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ウイスキーに飽きることはない


アラームが鳴る前に目覚める。コーヒーを淹れる。榛名湖からの帰り途に買ったパプアニューギニアの中深煎りの豆を開封し、この日初めて飲む。

しっかりと煎られている感じはするのだが、味わいはあっさりとしており、酸味もほのかに感じられる。並行して飲み進めることになるケニアの豆とは対照的な味で朝の気分によって、飲み分けようと思う。

とはいえ、基本的には同じ豆を連続して飲まないようにしている。連日飲むと舌が馴れて美味を感じられないようになるからだ。

思えば、僕はビールを飲むときも主に二つの銘柄(スーパードライと黒ラベル)をローテーションで飲むことにしている。小説もだいたい二冊を並行して読み進める(日本語小説と翻訳小説)。

でもウイスキーは同じものを連日飲んでいても飽きることはない。この違いはなんだろう。

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