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今泉力哉監督へ

わたしが、監督の作品をはじめて観たのは
『街の上で』でした。
その日、はじめて
「あ、わたしの"好き"ってこんなかんじだ」
と自覚しました。
難しいことを考えるのも、ことばにするのも苦手なので
うまく伝えられませんが、
なんか、やさしくて、おもしろくて、居心地がいいな
と感じました。

わたしが監督の映画でいちばん好きなのは
『退屈な日々にさようならを』です。
いなくなるってことはここにいたってこと。
何回観ても胸が きゅっ、 となります。
なんだか、監督とわたしって似てるなと思ったきっかけはこの映画だったような気がします。
特に好きなシーンは、太郎と千代がいっしょにご飯をたべているところと、食パンのところです。
理由は、なんとなくです。なんかいい。
監督の撮る食事シーン、毎回とても好きです。

監督の作品は、画面が青春映画のようにキラキラしているわけでもないのに、ただ何気ない日常を映しているだけなのに、わたしには、とってもキラキラして見えます。
観た後に、なんとなく、
「わたし、だいじょうぶだな」と思うことができます。
何気ない日常が好きになれます。
なんだか救われた気持ちになります。
ずっとあたまとむねにあるもやもやが、すっとします。

mellowも、アンダーカレントも、窓辺にても、愛なのにも、猫は逃げたも、あの頃も、hisも、かそけきサンカヨウも、ちひろさんも、だいすきです。
(愛がなんだは、ストーリーが得意じゃなかった)

ぬるいお湯にずっと浸かっているような、
朝起きてベッドから出られないような、
そういうなかなか抜け出せない心地よさのようなものを
監督の作品からは感じます。

監督のTwitterもすきです。
名前を本名にしてないところとか、
すぐ消しちゃうところとかも。
ツイート、これからも楽しみにしてます。

あと、監督はエゴサをしているから、
監督についてツイートすると見つけてくれて嬉しいです。
でも、悪いことも目にすることがあると思うので、
じぶんのこころも、からだも、
大切にしてほしいな、と思っています。

私が言うまでもないとは思うけれど、
きっとやさしいひとだから。
無理しちゃうこともあるかもしれませんが、
なにより自分のことを大切にしてあげてください。

これからも、作品たのしみにしてます。

P.S.
わたしも、3月に生まれた人はやさしいと思います。

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