
私は授業後に行われる「授業研究会」が憂鬱です!
たくさんの人に自分の授業を見られる。
それだけでもものすごくエネルギーを使います。
それなのに!
そのあとすぐに批判必至の研究会があるなんて!
まさに地獄の第2ラウンドです。
「むしろ後の研究会の方が本番だよ・・・」なんて本音もよく聞きます。
普通の授業研究会では、まず授業者の懺悔からスタートします。
「今日の授業の反省点は・・・。」
「普段の授業で気をつけていることは・・・。」
「本当はこういう授業がしたかったんですが・・・。」
ここで授業者はあらかじめ参観者からつつかれそうなポイントを先に言ってしまいます。
だって他人から言われるの嫌だもん。
内心「今日の授業は上手くいった!」と思っていても、そんなことは言えません。謙虚な態度を見せなきゃ。後で何言われるかわからない。
その後は、参観者からの感想や質問攻めです。
参観者からの意見に、授業者はその都度答えます。
傍から見ているとそれは「参観者VS授業者」の構図にも見えてきます。
最後に、指導助言者から指導をもらってフィニッシュです。
こうやって文字で書いているだけでも疲れてきました。
公開授業って授業者に酷すぎるだろ・・・。
「厳しい意見をもらってこそ教師は成長する。」
確かに一理あるでしょう。
でもそれは、教師が前向きな気持ちをもち、余裕のある時だけだと思います。
慢性的な人手不足や多様化する業務。
今の教育現場で、
厳しい研修は実りのあるものになるのでしょうか。
先生はレベルアップするのでしょうか。
「教師になりたい!」と思う人は増えるのでしょうか。
と、愚痴ばかり言ってもダメですよね。
私は、校内の研修担当という立場から
もっと授業者に優しい授業研究会の持ち方を提案し、
実践させてもらいました。
それが、「授業者がしゃべらなくてもいい授業研究会」です。
その内容については次回!
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